赤軍の45mm硬芯徹甲弾
いやまあ、ロシアの戦車砲なんてとんと詳しくないんだけど、海外のサイトによると100mで51mmぐらいしか抜けないらしいからのう。70mmって数値がどこから出てきたか不思議になる。 http://t.co/4D7w6V95Y9
2013-06-24 02:48:32@Nyarlathotep_44 100mで70mm辺りになるのは68口径のVT-42系じゃないかと思いますよ。46口径の20-Kで高速徹甲弾なら80mm以上抜けますから、これは70mmどうのには該当しませんし
2013-06-24 02:53:15@Nyarlathotep_44 VT-42という名前の、68口径45mm戦車砲があるのです。といってもBTには搭載されてませんけども。100mで70mm辺りになるのはこのVT-42しかないですね、と。BTに搭載されたのは46口径45mmの20-K戦車砲です
2013-06-24 02:57:48@FHSWman なるへそ。徹甲弾で100m:70mmはそれぐらいしか該当するものがないと。ちなみに20-Kの高速徹甲弾って正式の時期とどれぐらいの配備率だったか分かります?あ、今じゃなくてもいいですけど。
2013-06-24 03:01:25@Nyarlathotep_44 45mm用の硬芯徹甲弾は42年からですね。配備数はわかりません。57mm, 76mmは通常徹甲弾でも十分な威力があったので当時は硬芯徹甲弾の需要が45mmに限られていたのと、硬芯徹甲弾は小口径ほど数を揃えやすいですから、割と多いはず
2013-06-24 12:31:25赤軍最初の硬芯徹甲弾は、独軍の37mm PzGr40を参考にして42年に開発された45mm戦車砲・対戦車のもの。30度傾斜した60mm装甲を距離300〜500mで貫徹可能なことが要求されているので、たぶん想定敵は50mm装甲のIII号・IV号戦車
2013-06-24 12:42:46赤軍の硬芯徹甲弾開発では興味深いことに、タングステン弾芯のものだけでなく鉄弾芯のものも試していること。結果は、距離100mで50mm装甲板を貫通したりしなかったり。タングステン弾芯抜きで軽量高速弾にしても、通常徹甲弾と似たような成績にしかならないとわかる
2013-06-24 13:06:23一方、タングステン弾芯入り45mm硬芯徹甲弾は、とくに至近距離では想定を上回る威力を示した。0mで80mm、300mで65mmを貫徹すると試算されていたのに、実験では65mmで100mm、300mで80mmを貫徹してしまっている。幾分オーバースペックな代物だった
2013-06-24 13:24:16この経験は後に76mm砲用の硬芯徹甲弾を作る時に活きたらしい。45mm砲用の硬芯徹甲弾は要求を十分超えていたのでそれで良しとしたが、76mm砲用の硬芯徹甲弾は“虎”の装甲を抜ける最低限の能力に抑え、弾芯素材を可能な限り節約している
2013-06-24 13:34:5045mm砲の硬芯徹甲弾がここまでパワフルなのは、単に「従来型徹甲弾より大威力な新型徹甲弾」としてデザインされたからかも知れません。一般によくあるイメージの「至近距離向けの大威力弾」として作られた訳ではなさそうよなあ、と
2013-06-24 13:55:46戦車による戦車への体当たり攻撃
戦車戦での体当たり攻撃に関する記事を読んでましたか、なかなか興味深いです。「世界最初の戦車対戦車の体当たり攻撃として知られているのは、スペイン内戦にて共和派のT26が国粋派のイタリア豆戦車を谷底に突き落とした事例。第二次大戦では全体を通して52~160例が確認されている」
2013-06-24 22:31:36@FHSWman カリウスの著書に、操縦手がやたら体当たりをしたがったから止めるのに苦労したとか書いてあったのを思い出しました。けっこうあったんですね。
2013-06-24 22:35:28. @shinjinx264 戦車対戦車はさすがに珍しいにしても、牽引火砲や非装甲車両はよく戦車の体当たりの標的になったようですね。時には飛行場にある航空機すら犠牲者となったようです
2013-06-24 22:49:53@FHSWman 初めまして、興味深いお話です。お尋ねしますが日本語で読める文献でしょうか? 私はパウル・カレル『焦土戦』で読んだフランツ・ベーケの乱戦中の咄嗟体当り未遂(擬砲装備の3号指揮戦車に乗っていたので。部下の戦車が撃破してくれて事なきを得た)が印象に残っています。
2013-06-24 22:41:24. @take_nakanishi 今回の話は英語ですね。普通の戦車でも体当たりがそこまで珍しくなかったとなれば、武装を持っていない指揮戦車であれば尚更かもしれません
2013-06-24 22:51:20第二次大戦においては、T-34とKVが特に体当たり攻撃の戦果が多かった。あるKV-1はIV号戦車に体当たりした後エンストし、砲手以外の全員が気を失った。砲手は撃ち続けたが、手持ちの弾が尽きた。やがてドイツ兵が車体によじのぼって車体を叩き始めたが、その音で操縦手が目を覚まし(続く)
2013-06-24 22:36:51KVはエンジンの再始動に失敗。ドイツ兵にはKVが既に沈黙しているように見えたらしく、別のIV号戦車で牽引移動を試みたが、これが“押しがけ”になってKVは再始動に成功してしまう。牽引役のIV号戦車は力負けして引きずられてしまい、ドイツ兵は戦車から逃げ出した。そのままKVは帰還した
2013-06-24 22:45:09別な興味深い例 「あるKVがエンストし沈黙していたところ、ドイツ兵が新しい戦車に興味持ったらしく、2両の戦車(車種不明)で牽引を試みた。するとKVはエンジンの再始動に成功し、ドイツ戦車を二両とも引きずってしまう。結局二両は彼の部隊に編入された」なお、この操縦手は英雄に叙された模様
2013-06-24 23:03:08