《労働基準監督官座談会》ダンダリンで注目集めるブラック企業なくす労働Gメンの人数は他国の半分

ダンダリンの放送で注目を集めるなか、4人の労働基準監督官の仲間に協力いただき座談会を開催しました。その一部を紹介(※座談会出席者のCさんは20代の監督官でほか3人は中堅、ベテランの監督官です。10月30日収録)
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国公一般 @kokkoippan

B ブラック企業の問題は労働組合の組織率が低下したことも大きい。労働者自身も誰かが自分の権利を守ってくれると思っているところがあって自分で動こうという意識が弱くなっている。マスコミも労働組合バッシングなどで良くない役割を果たしている http://t.co/ygfGp4cSey

2013-12-26 17:40:01
国公一般 @kokkoippan

B ダメ押しが国家公務員の大幅賃下げ。やはり、これが大きかったと思います。社保庁職員の不当解雇も同様で、それ以来、解雇は当たり前、給料大幅引き下げも当たり前の空気が広がり、いろいろな意味で労働者の権利の地盤沈下が進んでいる感じがします http://t.co/ygfGp4cSey

2013-12-26 17:41:50
国公一般 @kokkoippan

D 労働法を知らない人が多いということも問題。何も知らずに「アルバイトしています」「パートです」という労働者が非常に多くて、本当は労働条件をもっと改善できるのに労働法を知らないため何も言えない状況があります。急にクビだと言われて、そうですかと受け入れてしまったりする。

2013-12-26 17:42:56
国公一般 @kokkoippan

D 高校の授業で労働法をきちんと教える必要がある。その世代から労働法がきちんと浸透していけば、事業主も労働法ではこうなんだから、という意識も生まれる。今、労働法がどうなのかということを事業主も知らない、労働者も知らない、そんな状況で多くの人が働いている

2013-12-26 17:44:20
国公一般 @kokkoippan

B 労働組合がしっかりしていたときは、働き始めた労働者に労働組合が労働法をきちんと教えていたんだと思います。その意味では、やはり労働組合が力をつけることがブラック企業対策としても大事です。 http://t.co/ygfGp4cSey

2013-12-26 17:44:55
国公一般 @kokkoippan

D ブラック企業をなくしていくには、労働組合の力も必要ですし、労働行政の質と量をきちんと整えていくことも必要です。学校教育でも労働者の権利を守る術を伝える「労働教育」を重視していく、そうした問題を一つひとつクリアしていかないとブラック企業というのはなくなっていかないと思います。

2013-12-26 17:45:45
国公一般 @kokkoippan

B 今でもきちんとした労働組合がある事業場と、ない事業場では大きな違いがあると感じます。そういう意味ではやはり労働者が意識を持つことが大事で、古くさい言い方になってしまうけれども、自分たちで守る、そのために労働組合の力をつけるという視点が必要です。

2013-12-26 17:47:51