小野俊一(onodekita)講演会帯広

元東電社員で現在内科医である小野俊一(@onodekita)さんの帯広で開催された講演会の聞き書きをまとめたもの
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nyanko0412 @periko_n

11月23日(土)帯広で開催された@onodekitaこと小野俊一医師の講演会「フクシマの真実と内部被曝」(前半部分)がyoutubeにアップされました。データーが明確、論理的、わかりやすいの三拍子、絶対見たほうがいいです。http://t.co/m4pAao464B

2013-11-25 11:09:37
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nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広1】小野先生の経歴。大学卒業後、東電の福島第二原発、本店の原子力技術課に勤務。武藤副社長、高橋毅F1前所長、小野明F1現所長はかつての上司。→小野先生はこのかつての上司達を自分より遥かに優秀な人と称していたけれどこういう優秀な人でも原発事故の収拾は不可能なのね

2013-11-25 15:02:31
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広2】原発の発電の原理のお話。原発は湯わかし器にすぎない。蒸気でタービンを回して発電するので仕組みは火力と同じ。原発の発電はウランに中性子がぶつかり核分裂するその崩壊熱で蒸気を沸かしタービンを回す。→原発ってさも手の込んだ発電に見えるけどただお湯沸かしてるだけ

2013-11-25 15:18:52
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広3】原発と原爆は、ウラン235に中性子ぶつけて核分裂させる原理は全く同じ。核分裂が一挙(原爆)かゆっくり(原発)かの違い。核分裂後の生成物(セシウム等)もほぼ同じ

2013-11-25 15:31:34
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広4】原発からはセシウムとほぼ同量のストロンチウムが生成される。今回の事故でストロンチウムはほとんど放出されていないと言っている人がいるがそれは嘘。大気中にストロンチウムが少なければ海に多く出ている。

2013-11-25 16:09:25
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広5】100万KWの原発を一日稼動すると三発の原爆を爆発させたのと同じ量の放射能が発生する。

2013-11-25 17:58:10
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広6】原発が火力などと比べてコストが高いのは、東電の社員なら誰しも知っていること。小野先生が新入社員の頃、職場の先輩に『原子力って本当に安いのですか』と質問したところ、『高いに決まっている、当たり前だろ』と一喝された。

2013-11-25 19:34:26
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広7】原発は火力と違い安全装置がたくさんついている。コストが安いわけがない。火力でくず鉄が出ても売却して換金することができるが、原子力のくず鉄は売却はおろかドラム缶に入れての厳重な管理となりさらにコストが嵩むことに。

2013-11-25 20:20:40
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広8】原発はコスト高なのに電力会社が儲かるのは総括原価方式に基づいているから。普通の会社は収入からコストを差し引いた分が利益となるが原発はコストの3%が利益となる。コストが高ければ高いほど儲かる仕組。コストは全て電気料金に上乗せできるのでこうしたことが可能

2013-11-25 20:34:47
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広9】総括原価方式によってしても福島第一原発が今まで生み出してきた利益は事故による除染費用10兆円には届かない。

2013-11-25 20:47:25
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広10】3*11の地震により福一周辺に50センチの断層→配管ぼろぼろに、津波によりポンプ施設が流される→冷却水が供給できない、起こるべくして起こった事故

2013-11-25 21:00:25
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広11】原子炉とは火力調整つまみしかないガスコンロのようなもの。オン、オフスイッチはない。

2013-11-25 21:10:18
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広12】ベントとは格納容器を圧力鍋に例えると蒸気口のこと

2013-11-25 21:14:02
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広13】原子炉建屋の高さは約50メートルで帯広市役所の本庁舎と同じ高さ。ちなみに帯広市役所は12階建て、十勝では二番目に高い建造物です。

2013-11-25 21:21:45
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広14】原子炉に制御棒が入っただけでは原発は止まらない。ただ弱火になっただけ。

2013-11-26 05:10:53
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広15】震災前の2008年12月に出された原子力防災専門家向け資料の防災用事故シュミレーションによると、冷却水供給不能の事故が起こってから燃料が露出しメルトダウンが始まる。1時間後に圧力容器下部到達、3時間後には圧力容器を貫通するメルトスルーに。

2013-11-26 05:22:52
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広16】原子炉は止めることができないので、メルトダウンすると必然的にメルトスルーする。

2013-11-26 05:30:17
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広17】原子炉の溶けだした燃料が圧力容器を貫通しさらにコンクリートを侵食する、つまりメルトアウトの状態になるとと圧力が上昇し、圧力が限界を超えるとフランジからリークして放射性物質の大放出が始まる。それを防ぐためにベントという圧力を逃がす作業を行う。

2013-11-26 05:40:27
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広18】公式発表ではメルトスルーまでとはなっているが、メルトアウトまでおきている。

2013-11-26 05:42:52
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広19】3号機が核爆発であるという根拠。1号機の爆発シーンと見比べて、1号機は横に広がる爆発だが3号機は縦に伸びる爆発、雲の高さは東京スカイツリーと同じ位、雲の形状は核実験のときのキノコ雲のよう。

2013-11-26 05:53:44
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広20】3号機が核爆発であった根拠続き、3号機の事故後の写真をみると、瓦礫ばっかりで燃料が見当たらない。鉄がぐにゃぐにゃになった姿も見え、相当高温だったことがわかる。沸点が三千度以上もあるランタンやプルトニウムが原発から遠く離れた群馬県の高崎市で観測された。

2013-11-26 08:57:59
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広21】4号機の建屋が崩壊した原因についてはよくわからない。燃料棒消失いう噂がネットで広まっているが、写真をみるかぎりちゃんとある。燃料棒の表面線量は数万シーベルトで即死のレベル。取出しの時に燃料がラックから飛び出さないか、移送容器の水漏れ、落下が懸念される

2013-11-26 11:10:05
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広22】福島第一原発の事故がレベル七と呼ばれる所以。INESという機関の基準によると、数万テラベクレルの放射性物質の放出、原子炉や施設がひどく損壊していて再起不能であること。公式発表のデーターに基づいても今回の事故はそれにぴったりと合致する。

2013-11-26 11:29:05
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広23】某週刊誌に『子供の頃東京は一万倍汚染されていた』といかにも大気核実験時代と比較して今は汚染が少ないという記事が掲載されていたがそれは嘘。核実験がピークだった1963年日本全体で2000ベクレル/平米、2011年は東京だけで8100ベクレル/平米

2013-11-26 11:50:21
nyanko0412 @periko_n

【小野俊一講演会帯広24】公式発表では今回の事故で放出された放射能は90万テラベクレル、チェルノブイリの520万テラベクレルより遥かに少ないとされている。しかしEUの調査で核種別に降下したものを合算するとチェルノブイリの3.4倍となる。

2013-11-26 17:25:54