接触とインデックス

9
YOSHIDA Hiroshi 吉田寛『デジタルゲーム研究』発売中 @H_YOSHIDA_1973

@sourd ありがとうございます。今読んでいますが、しかしながらクラウスはインデックスを a physical relationship to their referents と(ノーマルに)定義しており、必ずしも「接触」(押し当て)を前提にしていないように読めます。

2014-06-10 01:16:38
YOSHIDA Hiroshi 吉田寛『デジタルゲーム研究』発売中 @H_YOSHIDA_1973

レヴィ=ストロースから始まって、まさかクラウスまで読むことになるとは思わなかった。これだから読書プラスtwitterはやめられない。

2014-06-10 01:20:17
YOSHIDA Hiroshi 吉田寛『デジタルゲーム研究』発売中 @H_YOSHIDA_1973

ところでインデックスと言えば、記号の一種としてのそれではなく、文字通り本の「索引」としてのそれが登場する論文を先日読んだ。Daumenkino(日本語でいうパラパラマンガ)についてのドイツ語の論文。書物のページの特殊加工がDaumenkinoの一つの起源だという論旨で面白かった。

2014-06-10 01:25:36
🍎す_______ー_______う🌏 @sourd

@H_YOSHIDA_1973 吉田先生にそういわれて気付いたのですが、わたし、"a physical relationship"自体がすでに肉体関係のような、ぴたっとつく接触をイメージしていますね。

2014-06-10 01:27:36
YOSHIDA Hiroshi 吉田寛『デジタルゲーム研究』発売中 @H_YOSHIDA_1973

@sourd いやいやそこでの physical は単に「物理的」の意だろうと返そうとしましたが、それは実は深い問題の提起になっていますね。そもそもあらゆる physical は接触(触ること)無しにはありえない気がしますので。

2014-06-10 01:31:05
matsunaga @zmzizm

分割図法は表象システムの話であってそれがたとえば線遠近法よりも対象についての情報をより多く伝えるとかいうのはふつうにありうるけど、版画とか魚拓とか判子はそれこそインデックスの話以上でも以下でもないような

2014-06-10 01:35:51
matsunaga @zmzizm

depictionの哲学みんなでやろ

2014-06-10 01:37:50
matsunaga @zmzizm

桶屋がもうかってるのを見てあっ風ふいたんだってなるのがインデックス

2014-06-10 01:45:06
matsunaga @zmzizm

なんでそういう表象システムになってるのかっていうのはむずかしいというかストーリーをこしらえるしかないようなところで、なんらかの目的に合致してるとか技法的ないし媒体的な制約のおかげとかそういう説明になってだいたいうさんくさい

2014-06-10 01:55:21
YOSHIDA Hiroshi 吉田寛『デジタルゲーム研究』発売中 @H_YOSHIDA_1973

とりあえずこの機会に前から気になっていたLopesのこれ amazon.com/gp/product/019… とAbell & Bantinaki編のこれ amazon.com/gp/product/019… をポチった。

2014-06-10 01:56:40
matsunaga @zmzizm

@H_YOSHIDA_1973 両方とも読みやすいしすごくためになります。あとKulvickiのimages (2014)も入り口としてすごくよいです

2014-06-10 02:01:36
たかふみ @katotakafumi

@H_YOSHIDA_1973 @sourd 横槍すみません。パースは、インデックスは指し示す対象とphysically connectedと定義します。「actual/real connectionがある」と表現していることもありますが、意味は同じで、(続)

2014-06-10 03:48:49
たかふみ @katotakafumi

@H_YOSHIDA_1973 @sourd physicalな関係の典型として例に挙がるのは、扉を押すときに抵抗があるというような、作用・反作用の関係です。なので、「接触」のイメージはパースの意図とも合致するように思います。

2014-06-10 03:52:22
たかふみ @katotakafumi

@H_YOSHIDA_1973 @sourd (とは言うものの、real/actual connectionと言うときは特に、「あの家」などと言ったときにそれが現実の対象を指し示している、という意味も含んでいます。これも物理的な外的世界に基づく関係性と考えられます。)

2014-06-10 03:55:27
YOSHIDA Hiroshi 吉田寛『デジタルゲーム研究』発売中 @H_YOSHIDA_1973

@katotakafumi @sourd 貴重な補足、ありがとうございます。「作用・反作用の関係」はよく分かる説明です。インデックス概念の本質にふれた気がしました。パースの著作にも直接当たってみます。

2014-06-10 04:19:00
HAYASHIDA Arata @arata1002

インデックスというと写真にも関わってる。つい、写真を「接触」という謂いで論じてしまうけど、いわゆる「接触」とは違う。「接触」にも段階がありそう。フォトグラムからスナップショットまで。 / “接触とインデックス - Togetter…” htn.to/bUJ8x9

2014-06-10 10:17:28
HAYASHIDA Arata @arata1002

インデックスとして写真を考える時には痕跡性だけではなく指標性も考え合わせる必要があります。

2014-06-10 10:26:39
YOSHIDA Hiroshi 吉田寛『デジタルゲーム研究』発売中 @H_YOSHIDA_1973

「生々しい痕跡」としてのインデックス概念の導入は、写真論ではけっこうありがちかも、と昨晩あの後で私も思い至り、振り出しに戻った気分になりました。QT @arata1002: インデックスとして写真を考える時には痕跡性だけではなく指標性も考え合わせる必要があります。

2014-06-10 12:09:34
YOSHIDA Hiroshi 吉田寛『デジタルゲーム研究』発売中 @H_YOSHIDA_1973

ありがとうございます。私の発言は思い付きを連ねただけですが、皆さんから有益な示唆をいただきました。QT @kasuho: 「接触とインデックス」をトゥギャりました。 togetter.com/li/678388

2014-06-10 12:12:48