第一回大罪大戦《正2の狭間》【戦闘フェーズ02】

紅(ルージュ)は不羈、ファンシー[ @noamarimo_sin ] 黒(ノワール)は旧紅色欲、ラスト[ @temari_sin ]
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ラスト/アドウェナ @temari_sin

びくんっ、と怯えるファンシーを見てニヤリと笑い。「ああ……可愛い」そのままファンシーの視界を遮るように、頭をふくよかな胸元に押し付ける。その隙に再び短剣を手に取ると、また耳をぺろり、ぺろり。

2013-06-30 19:05:18
ファンシー・S・ピグレーツォ @noamarimo_sin

「はぅっ…! にゃふっ…!」 断続的に耳に攻撃を受けている気がします。目の前の圧迫感も何か……覚えがあるような…。 確か…これは…ボスが重力攻撃をすると共にあぶらげを重ねてきたあの時と同じ…だとすれば…! 「は…はぐっ!」 とりあえず目の前にあるものを食べようと牙を立てました。

2013-06-30 19:40:47
ラスト/アドウェナ @temari_sin

ああ、ぞくぞくする……っ! きっと、アタシは今までもこうやって戦ってきたんだろう。動悸が激しくなる。興奮しながら目を見開く。「……敵を相手に隙見せすぎじゃない?」ファンシーが牙を向けて少し離れた隙に間合いを詰め、脇腹を目掛けて短剣を突き刺す。

2013-06-30 21:17:39
ファンシー・S・ピグレーツォ @noamarimo_sin

「ん……にゃっ?!」 ざくり、と。脇腹のあたりで音がしました。そこには―― 「隙だなんて…ボクはボクの望むままなんだけどね?」 ニヤリ、笑います。そこには、憑喪神で間に入った座布団の無残な姿があるでしょう。 「危ない、危ない!」 カクリヨでまたもやっとして、3歩ほど後ろへ。

2013-06-30 21:42:00
ラスト/アドウェナ @temari_sin

ぎちぎちと綿が裂かれる感触に驚きながら、彼女は座布団を見る。本当に何て厄介な能力なんだ……っ! ファンシーが下がった分だけ、こちらも近付く。「アンタ、面白い能力持ってるね……」思わず感嘆。

2013-06-30 22:00:18
ラスト/アドウェナ @temari_sin

ぎちぎちと綿が裂かれる感触に驚きながら、彼女は座布団を見る。本当に何て厄介な能力なんだ……っ! ファンシーが下がった分だけ、こちらも近付く。「アンタ、面白い能力持ってるね……」思わず感嘆。

2013-06-30 22:00:18
ファンシー・S・ピグレーツォ @noamarimo_sin

「おお? 追ってくる? んふふ、いいでしょう便利だよ?」 ぴょんと跳ねれば、新しい座布団。飛び乗って下がりつつどうしようかなあと考えます。下がればまだまだ追ってくるでしょうか。 「あ、でも一つわかったよ。この誘惑感覚…おねえさん…多分色欲《ラスト》だったんだね!」 今頃でした。

2013-06-30 22:11:35
ファンシー・S・ピグレーツォ @noamarimo_sin

「おお? 追ってくる? んふふ、いいでしょう便利だよ?」 ぴょんと跳ねれば、新しい座布団。飛び乗って下がりつつどうしようかなあと考えます。下がればまだまだ追ってくるでしょうか。 「あ、でも一つわかったよ。この誘惑感覚…おねえさん…多分色欲《ラスト》だったんだね!」 今頃でした。

2013-06-30 22:11:35
ラスト/アドウェナ @temari_sin

「一度気に入った子は、ずっと追うよ?」彼女は当然のように返し、歩みを止めない。「『色欲』……」言われて、ふと、脳裏を何かが過る。これは……? だが、過った何かが自身でも分からず脳内の奥底に沈む。分からないことは考えても仕方ない。戦いの邪魔だ。彼女はくるくると器用に短剣を回した。

2013-06-30 22:52:48
ファンシー・S・ピグレーツォ @noamarimo_sin

「ボク気に入られちゃったの?! いつの間に?!」 いつの間にかフラグを立ててしまっていたようです。それにしても 「違うの? ラストだって言ってたのに。まあ、どちらにしても、もう」 ボクは引き寄せる得物を検討しながら言います。 「罪は赦して、罪じゃなくしちゃおうね?」

2013-06-30 23:14:53
ラスト/アドウェナ @temari_sin

「ん、アンタみたいな可愛い子は大好物だからさ」見ているだけで苛めたくなるくらいにね。ファンシーの言葉を聞くなり、彼女は優しく笑って答えた。「アタシさ、自分のことよく分からない……憶えてないのかな、きっと。だから自分が何の罪かも分からなくて」軽やかに剣を操り。→

2013-06-30 23:26:33
ラスト/アドウェナ @temari_sin

→目力が強くなったのか、瞳の橙色が濃くなる。「ま、分からなくていいか」戦いに集中する為なのか、はたまたルクスーリアが彼女に何かしたか。彼女には、自分自身を探そうとする意識が欠けていた。しかし。「『罪』とかもよく分からないけれど。勝たなきゃいけないんだよね、アタシ」

2013-06-30 23:30:58
ファンシー・S・ピグレーツォ @noamarimo_sin

「なるほど、つまりボクはあぶらげのようなもの…いえ、食べられるわけにはいかないのです」 おねえさんが短剣を振るいはじめました。避けながらその話を聞いています。おねえさんの眼の色が変わっていくのが見えます。 「ふうん…つまり、あやふやってこと?」 →

2013-06-30 23:38:50
ファンシー・S・ピグレーツォ @noamarimo_sin

視線を下げました。見つかります。 「それは良くないね。良くない。それはボクのもの。かの人が観測した不羈」 握ります。 「いいね。いいよ? おねえさんの罪がなんであれ」 それは長柄。一つ前の戦いで使ったモノ。 「その罪、綺麗にしてあげる」 右下から左上へ、切り上げる様に振りました。

2013-06-30 23:43:38
ラスト/アドウェナ @temari_sin

思いの外大きな武器に、逃げる速さが遅れた。「……っ!」直撃は免れたものの露になっている左肩には血が滲む。紅くなっていく左肩を抑え、息を切らしてファンシーを見詰めた。「そっか、『あやふや』だとアンタとお揃いになっちゃうのか。それも悪くはないけれど」→。

2013-07-01 00:21:12
ラスト/アドウェナ @temari_sin

→どうやらやはり『色欲』らしく、眼が潤んで表情がとろけていく。彼女は気付いていないが、相手が子供だろうと自分の欲望──罪──には忠実だ。もっともっと奥まで、したい。身体が疼く。

2013-07-01 00:47:30
ファンシー・S・ピグレーツォ @noamarimo_sin

「わあ」 攻撃が当たったことよりも、そのあと。 その表情の変化に感嘆の声が漏れる。 「とても、とても罪深い眼差し。やっぱりボクたちとは、違うんだなあ」 幾許かの憧憬を含めながら、再び長柄を振って迫る。

2013-07-01 23:54:25
ラスト/アドウェナ @temari_sin

あの小柄な身体で長柄を使いこなせるとは大したものだ。先刻裂かれた左肩を通して、社の床に、罪で穢れた血がぽたり。「……っ、あはははっ!」 訳も分からず笑いが込み上げてくる。→

2013-07-02 09:23:10
ラスト/アドウェナ @temari_sin

→「アンタみたいな子供は、大好き!」ファンシーが迫ると同時にこちらも近付き、今度は顔を目掛けて素早く剣を振りかざした。

2013-07-02 09:23:23
ファンシー・S・ピグレーツォ @noamarimo_sin

「……ッ!」 避け切れません。ボクの頬を刃先がかすめていきました。痛い。 「うふふふふっ! ボクもボクの事を好きな人は大好きだよ!」 長柄を振りぬき――近づいてきたラストおねえさんを、柄の部分で押し飛ばそうと試みます

2013-07-02 23:41:00
ラスト/アドウェナ @temari_sin

ああ、綺麗な、血……! ファンシーの頬から目が離せない。可愛い、可愛い、可愛い! 身体の内側が熱くなっていくのが分かる。彼女が近付くと、目の前には長柄。「……あっ!」気付いた時には遅く、彼女の腹部に激痛が走る。もろに攻撃を受けたせいか痛みで顔を歪ませる。が、短剣は離さない。

2013-07-03 08:09:02
ファンシー・S・ピグレーツォ @noamarimo_sin

とらえた…! 頬の痛みが激しいです。思ったより深かったかも。でも、長柄は確かにラストおねえさんの体を捉えていたようです。 「ふっとべ……! そして、行け!」 そのまま。ラストおねえさんを押し出すように、弾き飛ばし――飛ばした方向に向けて長柄が飛ぶよう、手を離します。

2013-07-03 18:51:37
ラスト/アドウェナ @temari_sin

床に当たった衝撃で、身体に痛みが走る。左肩が痺れてくる。利き手さえ動けば問題はない。距離をとられては此方は手の施しようがない。一か八か短剣を投げて──! 「当たれ!」キンッ、と金属のぶつかる音。当たったかどうかは、此方から確認できない。

2013-07-03 20:17:39
ファンシー・S・ピグレーツォ @noamarimo_sin

「うそっ!?」 ラストおねえさんが、不自由な体勢から短剣を投げるのが見えました。その短剣は、鋭い音を立てて、確かに長柄の軌道を変えました。変えた上で―― 「う…わっ!」 驚きで対応が遅れました。ざくり、と右肩に短剣が刺さります。 →

2013-07-03 20:23:48
ファンシー・S・ピグレーツォ @noamarimo_sin

「……ッ……」 一瞬身体をぼやけさせます。短剣は抜かず、カクリヨで自分をずらせば、短剣が勝手に地面に落ちます。カラン、と音がしたら、ボクはあらぬ方向に飛んだ長柄に向けて左手を伸ばします。 「憑喪神……ッ!」 長柄が軌道を変えて、もう一度、直線的な動きでおねえさんの方へ飛びます。

2013-07-03 20:28:20
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