#リプくれた人を事件にする

現在未完結
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ウッカリデス @ukkaridess

            -----垣手坂の探偵-----

2014-04-13 21:24:14
ウッカリデス @ukkaridess

垣手坂の探偵(-かきてざかのたんてい)とは、八海馬 九段(はかいば くだん)によって執筆された探偵小説である。 垣手坂の安アパルトメントに事務所を構える私立探偵のウッカリデス(作中では大抵"探偵"とだけ呼称される)が昭和初期~中期の日本でおこった様々な事件に関わる姿を描く。

2014-04-13 21:24:28
ウッカリデス @ukkaridess

作風は幅広く、シリーズ第一作『素封家』のようなクローズドサークル系に始まり、密室トリックや暗号などの本格推理もの、怪盗と対決する活劇風味、はたまたオカルトじみたホラーアクションまでバリエーションに富んでいる。

2014-04-13 21:25:02
ウッカリデス @ukkaridess

なお探偵の特徴的な行動として"携帯を齧る"という描写が頻繁に見られるが、この"携帯"が何を指すのかファンの中でも意見がしばしば分かれる。一説には携帯食料だといわれているが、別途食料を調達する描写が度々入るので、"覚せい剤を摂取する"ことの暗喩だというのが通説である。

2014-04-13 21:25:31
ウッカリデス @ukkaridess

――以下、作品を順不同で紹介する。

2014-04-13 21:25:57
ウッカリデス @ukkaridess

あらすじ:ある冬の寒い日、アパルトメントの管理人である美女・春原詠子(はるはら よみこ)が探偵社を訪ねてくる。 大家である彼女が店子を訪ねる理由は一つ、すなわち家賃の取り立てである。周囲の人間からは笑顔を絶やさぬ聖人の如く扱われているが、取立てに容赦のない彼女を探偵は恐れていた。

2014-04-13 21:28:11
ウッカリデス @ukkaridess

しかし彼女は言う。ある頼みごとを聞いてくれれば、今月分の家賃を払わなくていいと。破格の申し出に一も二もなく飛びつく探偵だったが、すぐに後悔することになる。用事の出先で奇妙な死体――笑ったように引きつった顔の死体と遭遇してしまったからである。

2014-04-13 21:28:38
ウッカリデス @ukkaridess

@YommiiDq92 作品解説:「詠子事件録」に収録。  期せずして死体と遭遇してしまった探偵の苦悩を描いており、康一君刑事に「君は死神か何かかな?」といわれる最初の事件でもある。なお詠子は今後も度々探偵に厄介ごとを運んでくるマスコット的存在として描かれる。

2014-04-13 21:29:01
ウッカリデス @ukkaridess

@Ok1_UQ_rowa あらすじ:一九××年六月五日、壮年男性の他殺体が発見された。男の名は東方鍵一(とうほう けんいち)。元提督という大物軍人でありながら戦犯判定を免れた男だ。現場に残されたのは被害者の血で描かれた"飛龍イマダ発見デキズ"の文字。

2014-04-13 21:31:40
ウッカリデス @ukkaridess

@Ok1_UQ_rowa あの大戦で沈んだ空母の名前が何故今になって血文字で残されるのか? 『素封家』に登場しただよもんの旦那からの紹介で、事件解決に協力することとなった探偵。だが探偵は謎を解き明かしていくうち、事件の裏に隠された深い欲望と怨恨を目撃するのであった。

2014-04-13 21:33:14
ウッカリデス @ukkaridess

@Ok1_UQ_rowa 作品解説:「蛇世門号事件」に収録。  事件の鍵を握る超能力潜水艦"伊666"こと"蛇世門号"の描写はSF的でありながらも妙なリアリティを持って描かれているため、『実は本当にあった計画では?』とファンの間では冗談交じりによく言われる。

2014-04-13 21:34:05
ウッカリデス @ukkaridess

@1eZNmJGbgM あらすじ:造船会社に勤めるアメリカ人技師のジョン・マルターが殺害された。殺害現場は会社倉庫――だが奇妙なことに倉庫に保管してあったはずの大量の資材が消失していたのである。

2014-04-13 21:35:59
ウッカリデス @ukkaridess

@1eZNmJGbgM 大型船舶に使用されるほどの大量の資材が跡形もなく消え去った――それを聞いた人々は誰ともなく「幽霊船舶」の噂を口にする。噂によればかつての大戦で死んだ人々が、戦いが終わったのを知らず戦艦を作っているのだという。 

2014-04-13 21:36:43
ウッカリデス @ukkaridess

@1eZNmJGbgM 他の事件の港町に来た探偵はたまたま巻き込まれ、事件に取り組むこととなる。  作品解説:「詠子事件録」に収録。 『蛇世門号事件』の直後に起こったと思われる事件。死体の頭をまるでサッカーボールのように蹴り飛ばすという衝撃的なトリックが当時話題を呼んだ。

2014-04-13 21:37:29
ウッカリデス @ukkaridess

@7WJp_Ebou  あらすじ:瀬戸内海に浮かぶ絶海の孤島・出門島には奇妙な風習があった。島の名家である降桑(ふりくわ)家の者の誕生日には、島中で生まれを祝う儀式を夜通し行わねばならないという。 それはどんな時でも――例え戦時下であったとしても変わらずに行われていたという。

2014-04-13 21:39:48
ウッカリデス @ukkaridess

@7WJp_Ebou 再会した旧友・紐夫の頼みでこの島を訪れた探偵は、奇怪な連続殺人事件に巻き込まれることになる。 惨劇を前にした探偵の脳裏に紐夫の言葉がリフレインする。 『僕はあの島に帰らなければならぬ。だが聞いてくれ。あの島はおかしいのだ。狂っておるのだ――』

2014-04-13 21:40:10
ウッカリデス @ukkaridess

@7WJp_Ebou 作品解説:「出門島」に収録。舞台となる出門島は兎に角不気味な雰囲気を持つ島として描写されている。劇中でも「まるで一時間が三倍に感じられるような退屈な島」との描写がある。

2014-04-13 21:41:16
ウッカリデス @ukkaridess

@7WJp_Ebou また住人の訛りがひどく、島外から来たものには棒読みのようにに聞こえるため、探偵自身も「こんなところに一週間もい続ければ頭がおかしくなってしまう」と零している。

2014-04-13 21:41:34
ウッカリデス @ukkaridess

@anti_earth_bomb あらすじ:顔なじみの康一君刑事に重要参考人として呼ばれた探偵。何故呼ばれたのか心当たりのない探偵は、身の潔白を証明してさっさと帰ろうとする。だがある事件の捜査線上に上がったという男の名を聞いたとき、探偵の表情は驚愕と恐怖の色に染まるのであった。

2014-04-13 21:43:06