H-IIA高度化とスーパーシンクロナス軌道
- H_Hirayama
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ペリジドッグレッグの場合は1.5tしか上がらないが、図でもう少しましなのはパーキング軌道高度を250kmより高くする、とか、何らかの方法を用いているのかも。
2013-09-28 12:18:46スーパーシンクロナスはちょっと低いけど、ロングコーストと大きくは違わないので、おそらく高度化前の1500m/s GTOはペリジドッグレッグによるものと思われる。
2013-09-28 12:20:19@LH2NHI なるほどです。正確にそのへんを記述した資料がないので、確認できないのです…2段で傾斜角変更したら、そりゃロスりますよね。スーパーシンクロナスはエネルギーとは別の理由でやりにくいという話もちらっと聞きました。
2013-09-27 22:57:03@LH2NHI コメントありがとうございます。紹介した私の単純計算だと、軌道傾斜38度くらいが損得の境になり、でもフロリダ打ち上げでもスーパーシンクロナスがあるので、どこか仮定が悪いのだろうとは思ってました。それから考察しないまま放ってましたが、なぞが解けました。
2013-09-27 22:59:07いや~すごい、スーパーシンクロナスさんマジパねえ!ロングコースト要らないじゃん、と思いきや…よく見てください。GTOアポジ高度…147816km ??
2013-09-27 23:00:44静止衛星高度は35786kmです。147816kmは無茶苦茶遠い…月の半分弱ですから…。静止軌道に向かう衛星にとって、こんなに離れたところを飛ばすのは管制も一苦労。
2013-09-27 23:02:27@H_Hirayama ちょうど連続tweetで、Excelで行った簡単な計算を紹介してみました。スーパーシンクロナストランスファはロングコースト以上に効果的ですが、アポジ高度が遠すぎるのがネックのようです。
2013-09-27 23:04:101997年AsiaSat3衛星がバイコヌールから打ち上げられました。ところが、Blok-DMの第2回噴射に失敗。保険会社は衛星を譲り受け、アポジエンジンを噴射、衛星は月へと向かいます。
2013-09-27 23:11:54衛星は月でスイングバイ、ロシアからの打ち上げのためかなり大きかった軌道傾斜角を月の引力で一気に曲げ、見事静止軌道への投入に成功しました!
2013-09-27 23:13:20中途半端なGTOから衛星の力だけで静止軌道へ。素晴らしい遷移方法ですが、特許がとられており勝手に実行できないのが玉に傷です。そのうち特許が切れ、リンクが強い衛星であれば、なかなか魅力的な方法でしょう。
2013-09-27 23:16:08