戦慄怪奇学園ダンゲロス「墓場の呪い」 #怪奇ダンゲロス
不気味な絶叫を上げた鏡子は、猛烈な勢いで墓石へと突進した。 そして、ぴょんと墓石に飛び乗ると、彼女もまた己の股間を墓石の角に擦り付けはじめたのである。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:07:33この展開に「まさか、鏡子までが亡霊に……!」と慌てたエースだったが、その鏡子はと言えば、近くにいた亡霊の一体をむんずと抱え上げると、亡霊の股間をあっという間に露出させ、その陰茎を口に咥えた! #怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:08:31あまりにもナチュラルに幽霊との性行為に及んだ鏡子を見て、エースが「えー……」と呆然としていると、その亡霊はビクンビクン身体を震わせて、股間の先からなにやらエクトプラズム的なものを放出している。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:08:59こうして忘れられた霊園では、墓石の上に飛び乗った女子高生二人が激しく角マンを行い、さらには亡霊たちが代わる代わる鏡子に貪られるという目眩のするような情景が生まれたわけだが、それを取り囲んでいた亡霊たちは、口々に、 #怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:10:00「素晴らしい!」 「コングラッチュレーション!」 などと叫びながらスタンディングオベーションを巻き起こしていた。 と、よく見れば、この亡霊たちはどれも老人ばかりであった。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:10:36エースはもはや唖然とするしかない状況であったが、その一方、木蔭ムツキもこの墓石を見ていると、 「もう辛抱たまりません!」 と叫んで墓石に飛び乗り、やはり角マンを始めた。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:11:12すると、亡霊の一人が、立ち尽くすエースの肩をポンポンと叩き、 「ハハハ、どーだ!」 サムアップして会心の笑みを見せてくる。どーだ、と言われれても何がどうなのかエースには分からないのだが。 「ここまで来るには大変な苦労があったんじゃよ」 亡霊は構わず続けた。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:12:23「素晴らしいじゃろ。女子高生三人を虜にするわしらの角マン専用墓石は」 「はぁ……」 角マン専用墓石ってなんだ。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:13:10「そう。事の起こりは、あの七月のことじゃった……」 と、老人の語るその日とは、ムツキとてるこが初めてこの霊園を訪れた時のことであった……。前述の通り、彼女たちは訪れた霊園でいきなり角マンを始めたのであるが、これに興奮したのは彼女たちだけではなかったのだ。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:14:05そう、この墓場の主たち。ここに葬られし諸霊もまた、女子高生の角マンにやったら興奮したのである。 「わしゃあ、死んでからこの方、これほど嬉しかったことはなかったぞい! 女子高生が二人もわしらの墓で角マンをしてくれるなんて! バアさんとの初めてのセックス以来じゃ!」#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:15:29「おい、あんたら死者の尊厳とかないのかよ……。墓石で角マンされてんだぞ……」 「何を言うとるんじゃ、この若造は!」 「女子高生に角マンされる以上の幸せがあるかい!」 「なんも分からんヒヨっ子は黙っとれい!」 エースは無性におうちに帰りたくなった。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:16:26「そうして、わしらは至福の時を過ごした」 「ところがじゃ!」 実はその翌日も翌々日も、てるこは一人でこの霊園を訪れて墓石で角マンをしていたのだという。だが、彼女は三日で飽きてしまったのか、それきり、霊園を訪れなくなった。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:17:15「わしらは悲しんだ。心底悲しんだ。せっかく女子高生が角マンをしに来てくれたというのに……、わしらの力不足で女子高生の心が離れてしもうたんじゃ……」 「はぁ……」 #怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:18:19「それからじゃ。わしらの悪戦苦闘の日々が始まったのは。わしらは徹底して墓石を研究した。どうすれば最高の角マン専用墓石が作れるのか。どうすれば女子高生にもっと喜んで角マンをしてもらえるのか」 #怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:20:15「わしらは試行錯誤の末に田吾作どんの墓石が最も角マン向きであることを発見し、さらなる改良の末に完璧な角マン専用墓石を作りあげたのじゃ!」 「え、でも、おかしくないですか?」 「なにがじゃ!」 #怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:21:22「いや、ジイさんたち、男でしょう? 何が角マンに向いてるとか、そんなの分かるんですか?」 「それはあたしぇらが手伝ったんじゃぞい……」 その答えはエースの背後から返ってきた。振り向くと、なんと今度はバアさんたちの亡霊である。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:21:55バアさんたちの一団は揃って頬を赤らめながら、 「ほりゃ、それはあたしぇらが逐次使用しつつ、ユーザー意見をフィードバックして完成にこぎつけたんじゃよ」 などと言う。 「えっと、バアさんたちは、一体……」 「あたしぇらはジイさまたちの妻じゃ」 「はぁ……」 #怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:22:49「……あのう、ジイさんたちが女子高生の角マンに夢中になってるのは、妻的にアリなんですか?」 すると、バアさんたちはまた頬をポッと赤らめてから、 「あたしぇらはジイさまたちが一つのことに夢中になっとる姿が好きなんじゃ」 #怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:24:30「ジイさまがこんな活き活きとしとるのは死んでからというもの初めてじゃからのう」 「今回のプロジェクトではジイさまたちは在りし日の如くに輝いとってのう」 などと口々に言う。何が何だかよく分からないが、とにかく彼女たちの夫への愛はエースにも確かに伝わってきた。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:25:42「それに、あたしぇらもエエモン見させてもらったしのう」 「やっぱりジイさまたちのしなび果てたアレとは別次元じゃのう」 「男子高校生はええのう、ムヒヒヒ……」 と、バアさんたちは、墓石の奥に佇む男子生徒の、むきだしの一物を凝視して言った。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:26:24エースはその男子生徒ーー、てるこの彼氏である奇印太郎に近づくと、 「なあ、お前、何やってんだ……」 と聞いてみた。てるこを目の前にして些かも動じず股間をまさぐり続ける奇印の姿は霊園に踏み込んだ当初から気になっていたのだが、奇印は「見てのとおりだ」と即答する。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:28:52「見ての通りって、オナニーか?」 「その通りだ。自分の彼女が墓場で墓石を使って角マンしてるんだぞ。興奮しない方がどうかしてる」 そう言いながら奇印は射精した。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:29:43「お前、てるこちゃんを心配して探してたんじゃなかったのか」 「最初はそうだったけど、見つけたら、ほら、あの通りだから、興奮して……」 最近は連日のようにてるこはここに来て角マンを行い、奇印はそんなてるこを見て射精してたらしい。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:30:40「なあ、お前みんなから『ヤバイ』とか『アブナイ』とか言われてるけど、毎日オナニーしてただけなの?」 「えっ? オレ、そんな風に思われてんの!? いや、絶対それ先入観だって! オレ、至ってノーマルだよ。好青年だよ!」 そんなことを言いながら奇印太郎はまた射精した。#怪奇ダンゲロス
2013-09-08 00:31:50