嫌われることと自己肯定感について
そうなってしまえばもう際限がない。自分のいやな部分しか見えず、周りの人がいる世界が遠く思える。やがて、こんなにどうしようもないのだから私は幸せになれない、私は生きる価値もない、だから生きていてはならないと絶望する。
2013-06-28 09:34:00その果てでこの苦しみは誰にもわからないと苦悩の殻に閉じこもり、孤独はただただ加速する。そしていつの間にか、孤独で嫌われ者の自分が拠り所になり、離れられなくなる。
2013-06-28 09:34:11誰も理解してくれない錯覚しながら信仰し、泥のような心を抱えて、何のために生きるかわからないまま自分への憎悪と断罪にさいなまれ続ける。死は救済であり、恐怖はないように思える。もう失うものなどなにもないから。
2013-06-28 09:35:07もちろん、この考え方は誰も幸せにならない。目の前の人は自分が大切にされていないと感じ、離れていくし、何もする気力が沸かなくなる。そうして自分はやはり嫌われるのだ、無価値なのだと孤独感を強め、孤立していく。正しく負の循環である。
2013-06-28 09:35:33(もちろんこれはあくまで自分の絶望の一つなので、みんながみんなこうこじらせるわけではないと思うが、似ているところにいる人は多いように見える)
2013-06-28 09:38:52身の回りのネガティブなイベントに敏感なのは人間が動物である限り避けられない傾向である。そして一旦ネガティブな事を見つけてしまうと、似ていることを探すのが得意な私たちの脳はダメなこと探しをしてしまう。
2013-06-28 09:41:53自分の思考回路というのは「いつもの通り慣れた道」のようなものである。なので一旦ダメなこと探しゲームが脳内で始まってしまえば、脳の思考回路はダメなこと探しに特化する。鬱病の患者の脳の形が変わってしまうのはこういうことなのだろうと思う。
2013-06-28 09:42:12嫌われることへの恐怖は自己肯定感を得るための第一歩になると思う。嫌われていない自分を認知することでその恐怖は和らぎ、嫌われていない自分に着目すればするほど、好かれている部分や高く評価される部分に気付く事が出来る。
2013-06-28 09:49:11やがては好かれる自分を受け入れて、肯定することができるようになり、そして最後に、好きな自分を向上したい、という心理に辿り着くことができるのではないだろうか。
2013-06-28 09:50:40まあこれはあくまで一例なのでアレだが、自己肯定感を上げるには、理想とかそう言う小難しい話はともかく、現状を受け入れることが鍵なのだと思う。「理屈や他人、世界はともかく、自分はこれでいい」というような、自分の在り方に安らぎを見いだせるということが。
2013-06-28 09:53:49私たちは生きていけば生きていくほど、自分の役割が増えていく。誰かの子供、誰かの血縁、友達、学生、配偶者、などなど、接する人の数だけ「自分」が増えていく。「誰かの中にいる自分」が増えていく。
2013-06-28 09:54:16では、その数多いる誰かにとっての自分の中に「本当の自分」がいるのかといえばそうではない。自分が関わる人によって自分が変質・影響される事はあるが、それは自分ではない。
2013-06-28 09:55:43けれど、その自分ではない自分の虚像に捕らわれて、「在りたい自分の形」から離れてしまう事は多い。その虚像に責任転嫁をし続けて、一生を終えるのもひとつの在り方だろう。悪いとは思わない。
2013-06-28 09:57:23けれど、そんな虚像の声に突き動かされることは果たして自分のしたい事なのか。そもそも、自分の在りたい在り方とはなんなのか。それを問いかけ続け、追いかけ続ける事が人生なのだと、20歳の僕は思っている。
2013-06-28 09:59:37誰かから嫌われることを恐れて「その人に嫌われないように」自分の形を変えるとね、また別の誰かに嫌われるんだ。そしてまた「その人に嫌われないように」自分の形を変えるとね、また別の誰かに嫌われるんだ。そうして何度も何度も形を変えては「また嫌われた」と悲しむ子がいることが、とても悲しい。
2013-06-29 01:07:43誰かに怯えて形なんか変えなくても、あなたを好いてくれる人はいるのだと。誰かに怯えて形を変えても、あなたを嫌う人は嫌うのだと。そんな人は寧ろ、怯えて次々と形を変えるあなたを面白がって、益々色んなことにケチをつけてはあなたが形を変えるのを見て楽しむのだと。…あなたがどんなに必死でも。
2013-06-29 01:11:27あなたがどんなに相手と仲良くしようとしても、「歩み寄り」をしようとして、必死になって形を変えても、あなたを傷つけようとする人はいる。「無駄な努力」というものも、残念ながらこの世にはあるんだ。人付き合いにも「損切り」をしないといけないタイミングってのは、残念ながらちゃんとあるんだ。
2013-06-29 01:19:42泣いて過ごしても一日は過ぎる。笑って過ごしても一日は過ぎる。一日どころか、一週間、一ヶ月、一年、あっという間に過ぎる。だったら、「自分を嫌ってくる人に嫌われないように」心を砕いてびくびくしながら生きるより、「自分を好いてくれる人」を探して、その人とのびのび笑って生きるがいいよね。
2013-06-29 01:24:03あなたの事を好いてくれる人は、もしかしたら見つけにくいかもしれない。でもね、ちゃんといるんだよ。試しに色んな人と少しずつ、言葉を交わしてみるといい。「この人と話しているとなんだか楽だな…」って人、きっといるから。誰かをサンドバッグにして楽しむような人からは、離れても大丈夫だから。
2013-06-29 01:31:12人生は好きなものを探す旅であるべきで、嫌いなものを探している時間は100%無駄でしかない。年老いた時の自分を想像すれば、それは誰でもわかるはずだ。
2013-06-28 02:21:37