読書どんの毒書の話

読書どんが話していた、”毒書”についてのお話を、たまたまそこにいた薬学たんがまとめました!
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事の発端

@dokusyo_for_you

今夜、読書好きな人や読書に興味を持っている人向けに【人生をジワジワと削り取る毒書の話】をテーマに読書についてTwitterで話したいと思います。時間はめどが立ち次第お伝えします。

2014-01-01 17:52:01
@dokusyo_for_you

さっきの話ですが、22時過ぎくらいをめどに、話し始めます。

2014-01-01 21:29:43

人生をじわじわと削り取る毒書の話

@dokusyo_for_you

【人生をジワジワと削り取る毒書の話】 僕のフォロワーには読書好きな人、または読書に興味がある人が多いと思います。そんなみなさんのために、今日は一見有意義に過ごしているように見えて、実は無駄に命を削っているだけかもしれない、読書ならぬ毒書の話をします。

2014-01-01 21:51:36
@dokusyo_for_you

読書はそもそも、社会的に推奨される行動です。朝の読書タイム然り、ゲームをしているよりも本を読んでいる方が好意的に受け止めれること然り、読書は「ただ読書である」という理由だけで勧められ、認められ、支持されています。つまり、読書は社会的に信用されています。

2014-01-01 21:53:08
@dokusyo_for_you

少なくとも読書はプラスイメージの言葉です。じゃあ、読書をすればそれだけでいいのか?というと、それは断じて違います。そこを考えない読書は「ただの時間のムダ」。人生ジワジワと削り取るだけの「毒」ともなりかねないです。

2014-01-01 21:54:57
@dokusyo_for_you

そもそも、自分が読書をしている理由が明確に答えられない人の読書は危険です。今の自分について、よく分かっていない人の読書ほど無駄なものはありません。自分の「軸」がないままに、読書が勧められているという理由だけで読書をする人は、「ただのページをめくるロボット」です。

2014-01-01 21:56:38
@dokusyo_for_you

「読書が勧められているという理由だけで読書をする」ということは、「自分を見失ってることと同義です」。もちろん、最初はそれで構いませんが、そこで何も見いだせない人は、読書をしない方がマシでしょう。

2014-01-01 21:58:12
@dokusyo_for_you

なぜなら、その人にとっての読書は、「社会的に勧められているだけの存在」だからです。読書をする一番の利点は他人の経験や知識を、文字という情報伝達媒体を通して学べるところにあります。それは時間を短縮できるという点で非常に有益なことです。

2014-01-01 21:59:31
@dokusyo_for_you

もし、人間が不死身なら読書なんてしなくていいわけです。自分で経験すれば生の情報、知識が手に入り、それは経験として蓄積されますから。そもそも本は他人が書いたものなので、自分の人生には役に立たないこともたくさん書いてあります。「時間が無限なら」、読書は必要ないです。

2014-01-01 22:01:26
@dokusyo_for_you

でも、実際は時間は有限で、使える時間には限りがあります。なおかつ、いま存在する知識全てを自分ひとりでイチから積み上げるのは不可能といってもいいでしょう。だからこそ、読書をする必要があります。

2014-01-01 22:03:02
@dokusyo_for_you

人生をゲームで例えると、読書は攻略本を読むことに値します。現実と違うのは、その攻略本は「自分が死ぬまでに完成することのない攻略本」です。「今までの人間の叡智を結集して、やっとここまで完成したよ。」というのが今存在する本なわけです。

2014-01-01 22:04:56
@dokusyo_for_you

では、その本を読むことがどうして「毒書」になることもありうるのかというと、「読書をただ読むだけで終わらせる人がいるから」です。読書がただの娯楽としての存在に陥っている人の読書は、褒められたものではありません。そういう姿勢での読書は、自分の人生に活かすことはできないんです。

2014-01-01 22:07:21
@dokusyo_for_you

学ぶ精神を失った読書は、ただの時間消費ツールに成り下がります。他人の経験から学び取り、時間を短縮するための読書が、全くの逆効果になります。もちろん、趣味として楽しみながらの読書ならそれでも問題無いですが、読書全てが毒書になっている人は危ないでしょう。

2014-01-01 22:09:25
@dokusyo_for_you

僕は同じ読書という言葉でも、「深い軸を作るための読書」と「新しい分野を学ぶための読書」と「楽しむための読書」とに分けられると考えています。これについて軽く説明したいと思います。

2014-01-01 22:11:11
@dokusyo_for_you

いきなりですが、これを読んでください。 〈This is a pen.〉 これを理解できない人はそういないと思います。この文章が英語で、文頭が大文字で、文末はピリオドで、penは可算名詞だから冠詞がついていて、「これはペンです。」という日本語に訳せることは自明とも言えるでしょう。

2014-01-01 22:12:34
@dokusyo_for_you

では、こちらはどうでしょうか。 〈اَلسَّلامُعَلَىْكُمْ〉 この文章を見て、どこからどこまでが1文字で何語で何を意味するのか、すべて分かる人はそういないでしょう。僕も全くわかりません 笑

2014-01-01 22:13:53
@dokusyo_for_you

読書についても、これと同じことが言えます。読書から何かを学び取る力を「抽象化エネルギー」という指標を使って説明したいと思います。ちなみにこの言葉は僕が今作ったので検索しても出てきません 笑。抽象化エネルギーは「物事を抽象化して学び取る能力の度合いのこと」です。

2014-01-01 22:15:48
@dokusyo_for_you

抽象化エネルギーについて理解してもうために簡単のな例を出します。リンゴが1個落ちたとしましょう。その際に「リンゴが落ちた」と見る人が抽象化エネルギーが低い人です。ニュートンのように「万有引力の法則を見つけてしまう」ような人が抽象化エネルギーが高い人です。

2014-01-01 22:17:04
@dokusyo_for_you

もう一つ例を挙げてみます。抽象化エネルギーの高い人はどういう人かというと、〈This is a pen.〉を右のように見れる人のことです。 http://t.co/jN24A6YifQ

2014-01-01 22:18:48
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@dokusyo_for_you

この抽象化エネルギーが低いとどうなるかというと、文字通りのことしか学べません。応用が効かないんです。そういう人が幅広い分野の本を読んだらどうなるかというと、スッカスカのことしか学べません。具体的事象しか頭に残らないです。

2014-01-01 22:20:07
@dokusyo_for_you

もともと拾えるものが5個しかない人が100個良いことが書いてある本を読んでも意味が無いんですね。偏差値70の人が使っている参考書と、同じ参考書を使っても、偏差値70にならないのと同じです。そこでまずやるべきことは「軸」を作ることです。

2014-01-01 22:21:28
@dokusyo_for_you

軸を作るというのは、1本深く根を張るイメージです。逆に1本高いビルを作るイメージでもいいです。それを思考の拠り所にすると、抽象化ができるようになります。この「軸」はなんでもいいです。けん玉が超絶うまいでいいし、世界史が模試で全国1位でもいい。ようは極端であればいいです。

2014-01-01 22:23:30