公共事業としてのアイヌアニメ制作の実際とその問題点

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos先生のご指摘は全くその通りです。私の「暴走」とまでおっしゃられるならば先生にも覚悟がおありのはず。今年度のアイヌアニメ「オルシペスウォプ３」の編集委員をやっていただけませんか。私としてはアイヌ文化財団に強く推薦するつもりがあります。＃アイヌアニメ

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos 来年度の「オルシペスウォプ４」でもいいです。事業が行なわれるならば、ですが。先生はようするに「やらない方がマシだった」とおっしゃっているわけです。私も同意見ですし、それは何度も申し上げているつもりです。なのになぜ、こんな場で私を批判されるのか理解に苦しみます。

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos 先生のようなアイヌ語業界の重鎮が私について「暴走」と書かれたことは「作品の批評」とは一般には受けとられないでしょう。それについては私は自分を弁護しなくてはなりません。

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos あのアイヌアニメ事業は本来「セリフ入りアニメ」は作られない予定でした。予定されていたのは「アイヌ口承文芸の語りにアニメ映像をつける方式の作品を３つ」というものでした。それにあの予算がついていた。その方式の問題点については以前ツイートした通りです。

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos ですから「アニメの質を落としてアイヌ語を正しく発音する」なんて選択肢はありませんでした。それが出来るのは政府か財団か、私よりずっと力がある重鎮のアイヌ語研究者であったでしょう。選択肢は「あの脚本式アニメを作るか、口承文芸との同期アニメにするか」だけでした。

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos ですから「アニメの質を落としてアイヌ語に時間をかける」のは不可能でした。できたはずだ、とおっしゃる方は是非やってもらいたい。やれよ、自分で！

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos ですから「アニメの質を上げる」ことしかできなかった。それが出来たんだからそれ以上のことを言われてもどうしようもない。それ以上のことは私ではなくアイヌ文化財団か、せめて2013年度座長の北原次郎太氏に言ってもらいたい。2014年だって「前例」に縛られたのだから。

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos 先生が「理想的なアイヌアニメの作り方」について述べるのに際して「今回のオルシペスウォプ１・２」について「@itangikuの暴走」などと書く必要はないではないですか。いくらなんでも失礼ではないですか。

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos 私のやったことを「暴走」とまで書かれるのであれば、先生がご自分で「文化監修者が暴走しないアニメ」を指揮されるべきです。私も先生もアニメは素人なんですから、立場は同じです。その機会はいくらでもある。なぜやらないのですか。

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos 先生、私は「アイヌアニメは作らない方がマシ」と考えてきましたし、公言しています。アイヌ文化関連の多くの事業についてそう考えています。我々には足を引っ張り合っている暇はない。「アイヌアニメはあの程度のものしか作れないんだからやめろ」と言いましょうよ。

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos あれ以上のアイヌアニメは作れないのです。あれ以上のモノが作れる、とおっしゃる方がおられるなら、是非その人がそのお金を使うべきです。少しでもいいものを作ったほうが金が無駄にならずにすむことは確かですから。

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos 「アイヌアニメの理想的なプロデュースの仕方」なんていう夢想はどうでもいい。アイヌ政策をひっくり返す陰謀でも練ったほうがマシです。それが出来ないなら「アイヌアニメの実現可能な改良点」の話でもいいです。「ルロアイカムイの色は紫じゃなく緑がいい」とか。

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos あの方式ではアイヌ語はあれ以上よくなりません。それについては議論しても仕方ありません。できるというなら、その人がやってみせるべきです。もちろん、アイヌ語学習者に演技を訓練してもらう手はあるでしょうが、やはり時間とカネが必要です。

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos 「アイヌ語の発音の理想的なプロデュース」のことしか書いてないじゃないですか。アニメとか効果音については？私だけが関わったんじゃないです。アニメ作ったアニメスタジオ、ＳＥやった録音スタジオの仕事には何も感想なしですか？

丹菊逸治 @itangiku

@okudaos 「作品の批評」だというなら、アニメとしての批評をしてくださいよ。アイヌ語関係者の感想として「寒い」「気恥ずかしい」がある、とわざわざツイートされるなら、その点については？アイヌ語の発音の話だけなら「作品の批評」でもなんでもないです。

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos先生が「ルロアイカムイ」「ニタイパカイェ」について、批評ツイートをしてくださっている。アイヌ語発音関連のところは重要なご指摘。アイヌ語学習者による新規録音でも同じ問題があるはずだ。＃アイヌアニメ

丹菊逸治 @itangiku

今回のアイヌアニメでの、プロの声優さんの場合「２～３週間前に録音資料を配布、前日もしくは前々日に合同練習」でそのまま本番だった。これ以上はスケジュール的にも難しい。「プロの声優さんにアイヌ語を練習してもらう」方式ではこれが限界だろう。＃アイヌアニメ

丹菊逸治 @itangiku

.@itangiku 「アイヌ語を知らないプロの声優」を使う方式ではこれ以上のクオリティは不可能。アイヌ語をある程度習得してもらう手はあるが、誰もそんな仕事には応じないだろう。高額な報酬を得るハリウッド俳優が語学の練習をするのとは違う。

丹菊逸治 @itangiku

.@itangiku どちらかといえば可能性があるのは、アイヌ語学習者に特別な奨学金を出して声優・ナレーションのプロ養成訓練を受けてもらうことだろう。ただし専業は難しいだろうから社会人として働きつつ、という長期間の訓練になる。長期計画が必要だ。＃アイヌアニメ

丹菊逸治 @itangiku

.@itangiku ところで、「現状のアイヌ語学習者に声優をやってもらう」方法だってある。私は怖くてできなかったが、そのほうがよいという判断だってありうる。そうお考えの方は、映像はもうあるんだから、ぜひアイヌ文化財団（や政府）にかけあって吹替え事業を組んでください。

丹菊逸治 @itangiku

.@itangiku 「吹替え」なら、おそらく予算は現在のアニメ事業（作成事業）の十分の一ですみます。せっかく作ったアニメなんだから、使い倒すべきだろうと思います。よりよい方法を目指して。あるいは、ちょっと別になりますが、アイヌ語学習者の実践活動として。＃アイヌアニメ

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos むむむ、そんだけですか。でもありがとうございます。

丹菊逸治 @itangiku

実のところ、アイヌ語の声優としての条件を最も備えているのはフィールド経験が格段に豊かな「現在５０歳代以上のアイヌ語研究者」である。彼らのアイヌ語能力はすごい。彼らが３年くらいみっちり発声練習と演技訓練をすれば、アイヌアニメの声優問題は最良の解決となる。

丹菊逸治 @itangiku

.@okudaos はい、反省しております。だからこそ今年度は辞退したのです。今年は研究復帰への事実上のリハビリ期間（後始末期間）になってしまいました。冬はほとんど日本にいない予定です。今後、代わりの編集委員がいなければそのままお金がドブに捨てられ続けることになります。

丹菊逸治 @itangiku

@okudaos それは千葉大の先生がやってくださるはずです。こう書いてるんですから。　chikyukotobamura.org/forum/salon130…