行頭一字下げ、するかしないか?
『組立-転回』p59井上「自然が「日本古来の自然」という形で理想化されるのは、自然が西欧を批判・否定する道具とされているからです」的な「自然」って、1931年の和辻『風土』が現代人に流行らせたような気がするんだけど、これハイデガー『存在と時間』の他に関東大震災に根があるかもよ。
2014-04-15 22:06:33『組立-転回』で井上幸治「震災という未曽有の出来事を経験しても…」を読んだ日にこういうツイを見るのも機縁だな。https://t.co/crpJBXJQd4 https://t.co/ynJe0PZVKO https://t.co/75L9qARzqI
2014-04-15 22:19:39行頭一字下げ、するかしないか? http://t.co/hq2w1W4h3i この議論のなかで僕が一番不満に感じたのは「コンセプト」という言葉の使われ方。「コンセプト」に則して、とか「コンセプト」を実現とかいう言い方がそれ。
2014-04-20 03:49:42つまり「コンセプト」と「デザイン」という、この二つのことばを想定したとき、「デザイン」というのは「コンセプト」に準ずるものなのかどうか?
2014-04-20 03:52:54むしろ、この二つのものは、対立概念といっていいほどどこかで破綻する。しかし、この破綻こそが「組立」てなおす(動き続ける)契機という話ではなかったのか?
2014-04-20 04:14:50別の言い方をすれば、「組立」て直しました! というのと「組立」直す可能性(を発見する/できる)というのは全然別の主張です。
2014-04-20 04:23:32そして、この議論のなかでは多くの人が後者の意味よりも前者の意味で受け取った人が多かったように思います(僕もその一人)。
2014-04-20 04:33:03また、「一字下げするか、しないか」の問題に立ち返って言うと、この行頭処理の問題が、異なるものの結節点であることは間違いないにしろ、この本固有の問題ではないですし、少なくとも(この本の)造本全体の設計の思想にかかわる問題には読めなかったというのが僕の正直な感想です。
2014-04-20 05:20:20僕と中山君は同じ様な形でエディトリアルデザインと出会っていると思うから、今回の「組立‐転回」のカタログでやりたかったことは実はなんとなくわかる。
2014-04-20 05:20:33こういうことやりたかったんでしょ? っていう(議論のなかではでてこなかった)本を提示できるけど、しないほうがたぶん面白い(可能性ある)な。
2014-04-20 05:20:41