前医から言われた衝撃的な一言

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勝俣範之 @Katsumata_Nori

がんについても全く同じことが言えます。がんの予防効果など禁煙以外はエビデンスがはっきりしていないのに、また、検診で100%防げるものでもないのに、「がんは予防・検診が大事」しかメディアが言わないことは問題と思います。http://t.co/WYcVbIGVLC

2014-03-26 14:08:31
勝俣範之 @Katsumata_Nori

がん教育を小中学生にしようという試みがありますが、その中で最も大切なメッセージは、「がんは誰でもなる病気で、がんになった人を差別しないで、がんになった人も安心して暮らせる社会をつくるが大切」ということと思います。予防・検診ばかり強調するのは止めてほしい。

2014-03-26 14:10:46
西智弘@川崎医師 @tonishi0610

①緩和ケア外来にいらっしゃる患者さん・ご家族から、けっこうな確率で「前医から言われた衝撃的な一言」を伝えられる機会がある。 その内容は「何かの教科書に、そのフレーズ載ってるの?」と思うくらい、判を押したように、同じようなことを言われている。

2014-04-05 19:15:34
西智弘@川崎医師 @tonishi0610

② 「もうできる治療はありません」 「治療しない方はこの病院にはいられません。緩和ケアを受けられる病院を(自分で)探して下さい」 は、7年前、自分がレジデントだったころから耳にするフレーズで、未だに健在。

2014-04-05 19:15:57
西智弘@川崎医師 @tonishi0610

③ そこに最近加わったフレーズ。 「あなたのような状態が悪い方を診てくれる病院なんてありませんよ」 初めて外来ででこれを聞かされたときは、本当に「きょとん」としてしまった。 えーつまり、ここの病院からは早く出て行って欲しいんだけど、あなたの行き場所なんてないんですよ、と。

2014-04-05 19:17:06
西智弘@川崎医師 @tonishi0610

④ 何でそんなこと言う必要があるの?という思い。なぜそんなに追い詰める必要がある?聞いているこっちまで苦しくなってくる。 患者さんやご家族からは「ここでも診て頂けないのでしょうか・・・」と。いやいやいや、全然普通に診ますから。

2014-04-05 19:17:29
西智弘@川崎医師 @tonishi0610

⑤ で、何でそんなことを言う必要があるのか? その答えは、その後に続くフレーズ 「だから、あなたのような方がいられるのは自宅しかありません。往診医を探して○日には退院してもらいます」 である。

2014-04-05 19:17:56
西智弘@川崎医師 @tonishi0610

⑥ あーなるほど、と。在宅復帰率などが診療報酬にからんできている昨今の情勢から、こういうフレーズが生まれたのね、と。ちなみに、このフレーズもまた「文例集でも出回ってんのかい!」と思うくらい、既にいくつかの患者さん・ご家族から耳にする(もちろん、紹介元はそれぞれ関連ない別施設)

2014-04-05 19:18:40

編注 後掲参考記事参照

西智弘@川崎医師 @tonishi0610

⑦ しかし、こんなひどい言葉が流行るような状況、国の制度が悪いのか、医師の教育の問題か・・・国の制度に合わせた厳しい経営の病院側の苦肉の策とも言えるし、ニワトリとタマゴのよう。

2014-04-05 19:19:02
西智弘@川崎医師 @tonishi0610

⑧ 「安心して下さい。うちで診させて頂きます」 とお伝えすると、患者さん・ご家族からは安堵の涙。 「もう本当にどうしたらいいかわからなくって・・・」 これまで通り「普通の」医療をしている我々が、どんどん特殊な存在になっていくのを感じる。

2014-04-05 19:19:30
西智弘@川崎医師 @tonishi0610

⑨ 自治体病院としてのひとつの役割と思っているが、自治体病院といえども効率化・経営改善を求められる昨今、自分たちもそんなフレーズをつぶやかないとならなくなるとしたら・・・と思うとぞっとする(そんなことになったら勤務医は続けられないかも)。 終わり

2014-04-05 19:19:49
イズミ ノリコ @shnizumi

@tonishi0610 同感です。何年も同じように感じています。

2014-04-05 19:23:49
西智弘@川崎医師 @tonishi0610

@shnizumi ありがとうございます。何というか・・・どこから手をつけていいのか、という感じです。道のりは遠そうです・・・。

2014-04-05 21:34:10
akihikokashio @akclass2013

@tonishi0610 これは意外と聞く話です。往診できる医者を入院先で探してくれればまだしも、本人達で探せと言われて、何とか自分らのクリニックに行き着いた例も、いくつかありました。その場合は、在宅に移行する準備もほとんどされてないことが多いです。

2014-04-05 19:22:19
西智弘@川崎医師 @tonishi0610

@akclass2013 在宅の現場をほとんど知らない、というのもあるのかと思います。だから在宅で何が必要か、ということも想像できない。準備の時間もあまりないですしね。

2014-04-05 21:35:19
akihikokashio @akclass2013

@tonishi0610 ほとんど知らないのに「今後は在宅で」と退院させるのは、やはり疑問を感じます。緩和ケア科の先生ほどの経験はなくとも、病棟中心にやっている先生方にも在宅診療の様子を少しずつでも定期的に経験できる環境があれば、もう少し変わるのではと考えます。

2014-04-05 22:08:07
Kazu. Ogata Нет войне! @ogataKCHGIM

@tonishi0610 自治体病院の皆様でもそのようにおっしゃる対応が増えています。

2014-04-05 19:22:29
西智弘@川崎医師 @tonishi0610

@ogataKCHGIM 自治体病院が「自分たちの存在意義はこれだ!」と主張してこなかった(主張していても市民にその声が届いていなかった)という部分もあると思います。だから、「自治体病院は赤字続きで税金のムダだからもっと効率化を」と経済優先になっていっています。

2014-04-05 21:37:32
川崎とフロンターレを愛する者 @dorian5963

@tonishi0610 母はガンではありませんけど、高齢で、もうあちこち悪くて、重い認知症があるので、先日入院先の医師から同じようなことを言われました。まるで「生きている価値無いでしょ?」と言わんばかりです。こんな医者、病院には母の看取りなんかして欲しくないです。

2014-04-05 19:23:36
川崎とフロンターレを愛する者 @dorian5963

@tonishi0610 保険室に入れているのに、入院費が半月で9万近く……おむつ代とかが高いのです。給料が突然倍になる訳じゃなし、そんなに払えない、払い続けられないと医師に相談すれば、「じゃあ、家に連れて帰れ!」と言われる始末。あまりに酷いので、特養と相談し、転院検討中です。

2014-04-05 19:36:21
西智弘@川崎医師 @tonishi0610

@dorian5963 寄り添う医療、支える医療、というのが今ようやく芽が出てきたようなところです。でも、医療にも経済原則を、という波に飲み込まれそうな勢いです。

2014-04-05 21:39:05
大江真言(鈴木) @life_makoto

@tonishi0610 国立の神経内科にかかっていて、多発性脳梗塞の親戚が「もううちは卒業!」と言われ、要介護認定を受けた患者が転院させられて、神経内科のない病院に転院して、その後専門医がいる地域に引っ越した。多発性脳梗塞で神経内科が近隣になく、開業医で神経内科がない新宿区内で

2014-04-05 21:33:25
西智弘@川崎医師 @tonishi0610

@life_makoto 「脳梗塞はうちで診る病気ではありません、リハビリ専門病院へ」というのも「判で押した」おきまりフレーズのひとつです。

2014-04-05 21:40:17
田舎の元外科医 @inakashoge

現実的には、急性期病院に入院したその日から、転院先や在宅療養を見据えた準備が必要でしょうね。それが未整備なのが問題.@lkj777 さんの「前医から言われた衝撃的な一言」をお気に入りにしました。 http://t.co/Xm4aGbBJqT

2014-04-06 07:13:32