最近の「イラストレーション」誌と、「イラストレーション」の広がりについて(1)
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それにしてもイラストレーション誌。登場してる名前は全て漫画家。チョイスの審査員も俺て。コミッカーズ化してないか笑 RT @illustration_g イラストレーション201号は上條淳士、五十嵐大介、しりあがり寿を特集。 特別対談としてちばてつやと浦沢直樹による対談も収録。
2014-01-18 19:31:04同業者が自分を含め「絵」の面でこの雑誌に取り上げられるのはもちろん嬉しい事だが、もっとイラストレーターの方々からの刺激を受けたい、と、この本の1979年の創刊号からの愛読者でありイラストやデザインに多大な影響と刺激を受けてきた自分としては正直思うよ。
2014-01-18 19:38:36と、ここでイラストレーターの中村佑介さんが反応する
@Eguchinn はじめまして。こんにちは。イラストレーターの中村佑介と申します。創刊された1979年、僕はまだ1歳でしたので、創刊当初、『イラストレーション』という雑誌が読者にとってどのような受け入れられ方をしていたのか、とても興味があります。
2014-01-18 21:21:01@kazekissa はじめまして。作品いつも拝見しています。当時はまだ、60代からの「イラストレーション」という分野がとても刺激的だった時代が続いていました。時代のトーンのようなものを代表するようなイラストレーターが毎年のように登場してきて目が離せなかったのです。
2014-01-18 21:35:13@Eguchinn 返信ありがとうございます。"イラストレーション"という単語自体、江口先生の画集タイトルで知った位なので感激です。そして当時の熱を知れて勉強になります。今よりもっと一般消費者(漫画家、イラストレーター、デザイナー以外)からの注目はあったのでしょうか?
2014-01-18 21:43:01@illustration_g @Eguchinn イラストレーションに全ページを割いて欲しいです。
2014-01-18 21:35:52うーむ、画家や漫画家、イラストレーターを名乗らない「絵師」など、イラストレーションに関わる作家ジャンルが多様化していて、そこが難しいところです。“@kiuchitatsuro: @illustration_g @Eguchinn イラストレーションに全ページを割いて欲しいです。”
2014-01-19 02:28:24例えば実際の制作方法を写真つきで解説するHow to Drawのページなど画期的でかつ実用的でした。美術的な専門教育を受けていない自分にとって、そこで林静一や永井博の色の塗り方や鈴木英人のパントーンの貼り方を見れたのはとても刺激的でしたし勉強になりました。 @kazekissa
2014-01-20 16:22:05美術書ではあったのかもしれないけどイラストについての専門書は当時他になかったと思うので業界内での注目はとても高かったと思いますよ。
2014-01-20 16:24:28それと、イラストレーションが「今よりもっと一般消費者(漫画家、イラストレーター、デザイナー以外)からの注目はあったのでしょうか?」ということに関してはそうだと思います。消費者が注目していた、というより消費者の目に触れる量が今より圧倒的に多かったと思います。
2014-01-20 16:28:04ただ人気のあるイラストレーターは流行みたいに扱われ、消費されるスピードもすごく早かったので、その時々の「旬な人」に選ばれてしまった人は大変な部分もあったんじゃないかな。
2014-01-20 16:32:02ぼくの知る限りではイラストレーション誌のチョイスをとって登場して、あれよあれよと時代の顔になっていくのを目撃した最後の人がたぶん日比野克彦さん。で、あれがたしか83年。
2014-01-20 16:37:42日比野さんほど広く認知されてイラストレーター以外にも影響を与えた人はいないでしょうね。@Eguchinn: ぼくの知る限りではイラストレーション誌のチョイスをとって登場して、あれよあれよと時代の顔になっていくのを目撃した最後の人がたぶん日比野克彦さん。で、あれがたしか83年。
2014-01-20 16:52:23そのあと、その時々のいわゆるスターイラストレーターみたいな人が登場しなくなったんだけど、ぼくとかわたせせいぞうさんとか、岡崎京子さんとか…漫画家がイラストとして使われる仕事はこの頃から増えていったんですよ。これは関係あるのかな?笑
2014-01-20 16:43:36無関係ではないと思います。@Eguchinn: そのあと、その時々のいわゆるスターイラストレーターみたいな人が登場しなくなったんだけど、ぼくとかわたせせいぞうさんとか、岡崎京子さんとか…漫画家がイラストとして使われる仕事はこの頃から増えていったんですよ。これは関係あるのかな?笑
2014-01-20 17:13:44というのは、漫画家の絵は高い認知度があるので、特に広告などではそれが強みになると考えられます。目的・要件さえ満たせば漫画や古典絵画などあらゆる絵がイラストレーションになりうるわけで、「イラストレーターの肩書きを持つ人」に限るという考え方は起用する側にはないと思います。
2014-01-20 17:13:46でもその後は奈良美智さんとか会田誠さんとか村上隆さんとかの美術の人がポップ媒体(雑誌、CM、CDとか)に登場しだしたりね、イラストレーションがひと言でくくれなくなった、他の畑とのボーダレス化は多分その頃から始まってるかな。
2014-01-20 16:55:51村上さんの「スーパーフラット展」はアートやメディアコンテンツ等のボーダーレス化を象徴する展示でしたね。“@Eguchinn: でもその後は奈良美智さんとか会田誠さんとか村上隆さんとかの美術の人がポップ媒体に登場しだしたりね、イラストレーションがひと言でくくれなくなった”
2014-01-20 17:37:09@Eguchinn 突然で失礼いたします。例えばパパリンコがミスドのパッケージを飾ったり、すかいらーくグループのPOP、メニューが江口先生のイラストになったり(その前は鈴木英人氏のイラストが採用されていました)等、メディアとの絡みも関係していたと思います。
2014-01-20 17:02:52ただ、じゃあ若い世代にイラストレーションを描こうとする人が少なくなったのかといえば、それはちがって、むしろ多くなってるんじゃないかな。Pixivとか見ると、そりゃもうビックリするほど上手い人がゴロゴロいるものね。あれは何?イラストとは呼ばないの?魅力的な絵を描く人は沢山いるよ。
2014-01-20 17:12:45なんだけど、この、ハンドルネームでネット上で絵を発表してる若い人たちに共通して感じるのは「世に出る」という感覚の希薄さ?僕らの世代だと絵でも小説でも音楽でもなんでもいいけど自分の技量で「世に出たい」というのがまずあったんですよ。この「世に出たい」という感覚がもう古いの?ダサいの?
2014-01-20 17:21:24だから昔だと僕は漫画家になりたかったからジャンプに投稿しました。イラストレーターになりたい人はチョイスに応募してました。みんな世に出たいからですよね。今の若い人はもしかしたらネット上でRTされたりファボられたりイイネ!された数が多ければ満足だったりするのかしら?
2014-01-20 17:27:28