備忘

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名越康文 @nakoshiyasufumi

人間は条件がそろえば、本気になる。即ち本気になろうと心で焦るより、自分にとって本気になれる状況とは何か、を考え整備したほうがよい。つまり、“本気学”に関しては、人間はまだまだ動物(状況依存的)なのである。

2014-06-20 12:30:15
名越康文 @nakoshiyasufumi

武と呪、歴史はどちらに軍配を上げたのか。オモテでは武、しかし本質においては呪であろう。武力は『死の世界』に対しては無力だからだ。 古代から近世に至るまで、為政者は滅ぼした政敵をはじめ、数々の怨霊に心身を削られ続ける。未だこの武と呪の拮抗について、きちんと考察した業績を私は知らない

2014-06-19 17:54:46
名越康文 @nakoshiyasufumi

無常とは、「新しいことが永遠に起こり続ける世界」という意味です。だから今に絶望する必要はないし、かといってふらふら気が散っていると、あっという間にオサラバです。ヲマイガッ。

2014-06-19 13:54:34
名越康文 @nakoshiyasufumi

機能的に生きるってのは、心が自由になる(精確には:心から自由になる)ってこと。心が軽くないと、どんなに抜き足差し足、密かに密かにやったげたとしても、相手にしんどさを残すのが落ちなんだ。

2014-06-18 20:00:20
名越康文 @nakoshiyasufumi

愛するということは、将来その人を憎むということである。つまり憎んでよいと思うなら愛せよ。さもなくば、愛の中身を総入れ替えするような試練が論理的には必須である。

2014-06-15 23:16:13
名越康文 @nakoshiyasufumi

思い思いって、思いは秘されてるから思いだぜ。語られたらもう言葉。

2014-06-15 13:12:55
名越康文 @nakoshiyasufumi

皆物語の中を生きようと欲するが、物語を超克する物語を生きようとする人は稀だ。

2014-06-13 10:34:04
名越康文 @nakoshiyasufumi

才能がないと思ったところから、真の工夫が始まる。

2014-06-10 20:10:39
名越康文 @nakoshiyasufumi

我々は何故来るべき死を想起せよ、と言われるのだろうか。もちろんその日を後悔で迎えないようにという警告もあるだろう。しかしそれだけでは無い。おそらく生きる性能が多方面で上昇するのだ。

2014-06-09 11:57:52
名越康文 @nakoshiyasufumi

得たものはすべて失う。つまり得るものは失う本性を内在することによって、初めてそこに成立している。つまり、失う本性が輝きの原因である。

2014-06-09 09:31:39
名越康文 @nakoshiyasufumi

いわゆる暗い思考は明らかに脳の機能障害(活性低下)なのだろう。身体が完全に消えている。身体を感じながらの思考(としか言いようがない…)を瞬時に取り戻す練習をしておくこと。つまり身体感覚こそ「広い視野」の本質である。

2014-06-07 08:23:10