「避難の権利を!」という人の言いたいことは分からないでもない
「避難の権利」と言っている人の言いたいこと(同意はしないけど)分からないことないんだよね。「権利」というのはちょっと違うんだけど、国が強制避難させれば、国には避難した人に対する責任が生じるし、失われたものは賠償されるだろうということになる。(続く
2013-09-30 21:35:25一方、強制避難の対象にならない地域は「安全だから補償されない」とか「リスクは自己責任」で国も東電もコストを免れようとしている、と感じるわけ。国や東電への不信感が根底にあって、まぁそれは当然のことではある。
2013-09-30 21:36:40希望者を帰還させようとする動きに反発するのも同じ理由で、帰還する=安全、自己責任、だから、国も東電も責任や賠償を逃れようとしているじゃないの?となる。
2013-09-30 21:37:39ただ、こう感じてしまう人の多くは強制避難させられている当事者ではない。当事者は避難がいかに過酷なことか身にしみている。健康や命に関わることだから、命が大切ならなにがなんでも避難ということにはならない。避難のリスクと帰還のリスクを本人が較べて選ぶしかない。
2013-09-30 21:39:05現在住んでいる地域に住み続ける場合でも希望者を帰還させる場合でも、国や東電の責任が免れるわけでも、補償、支援されなくなるわけでもない、ということを国がはっきりと打ち出せば、とこういう混乱は少なからず緩和されるんじゃないかと思う。
2013-09-30 21:40:12実際、住み続けることにもいろいろな困難はあるし、小さいとはいえリスクや、それに付随するいろいろなことに対処しなければならなくて、そういうのは国や東電がしっかり対応しなければならない。
2013-09-30 21:41:17帰還はもっと大変で、朽ち果てつつある場所をどうやって住めるようにするか、家もインフラも地域経済も仕事も居住者の数も、放射線リスク以外に対処しなければならない課題は山積。時間が経てば経つほど困難になる。
2013-09-30 21:42:30だから未だに「避難の権利」と言っている人の言うことは、直感的には必ずしも的外れではなくて、そういう不信感の根源にあるものに対してしっかりと国は応えていかなければならないんだと思う。住み続ければ、帰還すれば、それで解決でも責任回避でもない、とはっきりさせること。
2013-09-30 21:44:52あと他人を「強制避難」させようとしている人には、それが他人の命や人生を奪うかもしれない残酷なことなのかも、と気がついて欲しい。
2013-09-30 21:48:21もう1つ追加。将来の展望の無いまま長期に避難を続けることは、仮に住環境が悪くなくて生活費が十分に支給されたとしても、大変な過酷なことです。将来の展望があれば多少大変でも生きていけるけど、それなしでは生きるの厳しい。
2013-09-30 21:59:05いわきの安東さん
形式的議論をしているうちに、「帰還する」という選択肢そのものが、消滅するんですよ。「帰還する/しない」の判断が可能になるのは、選択肢が存在するからこそ。いまは、判断以前、選択肢の存続そのものが危機的な状況にある、という認識を持つことがまず必要。
2013-10-02 22:20:51そうして、もうひとつ重要なのは、選択肢の存続と、帰還の判断は別次元で行われるものであり、「選択肢の存続=帰還する/しないの判断を強要」、という拙劣な議論に持ち込むべきではない。
2013-10-02 22:22:26現状を理解できていない人は、ここの腑分けができていない。この腑分けができない議論は、どこまで言っても泥沼で、無意味。(ぐんま方面の特定の人を指しています。)
2013-10-02 22:24:53判断の可能性を残す、ということと、判断をする、ということは、まったく別次元のものだ、ということは、よくよく理解されたい。
2013-10-02 22:27:08国が、自治体が、全力を注いでなすべきは、判断の可能性を残すことであって、判断を行うことではない。判断を行うのは、住民しかない。
2013-10-02 22:33:55状況の腑分けのできていない議論ほど、有害無益なものはないよ。それが、現実に影響を及ぼすのだから、たまったものじゃない。
2013-10-02 22:46:09状況の腑分けのできていない議論ほど、有害無益なものはないよ。それが、現実に影響を及ぼすのだから、たまったものじゃない。
2013-10-02 22:46:09