「葬室からの励と責～イット・カムズ・レイド」 #5

Astal_jukebox @astral_jukebox

「くっ…貴様…水に何かを…」『やだなぁ…事前にお前らの事を調べたことには生意気にも気付いてたんじゃないので？…対策有りだと気付かにゃ』水使いは想定外の異物が水に混ざると制御に支障を来す。ましてホワイトが用意したのは攻性術式構築を妨害する処理を施した特殊油であった。 99

Astal_jukebox @astral_jukebox

これで汚染された水ではＳランク魔術師ですら思うように扱えない筈である。もっともその域の者なら、シャッターや壁など無視して外から雨水を呼び込むのだろうが。いずれにせよＢ相当のワイドリバーの手に負える相手ではない。彼はそれを今更ながらに痛感してしまった。「うおおおおっ！」 100

Astal_jukebox @astral_jukebox

ワイドリバーは咆哮と共に全身の魔力を限界以上に解き放つ！『おおこわいこわい』水使いの奥の手、血液操作である。彼は特攻して血流ジェットカッターをホワイトに接射し、同時にホワイトの血液をも操作して内側からも同時に破壊するつもりだ。「俺の生涯の全て、貴様にぶつける！」――― 101

Astal_jukebox @astral_jukebox

―――ミストルティン編　第三話　葬室からの励と責～イット・カムズ・レイド～ #5 終わり #6 に続く