【TRPG/BBT】トリシューラ料理のための覚え書き3。

2014年06月06日~20日で実施した『ドラゴン・オブ・ジ・アイスバリア』のトリシューラ料理考察その3.例によって勝手にまとめたった。
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「じょやがいもはジャガイモにあらずだけど、よく似ているのサー。メークインよりは男爵イモの方がよく似ているかもなのサ」とは料理人の弁。
普通にコロッケを作る時には火傷しそうなおいもさんも、トリシューラのタンを投入した瞬間にひやっこくなったとか。

神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL そして油。氷龍の冷気による沈黙を防ぐために、油の発火するぎりぎりの温度まで加熱し、揚げ物の「たね」が投入され温度がぐっと下がったところで、ちょうど揚げ物の適温になるような温度調節を試みている。これには火力担当の半魔も数人がかりだったようだ。難易度は高い。

2014-07-28 21:26:00
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL しかしながら、食材と調理法の二重の工夫を凝らした結果、不可能と思われていた氷龍のコロッケが見事に完成したのだった。外はサクサク、中はホロホロ、キャベツの千切りと共に頂くコロッケは、強い肉の味を保ちつつも揚げ物特有の胃もたれを起こさない不思議な料理となった。

2014-07-28 21:29:38
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL ここで、丸々とってあった氷龍のモモがついに調理される。高い位置に吊るして熱い飴状のスープを浴びせかけて蒸し焼きにする、あの北京ダックの手法である。「北京氷龍」とでも言うべき贅沢なひと品。もちろん、あらん限りの大火力で、表面をこんがりきつね色に仕上げていく。

2014-07-28 21:33:13
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL 肉そのものの巨大さもあって中まで火は通らなかったそうだが、氷龍のローストはレア加減の絶妙な一皿になったようだ。低温でゼラチン状に固まったスープのゼリーを乗せて食べれば、とてもここでは語りきれないような肉のうまみを体感できただろう。

2014-07-28 21:37:16
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL そして、長い時間を経て謎の煮物がその正体を現した。氷龍の心臓の姿煮である。読者の皆様には、魚の血合いを思い浮かべてほしい。ややこげ茶色の色合いが想像できたと思われる。それをさらに赤く黒く、言うなれば鉄色をした肉の塊、それが氷龍のハツ、その姿煮だったそうだ。

2014-07-28 21:40:29
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL 氷龍の心臓について、筆者は具体的な説明が閃かなかったことを告白しておく。本当に「筆舌に尽くしがたい以上の感想が難しい」ということだったからだ。食事を通して生命への感謝を想起するほどの感動があったそうだが、残念ながらこれを見聞で文章に起こすことは不可能だろう。

2014-07-28 21:45:32
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL 今回の取材で報告されたトリシューラ料理の品目は以上である。この他にも、今回得られなかった食材の部位、別のどこで調理されたという氷龍の卵を用いたプリンなど、まだまだ食材として研究の余地がありそうなトリシューラ。はたして、今後、調理されることはあるのだろうか。

2014-07-28 21:48:04

×別のどこ ○別のどこか が正解だそうです。

神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL また、今回の取材にあたり、偶然にも「征竜を中華鍋にかけた」という文献が発見されていて、モンスター調理のジャンルはますます興味深いものとなっている。今回の取材に快く協力してくれた某人に、この場を借りて感謝の意を伝えつつ、このレポートの結びとしたい。

2014-07-28 21:50:56
神里 岳 @anija_kamisato

@sousakuTL 20xx年 週刊イリジウム増刊号『中華鍋ガチ勢』 p.yy~zz 「トリチューカ始めました」 内藤純也

2014-07-28 21:53:51