クロード・レヴィ=ストロース著『月の裏側――日本文化への視角』(読書メモ)

まとめました。
アート 野生の思考 構造主義 月の裏側 神話 レヴィ=ストロース 仙厓 ディヴィジョニズム 東京 火焔土器
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プロローグ(1)
未発育都市 @mihatsuikutoshi
NHKテキストの中沢新一著『レヴィ=ストロース『野生の思考』』の第4回「「野生の思考」は日本に生きている」を読んだ。今回は書物から離れてレヴィ=ストロースと日本の深い関わりについて書かれている。前回の第3回はやや難解であったのだが、今回は非常に面白く目から鱗の話がいくつもあった。
野生の思考

クロード・レヴィ=ストロース

(※上記のNHKテキスト第4回では主にレヴィ=ストロース『月の裏側』について解説している。)

未発育都市 @mihatsuikutoshi
レヴィ=ストロースは1977年に初来日している。以後1988年まで5回も来日している。筆者(中沢新一)によると「レヴィ=ストロースが日本に注いでいた関心と愛情には格別なものがありました」とのこと。その理由はまず第一にレヴィ=ストロースは幼少期の頃、日本の浮世絵に熱中していた(続く
未発育都市 @mihatsuikutoshi
続き)から。そして第二に日本には「野生の思考」が生きているからである。余談だが、『表徴の帝国』という日本論を書いたフランスの哲学者のロラン・バルトは1960年代に3回来日している。また、『空間の日本文化』を書いた同じくフランスの地理学者のオギュスタン・ベルクは1969年に(続く
未発育都市 @mihatsuikutoshi
続き)初来日して以降、通算で10年以上も日本に滞在している。一応、『表徴の帝国』と『空間の日本文化』について詳しくはここにまとめている。→【定期】空間の日本文化――サンダル履きで歩ける都市をめざして(2) - Togetterまとめ togetter.com/li/966570
未発育都市 @mihatsuikutoshi
ちなみに、レヴィ=ストロースが日本について書いた文章はこの本にまとめられているらしい。メモメモ。/ クロード・レヴィ=ストロース著『月の裏側――日本文化への視角』 amazon.co.jp/dp/4120044246 「原書は2011年にフランスで刊行」 2014/7/9発売。
月の裏側 (日本文化への視角)

クロード・レヴィ=ストロース

<目次>
序文
世界における日本文化の位置
月の隠れた面
因幡の白兎
シナ海のヘロドトス
仙厓 世界を甘受する芸術
異様を手なずける
アメノウズメの淫らな踊り
知られざる東京
川田順造との対話

未発育都市 @mihatsuikutoshi
というわけで、まだ途中だけど、連ツイが長くなったので、一旦、終わり。(腹減ったし)

(※上記のNHKテキストのレヴィ=ストロース『野生の思考』に関しての連続ツイートは「「現代版サツキとメイの家」を描いてみた」 https://togetter.com/li/1021252 のTogetterの終わりのほうにまとめたのでここでは割愛する。このTogetterでは『月の裏側』に関してまとめている。)

未発育都市 @mihatsuikutoshi
ちなみに、このNHKテキストの第4回の後半では前述の「混成(ハイブリッド)」とは対照的な「ディヴィジョニズム(分割主義)」の話が出てくる。レヴィ=ストロースによると、これが日本文化の特徴であるとのことで、ここが最も私には目から鱗でした。連ツイ、終わり。
プロローグ(2)
未発育都市 @mihatsuikutoshi
読んだ。勉強になった。というか、縄文中期の「火焔土器」がカッコいい。/ クロード・レヴィ=ストロース part1 『月の裏側』 堆積丘としての日本 uedanobutaka.info/official/2016/… pic.twitter.com/APgL5gBuG3
拡大
未発育都市 @mihatsuikutoshi
少し引用(メモ)すると、「土着の人たちだけの特権である、内側から文化を知ること、これは人類学には決してできません。しかし、人類学は土着の人たちに、彼らが身近すぎて知ることがなかった全体の眺め、いくつかの図式化された輪郭に還元された眺めを提供することは少なくともできるのです」(続く
未発育都市 @mihatsuikutoshi
続き)「日本文化は両極端の間を揺れ動く驚くべき適合性を持っているという。日本の織物師が幾何学形と自然を写した絵柄を好んで取りあわせる。…あい反するものを隣合せにさえする」「日本文化の明敏さは、極めて論理的な仕方で、必ずしも日本で生まれたものではない神話の主題を上手に繋ぎ合わせる」
未発育都市 @mihatsuikutoshi
続き)「日本式ディヴィジョニズムと呼ぶ。それは観念的なものでなく、感性的なものであることを強調している。感性的ディヴィジョニズムであるのだ。料理では素材や味を混ぜ合わせることが少なく、大和絵においては線と色彩を切りはなし、音楽においては西洋音楽とは異なり、和音の体系がない」>RT
未発育都市 @mihatsuikutoshi
日本文化の特徴とされる対照的な「混成(ハイブリッド)」と「ディヴィジョニズム(分割主義)」の関係はどうなっているのだろう? と思って検索して調べてみたのだけど、おそらく後者は前者の一形態なのではないかと思われる。
未発育都市 @mihatsuikutoshi
ちなみに、後者の「ディヴィジョニズム(分割主義)」には19世紀の絵画の新印象派 ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0… の色彩分割描法の意味もある。例えば、ジョルジュ・スーラの点描画では色を絵の具を混ぜずに点に分割して描いている。
未発育都市 @mihatsuikutoshi
たまには蕎麦以外の昼飯を食べてくる。カレーかな
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