2013-01-29 09:03:40
ライフ・オブ・パイ +

『ライフ・オブ・パイ』の人食い島が意味するもの(映画を観た後でお読みください)

『ライフ・オブ・パイ』は物語的には漂流の話ですが、原作者はその漂流に精神的な旅を象徴させています。哲学的な寓話なわけです。原作はアメリカでベストセラーになったので、それぞれの要素が何を象徴するかについて、基本的な、つまり最大公約数的な解釈が既に確立されています。とりあえず、それをメモ代わりにまとめておきます。でも、「まあ、一般的には、こんな風に考えている人が多いですよ」とか「テストでこう回答するといちおう及第点はもらえるよ」ということでしかありませんが。
by TomoMachi
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  • ああ、その節はどうもありがとうございました RT @beejoe_02: @TomoMachi こんにちは昨年、神田で迷ってた町山さんをルノワールまで案内したものです。町山さんがラジオで紹介していた映画ライフオブパイを見ました。凄く面白かったです!
  • ライフ・オブ・パイですか?どのへんが疑問でしたか? RT @beejoe_02: @TomoMachi ですが僕にもっと教養があればもっと楽しめたはずの映画なのではないかなとも思います。アメリカ映画特電で映画評をする予定はないですか?是非町山さんの評が聞きたいです。
  • 「ライフ・オブ・パイ」の一般的解釈は、この話全体が主人公の宗教探しのメタファーになっていて、漂流も魂の指針を失った状態を意味する、とうものです。 RT @beejoe_02: @TomoMachi 細かいところでいうと、1映画内における父親の役割。2食人島のエピソードは何を暗示
  • まずパイは象徴的には父親を失って、寄る辺なき世界でサバイバルさせられる羽目になるわけですね。それは精神的な放浪も意味しています。 RT @beejoe_02: @TomoMachi 1映画内における父親の役割
  • パイの精神の内部にある荒らぶるもの(怒り、怨み、獣性、暴力)の象徴ですね。それをいかにして飼いならし、コントロールするか、という話です。 RT @beejoe_02: 3虎が象徴したものとは何かだったのか
  • 世界という大海を漂っていたパイは寄る辺(信じられるもの、頼れるもの)を求めていて、あの島に辿り着きました。ミアキャットは一つの何かを盲信する大衆の象徴です。しかし、その島は実は信じる者を滅ぼす罠で… RT @beejoe_02: 2食人島のエピソードは何を暗示していたのか
  • パイは円周率、割り切れないもの、答えの出ないもの、人生の意味や世界という正解のないものへの終わりのない問いかけを意味しています。 RT @beejoe_02: 4主人公のπという名前にも何か意味があるのかな?
  • でも、トラのような野生は、過酷な世界を生き抜くのに必要だったわけです。 RT @easytigergogo: RT @TomoMachi: パイの精神の内部にある荒らぶるもの(怒り、怨み、獣性、暴力)の象徴ですね。それをいかにして飼いならし、コントロールするか、という話です。
  • 若さという荒ぶる魂との決別だからです RT @beejoe_02: 5最後にπが虎がジャングルに入る時に振り返らなかったことが悲しくて泣いた、とありましたが。その意味がよくわかりませんでした。
  • 僕が書いたのはあくまで学校のテストでマルがもらえる「正解」にすぎません。ライフオブパイは原作小説が出てから年月が経ち、アメリカでは教材にも使われているので「一般的な解釈」が確立しているんです。RT @beejoe_02:解説して頂いてありがとうございます
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コメント

  • 父親が「宗教は暗黒」と冒頭で言ってたのが、あそこに繋がる、という解釈なのかな?
  • 昨日みてきました。3D吹き替え版でしたが、訳がいまひとつこなれていない感じ。でも大満足でした。おしっこは自我の象徴だろうか?「水」にはいろんな意味がこめられてそう。オープニングはタイタニックのオマージュなのかな。
  • 航海に出る前のインドでの物語をもう一度咀嚼しながら見直したいと思った。あと性的な問題はどこらへんに出てきたろう?
  • 本当に参考になり感謝します。自分的に、ライフオブパイは二重底のような作品で、1番上の底は全部見えて2番目の底も一部が見えるという、その仕掛けに度肝を抜かれ、観賞後に、深いメッセージが隠されていそうな2番底の全体像に思いを巡らせていたら、まさか更に3番底があったとは..。さすがに、そこまではわからなかったので、本当に参考になりました。
  • ライフオブパイ感想・続き)ただ、2番底までかなり考えましたが、町山さんの更に先の解説は、最初少しとまどいましたが、よく考えると確かにつじつまがあってると感じました。ヤン・マーテルは自分のメッセージを寓話の形で婉曲に表現しましたが、それは伝えようとしたメッセージが論理的に伝える事ができる物ではなく、体感してもらうしか理解してもらえないと考えたからなんじゃないかと思いました。
  • ライフオブパイ感想・続き)町山さんの解説で、特に納得し印象に残った部分は、「ミアキャットは一つの何かを盲信する大衆の象徴」という所と、「若さという荒ぶる魂との決別だからです」という部分です。「荒ぶる魂」には陰陽の二面があったので、陽の部分とも別れなければならない惜別の情でもあったんですね。