イベント「電子書籍時代の同人誌」への批評家・佐々木敦さんの感想等

2010年9月12日に阿佐ヶ谷ロフトAで行われたイベントに関する感想等です。
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佐々木敦 @sasakiatsushi

で、アラザルは、やっぱり良くも悪くも、ほんとうに反=時代的な連中だなあと思った。こういう言い方はあんまり本人たち自身が嬉しくない可能性大だけど笑、彼らはただ、批評雑誌をやりたいと思ったから始めただけだろうし、やってみたらやれたから今もやっていて、でもそれは「自己満足」ではない。

2010-09-15 15:28:10
佐々木敦 @sasakiatsushi

彼らの母体はブレインズの僕の講義「批評家養成ギブス」の一期生有志なのだが、その後、新たに何人もが色んな機会に加入して(阪根くんだって途中からだ)現在は二十名近い。彼ら彼女らの志向性はかなりバラバラで、しかもリーダーを置かないので何を決めるにも大変みたい。でも総じて皆、愉しそうだ。

2010-09-15 15:32:03
佐々木敦 @sasakiatsushi

それは彼ら彼女らが、集団として、個人として、何か「のために」アラザルをやってるのではなく、ああいうことをやりたいからやっているのであって、しかしかといってそのことに妙なプライドもルサンチマンも持ってはいないからだ、と思う。つまりアラザルには、野心はないかも笑だが、希望があるのだ。

2010-09-15 15:37:16
佐々木敦 @sasakiatsushi

だから僕は壇上で西田博至が、ちょっと心配?してたより全然冷静に話したアラザルとしてのあり方も、それに対して畑中宇惟が重ねた発言も、そしてあの会場内でラップトップでリアルタイム起こしをやったりUSTをやったりしていたガヤ席のアラザル衆も笑、実のところは、なんだか誇らしかったのだ。

2010-09-15 15:41:46
佐々木敦 @sasakiatsushi

まあ、この誇らしさは、あんまり理解されないだろうとは思いますが笑。親の欲目と呼ばれても結構。とにかく俺は彼ら彼女らの浮き方(?)が、なんか妙に嬉しかったんだよ。

2010-09-15 15:44:26
佐々木敦 @sasakiatsushi

ちなみに、ギブス2の卒業生有志もノックスとして活動中。そしていま準備中のブレインズシーズン5では、まだちょっと悩んでるけれども、「批評家養成ギブス・ファイナル!」をやってみようかと。

2010-09-15 15:46:57