原爆認定の新基準についてbuveryさんと

発端は、MAKIRINさんの発言に反応。 救済のための線引と健康影響における線量応答性を一緒には語れないという話。 参考: 続きを読む
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buvery @buvery

例えば、記録上ごくわずかな被曝で白血病になった原子炉の作業員がいても、その労災を認めるかどうかは、そもそも線量をごまかしていて、本当はもっと被曝しているんじゃないか、とか、労災を認めないと、そもそもその人や家族が困窮するとか、原子炉で働く人がいなくなるとか、政治的な判断になる。

2013-08-08 07:19:53
2/26奥O、3/6東F、4/17ジO @birdtaka

@buvery 補償されたことは因果関係があったからだ、という話になると、因果関係が不明だけど補償するという対応が出来にくくなって、今後の被災者救済の妨げになりかねないですね。

2013-08-08 07:20:17
buvery @buvery

薄く広く全員被害がでて、薄く広く全員に補償するという話だと、結局税金をとって、それを配るだけの話になるから、政治的には意味がないんです。しかし、少数の場合なら、『疑い』だけでもそういう対応をとることはできる。これは科学ではなくて、政治的な判断の問題です。@birdtaka

2013-08-08 07:22:40
buvery @buvery

労災の場合だと、本当にちゃんと記録をつけているのか、など疑えばきりがない訳ですが、本人やその家族は現実に困窮している問題なので、どこかで線を引かないといけないわけで、今の裁判所の判断では5mSvなどで、線を引いているということです。

2013-08-08 07:24:42
2/26奥O、3/6東F、4/17ジO @birdtaka

@buvery 私もそう思います。一方で日本政府は過去の公害裁判で「因果関係」が個別の原告患者について立証できない、と補償を強く拒んできた歴史があるので、それはそれも誤解の背景に存在すると思います。

2013-08-08 07:24:50
buvery @buvery

原爆の補償の話も同じで、今はDS02で90%などで線を引いている筈。原爆の寿命調査の線量で、被曝による発癌の影響が1割程度あれば、もう原爆由来と認めるという立場で、これはそんなにおかしな話じゃないと思う。だからこそ、沢田さんはその『線量』に挑んでいる。

2013-08-08 07:27:31
buvery @buvery

日本は空襲の補償などびた一文出していませんから、それと比較すると、原爆の補償は日本として政治的に決めて行っていることが分かる。他の空襲被害で死んだ人、財産を失った人には『諦めろ』と言ったわけだから。火垂るの墓です。

2013-08-08 07:30:47
buvery @buvery

都会への無差別焼夷爆撃も相当残虐で、それに、殺されるのはどちらも同じという言い方もできる。それでもあまりに原爆は残虐なのでそれに政治的に対応するという話だと思う。だから、被曝の補償は他の戦災とちょっとは違っても良いが、あまりにかけ離れた論理になるとおかしくなる。

2013-08-08 07:37:47
buvery @buvery

あ、だから、わたし、韓国へ帰った韓国人の被爆者に補償を出すというのには反対です。一つには日韓条約で解決済みという条約の話(こういう筋論は大事)、もう一つは、政治的な意味がないから、という理由。在日の人には出さざるとえないと思う。

2013-08-08 07:48:23
リーフレイン @leaf_parsley

@buvery この線引きは、労災における白血病認定と同様の種類で、「被害が出ている方への救済」と捉えたほうがいいと思っています。ですから、1) 被爆地点が爆心地より約3.5km以内である者 (2) 原爆投下より約100時間以内に爆心地から約2km以内に入市した者 (続く

2013-08-08 07:46:39
リーフレイン @leaf_parsley

@buvery 承前) (3) 原爆投下より約100時間経過後から、原爆投下より約2週間以内の期間に、爆心地から約2km以内の地点に1週間程度以上滞在した者 から、放射線起因性が推認される以下の疾病についての申請がある場合については(続く

2013-08-08 07:47:11
リーフレイン @leaf_parsley

@buvery 承前)格段に反対すべき事由がない限り、当該申請疾病と被曝した放射線との関係を積極的に認定するものとする。 :引用終わり この条件全てが救済のための線引きであって、線量応答性を明記したものではないです。 なので、1mGyをクローズアップすることそのものが妥当ではない

2013-08-08 07:49:54
buvery @buvery

はい。これらは補償の条件であって、1mGyで生物的影響がどうなるという話ではありません。RT @leaf_parsley: この条件全てが救済のための線引きであって、線量応答性を明記したものではないです。 なので、1mGyをクローズアップすることそのものが妥当ではない

2013-08-08 07:50:59
リーフレイン @leaf_parsley

@buvery と思ったわけですが、、、資料がヒットしたのがとりあえずあれだったので、、、、新基準は、線量応答に換算するのが難しい領域を、あえて線量に触れずに救済を図ろうとした妥協策だと思います。。

2013-08-08 07:52:05
buvery @buvery

要するに『線量と生物的影響の関係』といえば、客観性をもつから、未来の予測に使える。広島長崎の被爆者の寿命調査がこれです。政治的判断の有無が、例えば福島での発癌の予測を変えるわけではない、ということが大事。@leaf_parsley

2013-08-08 08:02:37
buvery @buvery

福島の状況に、寿命調査の例が直接当てはまるか、について補足すると、予測より桁違いに被害が大きくなるということは無いと思う。少ない可能性の方が大きい。

2013-08-08 08:03:25
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

@leaf_parsley 新基準の新たな運用では、却下とする理由がかなり無効になりそうですね。

2013-08-08 09:15:16
MAKIRINTARO @MAKIRIN1230

@leaf_parsley 原爆の保障は特別だというこが重要です。一応1mGyを明記しているのは、熱線や確定的影響などの難を乗り越えた人達の被曝線量が数Gyもある人ばかりと思い込んでいるトンデモさんがいるからです。

2013-08-08 09:24:49

残留放射線量(+内部被曝)の扱いについて

リーフレイン @leaf_parsley

原爆の残留放射線量について (PDF)http://t.co/kPdTm3lSGD 放影研での原爆放射線によるがん罹患・死亡等のリスク評価は、1-4Gy という高線量に 被曝した方々のリスク推定値が、被曝線量に対して明確な量反応関係を示していることに 立脚しています。(続く

2013-08-10 05:52:09
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley 承前)したがって、10-100mGy 程度と見積もられる「残留放射線」被曝を受 けた少数の人たちが、「初期放射線」量がゼロや低線量である多数の人たちの中にある程度 含まれていたとしても、(続く

2013-08-10 05:52:36
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley(承前  主として 100mSv を越える高線量被曝の結果から算出されたリス ク推定値に対して大きな影響を与えるものではありません。 :引用終わり

2013-08-10 05:53:18
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley  なのでまあ、「10-100mGy 程度の残留放射線(or内部被曝値)は あるだろうけど誤差の範疇という前提で疫学統計がとられているので、「原爆症認定の新基準が3.5k以内なら1mSv相当だろう」という言い方は無意味です。

2013-08-10 05:57:40
リーフレイン @leaf_parsley

@leaf_parsley つまり、福一での一般人の被ばく量というのは、原爆の疫学統計からみれば、誤差の範囲でしかないです。 なんか色々読んでるとつい忘れてしまいそうになるんですが、その辺は踏まえておきたいところです。

2013-08-10 06:01:25