- uchida_kawasaki
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科学-市民の対話は、やはりそれ専門の方々がノウハウを踏まえてやらないと、やたら市民側を下に見下す専門家と市民側との反目を産んで荒野になるかもしれない。なにかの専門家である事が良いコミュニケーターである条件ではまったくない。
2013-02-20 10:43:20山下俊一さんにも感じたけれど、あの説明で市民側が理解できると考えるのはとても不思議。あまりにも省略し過ぎていて、しかも察しろという態度がほとんどで。「わかるだろう」「素人」「私は専門家」その前に専門性に基づいて説明するべき基本事項が、まったく説明されていない。説明しないのに、
2013-02-20 10:45:19説明しないと、わかるわけがないものを説明しないで、素人はリテラシーが低いと述べても意味が無い。素人は確かに、専門家が知って居るほどは知ってはいない。だから、とても基礎的な点からなぜそういう論理的な帰結が導かれるのかを論理的に説明する事からはじめなければならない。
2013-02-20 10:46:44まず、甲状腺癌がどういう性質を持った疾患であるかをファクトを参照しながら説明する必要があります。それは今回、なかった。RT @sitesirius: そうですね。どんな説明だとうまく伝わるでしょうか。 #小児甲状腺ガン #NUKEjp @drsteppenwolf
2013-02-20 10:47:40専門家と市民の関係を考える際に,この@pririn_さんの指摘は重要→「 科学-市民の対話は、やはりそれ専門の方々がノウハウを踏まえてやらないと、やたら市民側を下に見下す専門家と市民側との反目を産んで荒野になる…」
2013-02-20 10:57:14専門家集団の側に,まったく説明しようとする姿勢が欠けていたために事態がいたずらに紛糾した典型事例が,「脳死概念」です。
2013-02-20 10:59:47あるとき,医師集団が,従来の「死」の概念は,医学的に不正確な部分があるので,「脳死」という概念を用いるべきだと述べ出す。
2013-02-20 11:01:13しかし,「死」は単に医学的な判断にとどまらず,社会的な意義をも有する。たとえば,相続の開始時点などがその例である。人から感情を切り離せない以上,感情的な側面を持つのも当然である。
2013-02-20 11:02:34従来とはまったく異なる死の概念を持ち込もうとする側に,説明する姿勢がなければ,反発と猜疑心が生まれる。
2013-02-20 11:05:14とりわけ脳死概念に関しては,札幌医科大の和田心臓手術事件に見られるように,医師の側には脳死概念の導入に強い個人的利益を有する者が多数存在していたのだから,このことは一層当てはまる。
2013-02-20 11:05:51oO( 1968年のハーバード基準では「不可逆的昏睡」の定義はしたけれども、それを「死」とするかどうかは「科学」ではなく「社会的な選択の問題」だとして留保していたようですが、日本に当初どう持ち込まれたのかは実はあまり理解していない勉強不足な私…)
2013-02-20 11:18:59もっと前の段階で問題があったと思いますが……RT @tkonai: RT @TAKASHIMA724: 専門家集団の側に,まったく説明しようとする姿勢が欠けていたために事態がいたずらに紛糾した典型事例が,「脳死概念」です。
2013-02-20 11:27:15@tkonai なので、移植の議論とは関係なしに、対応?する事態に直面することは日常的にあるわけで、そうした広がりを考えておくことまでは大事(そうすれば、はなしの複雑さもわかる)。(というはなしを過日の「脳死カフェ」で)
2013-02-20 11:41:32@tkonai おひまがあるときにでも、http://t.co/fzBHD8nO に脳死カフェの記録をおいてもらってありまする。概念の恣意性は、このケースの場合は歴史を辿らなくても、状況の広がりをちゃんと生物学的&臨床現場的におさえるだけでも、とりあえず可能かも、と思います。
2013-02-20 12:12:40@tkonai いえいえ、アカデミズム的(あと翻訳者的)には、まず概念の出自をおさえるというのは正攻法(最初に手をつけるのが普通のはず?)かと。ただ、親の死に目とかを経験して、複数の立場の人たちが一緒にはなせるアプローチもあるなと思っただけのことなので。
2013-02-20 12:34:41はい,先の私の指摘は,専門家集団の説明責任に限定したものです。 @sakinotk さんのご指摘のように,脳死と臓器移植については,それ以前の問題点があります。せっかくご指摘頂いたのですから,この点も明らかにしておきましょう。 @tkonai
2013-02-20 13:31:00