「現代風俗や若者言葉についていけなくなった大御所漫画家は歴史物に走る法則」
@NATSU2007 拝読しました。うーん、例としてテレプシを挙げてる時点で、ピカソのキュビズムの絵を下手くそと言ってるような感じです。あの作品、年齢に関係なくプロにはグッときます。山岸先生も、時代とのアジャストは考えていないと思いますよ。で、30年経っても読める作品かと。
2013-05-16 23:50:45ロダンは自作をできるだけ屋外に置くように指示したとか。ブロンズ像は表面が錆びるとそれ以上の錆びが非常にゆっくりになる。同様に時代劇は既に古い時代の作品ゆえ、それ以上古くなりづらい。岡本綺堂の作品を、脱稿したてのようと評したのは宮部みゆきさんだったか。
2013-05-16 23:59:44逆に、横溝正史は昭和30年代は一世を風靡し映画化も盛んに行われたが、40年代には人気も低迷した。だが、核家族化と村落共同体の解体の昭和50年代に入り、一種の時代劇として再度ヒットする。高倉健の時代にはスーツにスポーツカーの金田一耕助は、着物に下駄というクラシカルなアイコンに変化。
2013-05-17 00:03:11創作、というてんで漫画家は漫画を読んでも刺激は受けないので、映画とか他の表現に学ぶことが多い。けっきょく、人間造形という点で時代小説に到達し、そこから更に歴史そのものに興味の幅が広がるのは必然。大河ドラマの時間帯とか、TL埋まる埋まる( ´ ▽ ` )ノ
2013-05-17 00:06:00もちろん、歴史に興味が広がっても、自分の得意のフィールドを大事にして、好きゆえに手を出さない作家も多いですしね。そこは人それぞれ。ただ、年取って若者の感性に合わなくなったから時代劇、というのは違うと思うけれどね。だって、あんな手間暇かかるジャンル、選ばないし。
2013-05-17 00:09:20@NATSU2007 山岸先生が現代性を追求してるならともかく、そうではないと思いますし。若手の作品と比較して、というのもあなたの物差しがそこを測る用の視点だからですしね。ダ・ヴィンチの絵に絵の具が古いから古い絵だと言うか、別の現代性を見出すかは、持ってる物差しの問題ですから。
2013-05-17 00:13:13俺も、「百姓の小せがれが、個人主義を語るわけねーだろ」とか言いながら読むわ。RT @mogura2001: @NATSU2007 残念ながら、時代小説や歴史小説はうるさ型の歴史好きが、鬼の首を取ったように毎回執拗に考証の間違いを指摘してきますんで、もっとも嘘が通用しづらいジャンル
2013-05-17 00:12:33@NATSU2007 その推測はしてもいいでしょうが、たぶんそういう意味で歴史漫画にシフトする人は、ゼロじゃないでしょうが多くはないだろうし、現役の漫画家にはあまり賛同は得られにくい意見でじゃないでしょうか、というのが骨子です。賛同されなくても問題なしです。所詮主観の話ですから。
2013-05-17 01:17:53@NATSU2007 藤子不二雄も、A先生は青年誌的な方向にシフトされましたし、そこは人それぞれかと。ただ、歴史物は敷居が高く感じる読者も多いでしょう。でも、30代や40代になると、いかに漫画家が難しい題材に苦心して取り組んだか、読み返すと見えてくる物があるかもしれませんよ。
2013-05-17 08:11:07今朝方、喜多野土竜さん@mogura2001が、「作家が年を取って歴史物にシフトするのは創作力の衰えの結果」という意見に強く反論していておられたが、この考え方は、すがやみつるさんの『マンガでわかる小説入門』で提示されたもので当時非常におびえた。これが杞憂ならまことに結構な話です。
2013-05-17 18:02:07@ashibetaku 言葉が時代にアジャストできないという、非常にずれた意見だったので疑問を投げかけただけですよ。しかも歴史漫画は言葉がいい加減でも大丈夫という、飛躍した意見。だったら若い人だってもっと参入していいはずでしょうに。年齢制限はないんですから( ´ ▽ ` )ノ
2013-05-17 19:03:13@mogura2001 なるほど、たどってみるとおっしゃる通りですね。現代の言語感覚からズレてくるから歴史ものに……というのは、ものごとはマイナス方向にのみ流れるという発想で、いただけませんね。
2013-05-17 19:09:19というか歴史ものこそ、いい加減だときついツッコミが待っているジャンルだと思うんですが(私もあの意見はひどいと思いましたZ)@ashibetaku @mogura2001
2013-05-17 19:11:30まさに、あそこはあそこで恐ろしいところですね。RT @gishigaku: というか歴史ものこそ、いい加減だときついツッコミが待っているジャンルだと思うんですが(私もあの意見はひどいと思いましたZ)@ashibetaku @mogura2001
2013-05-17 19:12:55@ashibetaku @mogura2001 知ってて嘘話創るのと、知らないで適当な話作るのは、全然ちがいますよね。時代劇は、調べ物をどこで打ち切るか、言葉遣いをどれぐらい今に寄せるかとか、調整も大変ですよね。調べすぎると書けなくなる……
2013-05-17 19:40:11@ashibetaku 作品作りは、若い頃は新奇さで勝負しますが、年を取るとオーソドックスな内容でも味わいや作家の紡ぎ出し個性で勝負できますから。上手い真打ちがやる前座噺みたいなもんで。ネタがマンネリ化して同じ前座噺(しかも受けない)ばかりやる真打ちとは似て非なるもんですから。
2013-05-17 19:18:47@ashibetaku @gishigaku 文献の精査に長けた人とか、恐ろしいほどいますから。昔の担当とか、発売翌日にはいつも、そういう歴史オタクが何時間もしつこくココが間違いあそこが間違いあの言葉は当時はないとか、と執拗に電話してくるので、いつも憂鬱な顔してましたよ。
2013-05-17 20:11:06@ashibetaku 調べたことをどれだけ間引くかの加減は、大切ですね。モッタイナイお化けに負けると、司馬遼太郎さんの亜流(のコレジャナイ感、山盛り版)みたいになりがちですw
2013-05-17 20:24:00@Toshi_Shohbu 投稿者が犯す最大のミスですね。ファンタジー作品なのにそこにリアリティを出そうとする。それが世界観を立てるとかアホなこと言う編集がいるからなおさら。史実を大胆に解釈し空想的に描くことの方が、本当は難しいです。ホリランとバキの決定的な差です。
2013-05-17 21:02:58