0F8Dh VocalShifterの宣伝のようになってますが、この音律解析・エミュレーションの機能を備えたツールが他にないので、お付き合い下さい。
2013-03-16 03:02:320F92h 題材は、リクエストもあることから、元ちとせ「ワダツミの木」。あくまで、私の個人的解析。ご本人やプロダクションに許諾をとっているわけではありません。
2013-03-17 04:28:290F93h まず、非圧縮データであるCDなどから直接データを取得し、C-PARTで歌とそれ以外を分離します。多少、声が変質しても、他のパートができるだけ抑制できるように。
2013-03-17 04:31:080F94h VocalShifter2.0beta7を使用していますが、ver,1.3も捨てがたい解析能力があります。好みに応じて。読み込ませ解析します。
2013-03-17 04:33:190F95h ver,2.0の場合は、読み込み後、アイテム→編集、で編集画面を出します。やは り歌単品の解析ではなく2mixCDからの抽出なので、歌以外のパートがノイズとなって表れますが、再生しながら場所を確認しましょう。 http://t.co/MqTOvNxaTu
2013-03-17 04:36:440F96h まず冒頭↓。歌詞「あかくさびた」部分、キーはC#マイナーなので、とりあえず、アイテム→アイテム設定→キーをE/C#mを選択し→OK。 グリッドと音程カーブがずれていますが、画面左音程尺部分にマウスカーソルを持っていき、Ctrl+Shift+マウス左クリックしながらドラ
2013-03-17 04:43:380F97h ッグすると、尺を歌の音程に合わせることで、唄われている基準ピッチを計測することができます。その結果は、440HzD♭m(=C$m)で、このときにのみ、歌の音程カーブはグリッドと一致します。
2013-03-17 04:46:260F98h ところが・・・最初の「あかく」は合致しますが、続く「さびた」部分は合致しません。合致する純正律スケールを捜すと、C#(長調)441Hzと合致。 http://t.co/gU5UYuSiMb
2013-03-17 04:48:340F99h 同様に「つきのよるに」部分では、再び短調C#m A=437Hz。 http://t.co/B6rx61bjPI
2013-03-17 04:51:390F9Ah 続く「ちいさなふねを」はA=443Hz C#(長調)。どうやら、逆説的に長調系和音では短調系スケールを、短調系和音では長調系スケールをあてているようです。 http://t.co/O7z4By48gp
2013-03-17 04:56:310F9Bh 伴奏和音とスケールを一致させると、埋没しやすくなり、表現としても単調になることをさけていると考えられます。
2013-03-17 04:58:420F9Ch もちろん逆説的な配置ばかりではどうしようもありません。「ど~こまでも、まっすぐに」部分ではちゃんと長調伴奏に長調スケールがあてられていますが、サビに至るキメ部分では、整合性を一気に高め、解決感を強調しているのでは。
2013-03-17 05:04:440F9Eh イメージとして、純正律というと、キーに従った純正律スケールをかたくなに守る・・と考えがちですが、実際には、表情として、表現として自由自在にスケールを操ることといえます。この曲の例では、非常に頻繁に切り替え(といっても、同じ根音の調の長短が中心)が行われていますが、
2013-03-17 05:10:470FA0h ところどころ根音に対する3度(この音が調の長短を直接的には決めるが、それとスケールは別)がグリッドと一致しませんが、純正3度は、よく知られているものだけで3種類あり、いずれかに一致しています。グリッドが無いだけです。
2013-03-17 05:15:150FA2h 職業的には、聴けば分かることなのですが、説明(視覚表示)が難しかったものが、こうして表示できるのは、いい時代です。
2013-03-17 05:19:510FA3h 一部の歌手やバイオリニストは、頭でキーを思い浮かべるだけで、自由にスケールを呼び出し、また切り替えることができるようです。もちろん才能と努力の賜物以外の何物でも有りません!
2013-03-17 05:21:380FA5h 今日の連ツイは、和音ハーモニーではなく、メロディーの純正律についてでした。和音はまだわかりやすい・・。 まあ、伴奏はたまったものではない。彼女のライブ風景、何度か耳にしたが、オケ相手に、平然と対峙しきるものすごさ・・「私はただしい」ごもっとも。
2013-03-17 05:42:490FA6h 合致するスケールを捜すのは、少々のコツ。純正律グリッドを眺めればわかりますが、異様に半音が接近しているところがありますが、歌やバイオリンでは、同じところの半音階を繰り返し練習する・・これを目安に捜すと見つけやすい。この曲、冒頭から。
2013-03-17 05:53:420FA7h ヒトのうたう歌。万人が同じように音階を刻むことは不可能。しかし、キメや重要箇所での配慮は必要。ミクのことは私は知らない・・。
2013-03-17 05:56:52@2I000mg 0FA1h え、Liveも検証しろって!? http://t.co/3YgJBWTfJR たしかに冒頭部分、アカペラに近いので、そこそこきれいに出ますね。同じですよ。確信的に純正律。 http://t.co/5GerjwrqBq
2013-03-17 16:24:46@2I000mg 「さびた~」部分。以降もおおむね同じ。確かにギターは合わない。 追加願います。 http://t.co/cOcfea1JQI
2013-03-17 16:26:41