「専門家が信用できねぇ」問題の背景

なんとなくまとめました。
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銅大 @bakagane

どの分野でも、知識が増えてくると言い回しがもっさりしてきます。TLに流れてきた例で言うと「制空権と航空優勢」なんかもそうですが、知識というのは、学習や議論の中でちょっとずつ深くなっていくものなので、ちゃんと語ろうとするほど「過去の経緯」「周辺の知識」に触れずにはおられぬわけでして

2014-06-11 19:08:56
銅大 @bakagane

いわゆる、「専門家が信用できねぇ」問題なんかも、この流れであろうと思います。素人は「答えだけ教えてくれ」なのですが、知識が深くなるほど「かつて答えだったものが、今はそうでなくなっている」ことを知っているので、答えだけはなかなか言えぬのです。

2014-06-11 19:10:44
銅大 @bakagane

一方で周辺の知識や考え方について触れない分かりやすい答え、というのは、素人にはすっきりして好ましいものです。そういう答えに飛びつかなければいいのですが、よくわからんものを、わからんまま保持するのは精神力というコストを支払うことになるので、そうもばかりは言えぬわけです

2014-06-11 19:15:45
銅大 @bakagane

ソクラテスの「無知の知」は、哲人ならではの立派な思想ですが、誰でもなせる技ではありません。なんにしても、自分の心の余裕を削ってまで正しい態度を維持するのは、長続きしませぬ。私としては適度にいい加減にしておき、必要とあれば間違っている自分を正すようにするのがよかんべと考えております

2014-06-11 19:22:26
銅大 @bakagane

そして、『鞭の知』という誤変換が出て危うくそのまま確定しそうになるなど。  「知というものを教えてあげるわ、プラトン坊や!」ピシィ!「あふぅん!ソクラテス先生ぇ!」という展開かしら

2014-06-11 19:23:57
銅大 @bakagane

@HighTaka 麗しい師弟愛ではありませぬかー

2014-06-11 19:27:45