潜水艦と水中音響

野尻抱介、林譲治、青井邦夫氏らによる。
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尻P(野尻抱介) @nojiri_h

方位を知るぐらいのパッシブ・ソナーなら自作できそうだなあ。で、防波堤から水中マイク2本おろしてソナーマンごっこをする。

2010-09-03 23:39:45
青井邦夫 @AoiKunio

@nojiri_h 現在ではマイクの距離を離すために曳航ソナーを使います。こうすれば潜水艦の全長以上に二つのマイクの距離を離せるので方位の精度が高くなる。

2010-09-03 23:41:30
尻P(野尻抱介) @nojiri_h

@AoiKunio 基線距離を稼ぐわけですね。友軍どうしのデータリンクがあれば、VLBIみたいなこともできそうですね。

2010-09-03 23:43:52
青井邦夫 @AoiKunio

@nojiri_h 水中でのデータリンクは難しいかと。水中での通信は厳禁。たまに超長波の短時間送受信。複雑な信号は送れないので前もって決めた符丁文字のみ。

2010-09-03 23:48:27
尻P(野尻抱介) @nojiri_h

@AoiKunio あー、いま想像してたのは水上艦船でした(^^;ゞ

2010-09-03 23:50:51
島風 那智 @nachi_shi

大和のソナーがその方法で方位探知をやってますね。 RT @nojiri_h: 音の方位を知るなら、左右のマイクから入った音の位相をずらしていって、合成した音が最大になるところを探り、位相をずらした量が方位を示すはず。それぐらいならWW2のソナーマンでもやっていそう。

2010-09-03 23:42:29
尻P(野尻抱介) @nojiri_h

はやぶさカプセルの方探チームも、電波を使う以外は同じことをしたようですし。RT @nachi_shi: 大和のソナーがその方法で方位探知をやってますね。

2010-09-03 23:45:28
島風 那智 @nachi_shi

@nojiri_h 大和のソナーに関して少々訂正がありました。大和では円周上に配したマイクのアレイそれぞれの位相を調整していたようです。

2010-09-03 23:49:06
尻P(野尻抱介) @nojiri_h

……とまあ、「ハープーン」の資料をもとにいろいろ検証しているわけだが、軍事関係は秘密が多くてやりにくいなあ。

2010-09-03 23:49:48
@huruhehhe

@nojiri_h Uボートは48個の円周に配置したマイクから時間調節回路を経て最大表示して求めたと手元の本には有ります 精度は駆逐艦サイズで10000mで左右二度だそうです

2010-09-03 23:50:17
尻P(野尻抱介) @nojiri_h

ふむふむ、精度2度ですか。まあそんなもんでしょうね。RT @huruhehhe: @nojiri_h Uボートは48個の円周に配置したマイクから時間調節回路を経て最大表示して求めたと手元の本には有ります 精度は駆逐艦サイズで10000mで左右二度だそうです

2010-09-03 23:53:24
kiki @kiki_370

水中音響は難しいです><。信号処理の部分は「到来方向推定」をキーワードにググって下さい。 RT @nojiri_h: 方位を知るぐらいのパッシブ・ソナーなら自作できそうだなあ。(略)

2010-09-03 23:51:42
尻P(野尻抱介) @nojiri_h

ほうほう、ぐぐってみます RT @kiki_jmsdf: 水中音響は難しいです><。信号処理の部分は「到来方向推定」をキーワードにググって下さい。 RT @nojiri_h: 方位を知るぐらいのパッシブ・ソナーなら自作できそうだなあ。(略)

2010-09-03 23:53:53
尻P(野尻抱介) @nojiri_h

だいたいこのてのものは、サイドローブがでてきたりしてややこしくなるんだよな・・

2010-09-03 23:56:28
ひでむら @hidemura_2009

今でも陸上の対射撃部隊にそういう装備がありますね。分隊にマイクを2つ置いて、迫や砲の発射音の位相から方位を出す。それを同時に複数の分隊でやって方位を出して、交差した点が敵のいる位置だっていう。RT @nojiri_h:略)左右のマイクから入った音の位相をずらしていって(略

2010-09-03 23:56:12
尻P(野尻抱介) @nojiri_h

へー RT @hidemura_2009: 今でも陸上の対射撃部隊にそういう装備がありますね。分隊にマイクを2つ置いて、迫や砲の発射音の位相から方位を出す。それを同時に複数の分隊でやって方位を出して、交差した点が敵のいる位置だっていう。RT @nojiri_h:略)左右のマイクか

2010-09-03 23:59:17
林 譲治 @J_kaliy

@nojiri_h WW2の水中聴音機の原理はまさにそれです。

2010-09-04 00:08:40
だんじだずむ@消費税増税反対 @danzidasm

@nojiri_h 家にある軍事本を一通りひっくり返してみましたが、「沈黙の艦隊のソナー手爆音攻撃作戦はアドバイザー氏と作者の勘違いである」の論拠を発見できませんでした。先程の私のtwitは論拠無しでした。大変失礼しました。

2010-09-04 00:00:14
尻P(野尻抱介) @nojiri_h

了解しました。RT @danzidasm: @nojiri_h 家にある軍事本を一通りひっくり返してみましたが、「沈黙の艦隊のソナー手爆音攻撃作戦はアドバイザー氏と作者の勘違いである」の論拠を発見できませんでした。先程の私のtwitは論拠無しでした。大変失礼しました。

2010-09-04 00:01:39
尻P(野尻抱介) @nojiri_h

豆知識: 「ハープーン」は和訳ルールブックだけでは潜水艦を運用できない。ソナー収束帯のルール説明がごっそり抜けているので。

2010-09-06 21:24:11
尻P(野尻抱介) @nojiri_h

原書によれば収束帯は半径30海里おきに干渉縞のように出現する。ソナー性能表の収束帯利用能力が3なら第3の収束帯まで探知できる――

2010-09-06 21:28:21
尻P(野尻抱介) @nojiri_h

収束帯を利用できる艦載ソナーは曳航タイプが多い。船体についたソナーでは良くても2ぐらい。しかし曳航ソナーを展開するとスクリューに絡んだりして邪魔である。

2010-09-06 21:44:39
林 譲治 @J_kaliy

@nojiri_h 「世界の艦船」の1984年7月号の特集が「水中音響と海軍作戦」で海中の音波伝搬モードの解説が載ってます。昔はこの雑誌もこういう理論解説記事が多かったのですけどね。

2010-09-06 21:44:56
尻P(野尻抱介) @nojiri_h

ソナーの豆知識その2。パッシブソナーは相手が発する音を聴くので機関や艦種などを特定しうるが、アクティブソナーでわかるのは相手の位置など、反射面の情報だけである――なんてことはちょっと考えればわかるのだが、うっかりしていると間違えそうだ。勉強しとくもんだなあ。

2010-09-06 21:49:28
@huruhehhe

@nojiri_h アメリカの固定施設はSOSUSのことでしょうね、アメリカ近海に近づくとほぼ確実に追跡し続けることが出来たとか、敵対水域でそこそこ詳しい描写があったはずです

2010-09-06 21:54:03