第12回ベネチアビエンナーレ建築展:「Architecture as air」をめぐるあれこれ
- y_yamasaki
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@pomukatsura "Chateau La Coste"とあって、わたしにはすぐサドを思い出すのですが、いまは廃墟のようになっているらしいです。そういう意味で崩壊したのは皮肉というか、示唆的にも感じました。"as Air"というのもあいまって。
2010-08-29 13:32:08ドムスの写真も完成状態ではなく、壊れた状態のもの。100%完成したものはスタッフらが体験。@hajimebs ヴェネチアで石上純也氏が金獅子賞受賞。受賞作品は崩れたらしい。いろんな意味で伝説になりそうな。写真のキズか補助線みたいに見えるな。http://bit.ly/9ceTfP
2010-08-29 12:24:30コンピュータのドローイングが現実に浮かびあがったような、この世のものではない風景だったらしい。が、あまりの美しさにその場で写真を撮らず、翌朝に一度目の倒壊が起きていた。再度、かたちを変えて、完成させるも、また壊れる。そしてもう一度、つくるのだが、内覧会で走る子供が突入し、崩れる。
2010-08-29 12:28:43実は僕が見ていた瞬間にも、おじさんが低い柵を乗りこえ、目の前でぱきぱきと、見えない柱を折っていた。仮にさらに再制作しても、期間中に維持するのは難しいだろう。ともあれ、二年前のビエンナーレの日本館ではあの完成度で賞なしという悔しい思いをしたので、今回の金獅子は心の底から喜びたい。
2010-08-29 12:34:34数字で見る石上作品。全体は、14x4x4mの直方体ヴォリューム。0.9mm直径のカーボン製柱が4×11列。各柱を4x13本のほぼ見えない繊維でひっぱり安定させる(現場を外からみると、パントマイムのようだったらしい)。なので、合計44の柱x52=2288本の糸を固定する。
2010-08-29 12:58:11ヌーヴェルは審査員ではなかったよう。事前リリースではメンバーで、昨日届いたメールには名前無し。RT @kurakata: 納得の速報と分析。 RT @taroigarashi 審査員の好みも追い風に… @pomukatsura 審査員は、コロミーナ、磯崎新、ジャン・ヌーヴェルなど
2010-08-29 13:04:02しばらく回線がつながらず、ようやく復帰。いやようやくってこともないか。いま空港。朝早い飛行機でバーリにいきます。レンゾ・ピアノ設計のスタジアムに行きたい。ヴェネチアさらばー。
2010-08-29 13:09:22ヴェネチア・ビエンナーレの審査の結果、一晩たっても釈然としないままです。へんなウイルスもらっちゃったような感じで。なお事前は名前が入っていたジャン・ヌーヴェルは、新しく来たメールニュースには名前がなく、審査員ではなかったようです。とハッシュタグつきで再度 #vene2010
2010-08-29 13:28:11石上のある方向性を極端に突き詰め、まさに骨身を削って実現させる執念には凄まじいものを感じる。その辺りは後輩であることを差し引いても手放しで賞賛したい。が、それを以って究極の建築家であるかのような評価、論評はどうかと思う。あの工房のユーザーの方の話を聞いても大変なようだしなあ。
2010-08-29 14:02:36石上のことは学生の頃から知っているし、尊敬している。学会賞受賞パーティーで泣いていた時には、思わずもらい泣きした。全身全霊をかけて建築に注力して評価され、スタッフと共に涙する。感動的な光景だった。だから余計に脂肪みたいな情報をつけて欲しくないし、愛のある批評が必要だと思うのだ。
2010-08-29 15:59:06なんと!!素晴らしい! でも生き急がないでほしい気持ちもある。RT @pomukatsura: 【速報】石上さん金獅子賞 #vene2010”
2010-08-29 21:48:48石上さんの作品は往年の少年ジャンプくらいにいつだって想像を軽く超えていくが、60くらいの石上さんに、ようやく細さの意味が分かったとか、語ってほしい気もする。
2010-08-29 21:53:48石上チームに許可をもらい、柵の中に入れてもらう。かろうじて残る幾つかの柱は見えますが、それを四方から引っ張る糸は近付いても本当に見えない。光が直接当たる部分だけ、わずかにわかる。なんという構築物!
2010-08-29 23:38:45同意。でも、批評をみな待ち望んで、誰もしない(ように見える)のが残念でなりません、よね。 RT @hkohno_abbr RT @_HATORI_ 石上の…後輩であることを差し引いても手放しで賞賛したい。が、それを以って究極の建築家であるかのような評価、論評はどうかと思う。
2010-08-30 01:06:14やはり創造(って言葉もやですけど)の現場を共有している人の「クリティカル」な批評でない限り、すでにコリュージョン・パワー(負圧)を感じざるを得ないわけです。RT @kurakata 同意。でも、批評をみな待ち望んで、誰もしない(ように見える)のが残念でなりません、よね。
2010-08-30 01:15:23倉方さんは心強いですね。でも私は静観。なんでしょうね、この国の批評システムはいまだに藤原京か、っつう(笑) RT @kurakata そう!その言葉がもっと現れてほしいのです。設計者はほんと核心を突いていると(設計しない私が言うのも何ですが)思うので。
2010-08-30 01:28:41石上展@資生堂見てきた。密度高く明確な展示。一方に絵本を立体化するような、あり得るはずのヴィジョンを現実化せんとする執拗な追求があり、他方にモノとの対話拮抗があり、そこで選び取られたパラメーターは建築的。そんな単純さに建築は還元できるかという突っ込みをものともしない強度でした。
2010-08-30 12:22:24@kurakata @hkohno_abbr彼の作品のもつ意味を客観的に的確に批評することが本当に建築界のためになるんだと思います。クライテリアのバランスを変えれば視覚的に既視感がないものはできると思うのですが、逆にそこを突き詰めれば何かが変わることを教えてくれている気もします。
2010-08-30 13:39:10@hkohno_abbr 察するに石上本人はかなり戦略的に前提条件の設定自体に挑んでいて、何を問うのかテーブルの頃から取組んでいると思うのです。その際に切り捨てられていることに気づかせず思考停止させてしてしまうのもすごい事ですが、伝える側が盲信してしまっては事の核心が伝わらない
2010-08-30 14:37:28石上さんの受賞に不満を抱く人。これが問題作としての受賞だというのは僕も思っていますが、主催したビエンナーレ側、選んだ審査員のコロミーナ、グリマ、磯崎新らに抗議してください。僕は曇りのない目で見れば、前回のビエンナーレの日本館で建設した温室で、本来とるべきだったと思っています。
2010-08-30 16:09:15@tatsuoiso 似た様なことを考えました。建築を「現象」だと見たときに、建築の「一生」のいわば「早回し」を具現しちゃったんじゃないかと。
2010-08-30 17:37:01