講演「記憶の伝承と図書館 私感」(大滝則忠 国立国会図書館長)実況まとめ:2013年11月3日
職員と共通の問題意識を持ちながら、叱咤激励をする立場として過ごすうちに、あっというまに1年経ってしまった。 #記憶の伝承と図書館私感
2013-11-03 15:22:43
図書館と「遺す」こと
NDLは遺すのが仕事。特に大震災の中で大事なものが一瞬に失い悲しまれる社会で、図書館は何を遺さないといけないのか、ということを考えなければならない。 #記憶の伝承と図書館私感
2013-11-03 15:29:34「図書とは人類の記憶を保存する社会的な手法のひとつであり、図書館はこれを生きている個人の意識に還元する社会的な装置のひとつである。」ピアス・バトラー(1932) #記憶の伝承と図書館私感
2013-11-03 15:31:30 ※ピアス・バトラー Pierce Butler(1884-1953)はシカゴ大学大学院教授、現代図書館学の基礎を築いた一人。引用はおそらく主著『図書館学序説』(1933)から。邦訳に『ピアス・バトラー 図書館学/印刷史著作集』(金沢文圃閣, 2008)、『図書館学序説』(日本図書館協会, 1978)。
→▼Lee Pierce Butler - Wikipedia, the free encyclopedia http://en.wikipedia.org/wiki/Lee_Pierce_Butler
※なお、次の文献も参照せよ。
→▼CiNii 論文 - 「ピアス・バトラーによる印刷史コレクションの形成 : インクナブラの収集を中心に」〔若松昭子, 1998〕 http://ci.nii.ac.jp/naid/110001818903
→▼CiNii 論文 - 「研究ノート:ピアス・バトラー『図書館学序説』を読み直す」〔折田洋晴, 2013〕 http://ci.nii.ac.jp/naid/120005324399
※『Googleとの闘い :文化の多様性を守るために』は、ジャン-ノエル・ジャンヌネーの著書。原著はフランス語。邦訳は岩波書店刊(佐々木 勉 訳)。
どこかに存在することが確実であれば、自分のモノは捨てることができる(記憶の保存を他にゆだねる)→社会的な装置としての「図書館」に期待する。 #記憶の伝承と図書館私感
2013-11-03 15:34:34
「発禁本」の世界──戦前日本の出版検閲体制と帝国図書館
一口に「発禁本」と称しても…あらゆる言論・表現が取締対象。出版警察が警察機構の中に存在し、出版法と新聞紙法を根拠に検閲を行使した。 #記憶の伝承と図書館私感
2013-11-03 15:38:08治安警察法とか政治家の文書取締法令の中、生み出された物が出版警察。法律そのものには規定が無くても、その周辺に対して波及していった。特に、図書館における蔵書閲覧の禁止・制限が全国的に行われるようになった。 #記憶の伝承と図書館私感
2013-11-03 15:39:38「出版法」(明治26年4月14日法律第15号)