バトルクエスト・クレンチ・ユア・フィスト ＃３
翻訳チームによるサイバーパンクニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」リアルタイム翻訳
（原作：Bradley Bond-san & Philip Ninj@ Morzez-san）
日本語版公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/
書籍版公式サイト http://ninjaslayer.jp/
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ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
「イヤーッ！」「イヤーッ！」二人は向き合うと互いにめがけて円盾を投げ放った。「イヤーッ！」「イヤーッ！」二人は同時に鞘から刺突剣を抜くと、盾を受け、そのまま高々と掲げた。ゴウランガ！切っ先の上でクルクルとコマめいて回転する円盾！なんたるバランス感覚か！ 69
2013-01-08 17:59:40
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
さらにもう一人が列から進み出る！彼はローマ剣闘士じみた兜を脱ぐと、盾を回転させる二者の一方めがけて放り投げた。投げられた回し手は……ゴウランガ！動じない！そればかりか盾の上で兜をクルクルと踊らせ始めた！「イヤーッ！」もう一人めがけ、兜をパス！「イヤーッ！」受け止め、回す！ 70
2013-01-08 18:07:09
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
闇カネモチ達がどよめく。繰り返し兜をトスする護衛戦士。彼らがそのまま脇にのくと、今度は別の15人が列から飛び出し、それぞれが四つん這いになって、五人、四人、三人、二人、一人、五段の人間ピラミッドを作った。頂点の一人はその上で倒立までして見せたのだ。 71
2013-01-08 18:21:02
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
いつの間にか桟敷上に座っていたガンダルヴァが拍手すると、他のものらもそれにならった。いわばこれはタノシミであると同時に、彼の私兵の統率力の示威である。様々な古代文明の戦装をミクスチュアさせたなんともいえぬ姿の護衛戦士達はその後も様々なムーブメントを行い、喝采を呼んだ。 72
2013-01-08 18:25:10
ニンジャスレイヤー / Ninja Slayer
@NJSLYR
「そろそろ始めましょう」一時間ほどの余興を楽しんだ後、ガンダルヴァは桟敷上で立ち上がり、一同を見渡した。「これより神前闘技を行います。チャンピオン（代理戦士）の皆様は前へお出ませい」 73
2013-01-08 18:30:51