第二大罪大戦《第二の狭間》【戦闘フェイズ1】

紅(ルージュ)は暴食、グルマンディーズ(@Gourmandise_rai) 黒(ノワール)は怠惰、トレークハイト(@sin_gomokumame) 狭間に出で遭い、交叉する。
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紅の暴食 グルマンディーズ @Gourmandise_rai

「ッ!グ、あああああ!!?」 未だ膝をついたままだったためにその急激な痛みに悲鳴のような声を上げる。 すぐに身体ごとその場から離れようとする。先ほど『左腕』事態が攻撃を受けた際に範囲攻撃だと知った。→

2013-08-05 09:37:11
紅の暴食 グルマンディーズ @Gourmandise_rai

だからこそ、身を翻せばすぐに…そんな気はしていたが、既に受けた痛みは消えることなく、左掌は『削落』の影響で『削られ』手は血に塗れる。心なしか、掌事態が半分ほど『削られて』いた。 「……ふん。」 顔を上げる。その顔は先ほどの笑顔と違い真面目な顔つきとなっていた。→

2013-08-05 09:43:24
紅の暴食 グルマンディーズ @Gourmandise_rai

「ああ、もう。目障りな『青』達…だからこそ、『好き』なのかもね。いいよ。全部『平らげて』やるよ。」 倒れているトレークハイトを確認すると『左掌』を『削落』したスクリーンを『左掌』で掴みにかかる。

2013-08-05 09:48:46
――― @sin_gomokumame

ひゅ、と息を吸い込みつつ起き上がり、たった今使ったスクリーンは置き去りにして少しでも距離を取る。あれも『掴まれて』使えなくなってしまうだろう。 呼び出して使えるのはあと、19枚。壊された分の画面を再び呼び出せるようになるのを待っている時間は、おそらくない。→

2013-08-05 15:38:01
――― @sin_gomokumame

新たに呼び出す画面は2枚。片方で画面内に捉えた暴食の姿は、より濃く、太い赤に侵食されている。解析は滞りなく。 解析そのものを行っているスクリーンは暴食のすぐ側だが、1枚たりとも無駄にはできない。解析画面を、呼び寄せる。

2013-08-05 15:38:11
紅の暴食 グルマンディーズ @Gourmandise_rai

掴んだ画面を『食らう』 『黒』になった画面を投げ捨てながらソレを視認する。 解析のために使っていた画面を呼び戻すだけ。それは攻撃にも防御にも使用していない。直感的にソレは逃してはいけない。そう感じると無意識の内に走り出す。 『ソレ』の『青』を『食らう』ために。→

2013-08-06 02:39:38
紅の暴食 グルマンディーズ @Gourmandise_rai

→妨害のために攻撃や画面を展開することも予測し威嚇のためだけに持っているフォークやナイフの内5つを様々な方向に投げる。正面、頭上、盾を展開する場所、攻撃のために画面展開する場所、同じ正面でも足下を狙い。 「『平らげる』って言ったでしょ?逃さないよ!」

2013-08-06 02:49:17
――― @sin_gomokumame

暴食の動きに急遽展開していた2枚を正面縦1列に並べて構えた。足元と頭を狙ったフォークは弾き返すが、2枚では防ぎきれなかったナイフがスーツの襟元を切り裂く。 「……直さなきゃじゃないか」 ぽつり、裂けた襟に視線を落とし。 解析スクリーンは無事に戻ってこられるだろうか。→

2013-08-06 09:04:27
――― @sin_gomokumame

暴食は2度、スクリーンに触れた。手元の画面で確認する。その左手は削がれた傷口の血だけでなく、解析が進んだ証である赤色で肘まで染まっている。 片方のスクリーンを構え、その中心に赤く表示される暴食の左手を捉える。 再び放たれる力。直撃すれば、肘から先を丸ごと落とされる事になるだろう。

2013-08-06 09:04:32
紅の暴食 グルマンディーズ @Gourmandise_rai

攻撃は可視化されているわけではない。 力が迫ってきていることはわかっても、どのタイミングで避ければいいのかわからなかった。 半ばヤケクソな感じであった。 「うあアアああァ!」 解析画面を掴もうとする、左腕は激しい痛みと共に肘から先が『削落』されていく→

2013-08-06 19:41:58
紅の暴食 グルマンディーズ @Gourmandise_rai

→ 直撃。 解析画面を追おうとしなければ失わなくて済んだ『左腕』 だが、それでも 「『平らげる』!!!」 失った『左腕』を伸ばす。『掴む』ことはできなくとも、『触れる』ことはできる。 そして、欠落した『左腕』で画面に触れると『青』が『黒』に変わる。→

2013-08-06 19:46:57
紅の暴食 グルマンディーズ @Gourmandise_rai

「ボクはまだ、『食べ足りない』。 ボクは『暴食』。 貴女を食べるまで、簡単に屈したりしない!」 痛みを気迫で拭うように声を上げる。 『黒』となった画面を右掌で掴み、盾のように構えながらさらに接近する。 今まで嗤っていた表情から一変。雄々しい叫びとともに『本体』へと襲い掛かる。

2013-08-06 20:17:15
――― @sin_gomokumame

「君を『唯一の暴食』だと、僕は『認めない』!『唯一』は『黒(ぼくたち)』だ!」 解析画面がひとつ潰された。ふたつはまだ傍らに戻ってこられたから、よしとしなければ。 画面を盾に迫る暴食を、2枚のスクリーンで迎え撃つ。→

2013-08-06 20:46:43
――― @sin_gomokumame

『機能』を失った画面は、ガラスより少し強い程度の強度しか持たないただの板だ。自分が消そうとすれば消えるが、そこまで思考を回す余裕はなかった。 喰らわれてなるものか。その対抗心だけで。

2013-08-06 20:46:52
紅の暴食 グルマンディーズ @Gourmandise_rai

相手が戻した画面を確認して、ただ闇雲に突っ込むだけでは不利と感じる。が、失った腕を確認するとこれ以上長時間の戦闘はさらに不利になる。 勝つか負けるか… 賭けに近いがあまり時間はかけられないことを知ると勝負に出るにはいい判断と感じた。→

2013-08-06 21:52:19
紅の暴食 グルマンディーズ @Gourmandise_rai

→ 構えを見て次の手を考える。 解析画面を潰してもまた新たに解析画面を増やされては困る。 決め手に欠けるが相手をダウンさせられれば… 「『認めない』?ボクは君に『認めてもらおう』など思わない。ボク達が『唯一』なのだから。」 画面を盾に一気に距離を詰めに掛かる。→

2013-08-06 21:59:27
紅の暴食 グルマンディーズ @Gourmandise_rai

→ 画面を投げ、背に背負った大きな『紅』のナイフを右掌で持つ。そしてすぐに姿勢を低くし相手の足元を薙ぎ払う。 殺傷能力があるわけでもない。回避されようとかまわない。 相手の隙を作るための『大振りな攻撃』 (考える状況を作り出せれば…!)

2013-08-06 22:04:00
――― @sin_gomokumame

「っ!?」 抜かれたナイフが足を狙って襲い掛かる。とっさに後ろに回避するものの、ナイフはズボンの一部を切り裂き、自身はバランスを崩して後ろに倒れ込む。 強打した背中を再び打ち、走った激痛に身体が硬直した。

2013-08-06 22:45:32
紅の暴食 グルマンディーズ @Gourmandise_rai

振り払ったナイフを離し、倒れこむ『黒の怠惰』の上に乗ると馬乗りになる腕。 「はは!ここまで上手くいくとは思わなかったよ。」 相手の脚に右手を当てる。 「少し、『動かない』でね?そのズボンの『柔軟』な『紺』は、綺麗な『白』にでも変わるといいよ。」→

2013-08-07 03:01:28
紅の暴食 グルマンディーズ @Gourmandise_rai

ズボンの『紺』が染色前の糸、『白』へと変わる。ただの『白』なら構わないが、まるで蝋燭が固まっていくかのようにズボンは今の形のまま『固まっていく』 「さて、、、『降伏』するかい?しないなら…ただ、このまま『食らっていく』だけだよ。」 次は右掌を相手の胸へと当てて…

2013-08-07 03:05:22
――― @sin_gomokumame

履いたズボンが『色』を失っていく。石で固められたように、その布地の柔らかさが、徐々に失われていく。 しかし、まだ傷を負わされたわけではない。自身はまだ動ける。 「『降伏』?……は、屈するわけがない」 眉間に皺を深く刻みながら吐き捨て。→

2013-08-07 03:25:01
――― @sin_gomokumame

暴食の右手が胸に届くのを阻止するように、自身の左手でその手を掴む。空いた右手でスクリーンを5枚、一度に呼び出す。相手のバランスを崩させるように掴んだ手を引き寄せながら、呼び出したスクリーンを顔面に叩きつけようと振りかぶった。

2013-08-07 03:25:10
紅の暴食 グルマンディーズ @Gourmandise_rai

「イ゛、!?」 支えとなる右腕も左腕もない状態で引き寄せられ、完全に無防備で5枚の強度を持った画面でいとも簡単に叩きつけられる。 ズボンを固め、移動はできないだろうと安易に、悠長に構えすぎたとその時に感じた。 相手の往生際の悪さも考えていなかったと痛さを堪え→

2013-08-07 03:51:20
紅の暴食 グルマンディーズ @Gourmandise_rai

→ 引き寄せられた右腕を力いっぱい引き返す。顔面に当てられた画面を掴み顔を離すと、睨みつける。 「随分と舐めた真似するじゃん。」 降伏の意思なし。そう感じると話し合いもできなさそうだと感じ、掴んだ画面の平面に右掌を当て、思いっきり押し出す。

2013-08-07 03:56:03
――― @sin_gomokumame

相手の右腕が引かれ、掴んでいた手は簡単に離れた。叩きつけたスクリーンを押し返される。この体勢から力の押し合いは、こちらが圧倒的不利。 「舐めた真似?それはこっちのセリフだよ、小童が!」 この暴食がどれだけの間『大罪』なのかは知らないが、永い時を生きてきた自分だからこそ言えた言葉。

2013-08-07 04:59:13