「悪人を懲らしめながら旅をする殿様は実在した!」~島津家久あばれ旅
今月の雑誌『歴史街道』は島津特集。いやー、島津、ネタ多い大名ですねー。ドリフターズから、野太刀自顕流から、なんでもありですね。
2013-07-07 07:47:01一番面白かったのは『島津家久あばれ旅』でしょうか。これは何かというとですね、島津家久(※忠恒組み換えではない)がお伊勢参りに行った時の旅日記でして、実はこれが詳細に残っている。
2013-07-07 07:49:211575年、家久は2月に国元をたち、2月末日には福岡県久留米市の高良大社の宿坊に泊まっているのですが、その日に、無理難題をいう土地の関守をボコってるんですね。
2013-07-07 08:42:124月13日には播磨室津で船頭と口論になり、またボコって船を降ろされていますw家久は「よきふるまい」と述べていますが、そうか?
2013-07-07 08:43:32まあ、これ以外にも色々島津家久の旅はネタが尽きないのですが、何より吹いたのはテレビ時代劇の旅物みたいなのを平気でやっている大名がいて、ちゃんと史料があることですねw
2013-07-07 08:51:23その他、信長が居眠りしているのを見たりw大友家に献上される虎の子を見たり、まあこの人も色々見てますね。敵情視察の意味合いも強いのでしょうが、ミーハーなのかもしれん。
2013-07-07 08:53:08皆様有り難うございます。まとめを更新しました。 「「悪人を懲らしめながら旅をする殿様は実在した!」~島津家久あばれ旅」 http://t.co/rHZdFyQ1wh
2013-07-07 17:06:32島津家久あばれ旅こと、『中書家久公御上京日記』については、近世史の資料としては結構重要らしく、論文も複数あるようです。例えば立正大の白井氏の『京都の島津家久』(http://t.co/TY7YrhTHpg)とか
2013-07-07 17:18:45家久くん、京都では暴れていないようで、熱心に寺社に参詣して、恐ろしく筆まめにあちこちのことを書いています(このために資料価値が高い)。友人の里村紹巴が寺で坊主とケンカしたという記事が出てくる当たりは流石か。
2013-07-07 17:20:24それから、家久くんが石見であった出雲の芸能集団が、小さい女の子を連れていたらしいのですが、これが出雲阿国の資料初出という説もあります。家久は「出雲之衆男女わらハへあつまりて能ともなし、神まひともわかぬおひいれ、出雲謌とて、舞うたひける見物し」と書いている。
2013-07-07 17:22:46毛利輝元や伊達政宗の上洛時のエピソードも微笑ましかったり呆れたりするものがあって、田舎から出てきた大名ってそういうものかと思わせますけど、この島津家久のエピソードは他とは違う味わいがありますねw マ.. http://t.co/enBCPassGd
2013-07-07 17:26:49なお、東大資料編纂所の紀要に一応全文(?)が出ていますので興味のある方はご一読を。http://t.co/BIMOLMVluE
2013-07-07 17:27:15このサイトでは『家久君上京日記』(異本)を地図入りで詳しく紹介していますが、実に面白いです。http://t.co/xs5okALnD5
2013-07-07 17:30:24