ケンペイvs座礁艦隊! あとパンツ ~フライングフィッシュ・オブ・アラビアン~ その5
「イヤーッ!」KABOOM!「アックバアバーッ!」ケンペイ天狗の5inch連装砲によりナンブ・リベレーションの戦車が爆発四散!「イヤーッ!」KABOOM!「ザッケンナイキュアバーッ!」叢雲の12センチ改造単装砲によりクローンイ級の乗り込んだ”挑戦者改善”戦車が爆発四散! 12
2014-08-18 20:05:46戦闘はすでに3時間を経過している。これまでに国籍不明のクローンイ級が乗った戦車部隊までが襲来し、砂漠はカオスの渦中にあった。敵はさらに増援を追加し、撤退する様子は無い。ケンペイ天狗や座礁艦隊の面々には疲労がのしかかり、ヒヤリハット事例が増加。 13
2014-08-18 20:12:20既にジリー・プアー(徐々に不利)な状況下にある!「スペクター!このままでは作戦の続行ができなくなる!いったん撤退して態勢を立て直させて!」叢雲は反重力飛行艇のマキシマ中尉に上申!しかし!「ならん!このカオス状態に乗じてケンペイ天狗を殺せ!」ミュグラ少佐が却下! 14
2014-08-18 20:16:34「少佐、あのクローンイ級たちの正体は本当に分からないのですか」マキシマ中尉が詰問する。「知らんと言ってるだろう!テロリストどもが国連軍の基地でも襲撃してかっぱらってきたんだろう!」「しかしテロリストにクローンイ級はいないはず」「貴様らが把握していないだけだろう!」 15
2014-08-18 20:19:20ミュグラ少佐は口角泡を飛ばしてシラを切り通している。全身に冷や汗をかいているが、アラビアの暑さのせいにしてごまかしている。彼はクローンイ級が国連軍エンブリー中佐の部隊だと知っているが、それを明かすわけにはいかない。ゆえに、座礁艦隊への攻撃も止めることができないでいるのだ。 16
2014-08-18 20:22:02戦場は、ケンペイ天狗、座礁艦隊、ナンブ・リベレーション、クローンイ級戦車部隊の、壮絶な四ツ巴となっていた。うちケンペイ天狗と座礁艦隊は彼と叢雲との示し合せにより戦っているフリをしている。ケンペイ天狗は彼女らに五時間の遅延を差し出した。 17
2014-08-18 20:27:12ペルシャ湾北方、連邦国境を超える手前の作戦限界線を越えるまでに、予測踏破時間20時間に+5時間を追加させれば、ドン・ハリマ元帥名義の命令書による水陸機動団の作戦は成功とみなされる。ただし、ケンペイ天狗の言っていることが本当なのか、まだ裏付けは取れていなかった。 18
2014-08-18 20:30:49もしも嘘であると分かれば、座礁艦隊はただちにケンペイ天狗に対して、フリではない実際の攻撃を再開する。叢雲たちはスエズへ行った中隊長の”確認”を待っているのだ。しかし内容がどうであれ、長距離IRC通信の届かないこの砂漠に連絡を繋ぐ手段があるのだろうか? 19
2014-08-18 20:33:46日は既に完全に没している。艦娘たちは暗視ゴーグルを装着し、緑色の視界の中で戦っている。「全艦単縦陣!次の砂丘から飛び出したら撃ちまくれ!」叢雲の指示!九隻はすぐに隊列を組む!ホヴァー・ユニットを吹かし、砂丘を滑りあがる!跳躍!砂漠の月をバックに、まるでトビウオのようだ! 20
2014-08-18 20:48:39「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」 21
2014-08-18 20:50:51「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」 22
2014-08-18 20:51:07「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」「イヤーッ!」KABOOM!「グワーッ!」「イヤーッ!」KABOOM!「アックバル!」GEVOVOVOVOVOVOVO!「ンアーッ!」 23
2014-08-18 20:52:52ナンブ・リベレーションのZU-23-2対空機関砲がトーピード301名取に命中!名取の着衣装甲が引き裂かれる!その胸は豊満であった!「ふわあっ!やだぁ、見ないでくださ~い!」戦線離脱!島風と天津風が踵を返してカバーに入る。座礁艦隊の戦力の三分の一が一挙に抜けてしまった! 24
2014-08-18 20:57:46「くっ、みんな、砂丘に再度隠れて!」叢雲の指示により、六隻は再び砂丘の陰へ隠れる。その隙を偶然を装ってケンペイ天狗が援護!両腕にいくつもの6inch砲!ナンブとクローンイ級のふたつの軍勢に照準!「多摩、行くぞ!」イマジナリー艦娘へ呼びかける! 25
2014-08-18 21:01:56「イィィィィヤアァァァー!」KABOOM!KABOOM!KABOOM!KABOOM!KABOOM!KABOOM!KABOOM!KABOOM!KABOOM!KABOOM!KABOOM!KABOOM!KABOOM!KABOOM!KABOOM!KABOOM!KABOOM! 26
2014-08-18 21:03:43深海奥義、ケイジュン・タツマキ・角度限定!「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」 27
2014-08-18 21:05:42ゴウランガ!発射間隔を緻密に調整し、敵のいる方向のみへ正確に砲撃を加えているのだ!一度に沢山の戦車、トラックが爆発四散!ケンペイ天狗は座礁艦隊のいる方角へ適当に撃っておくことも忘れない!その射線は艦娘たちをギリギリで外している!ワザマエ! 28
2014-08-18 21:09:29だがテロリストもクローンイ級も後退するそぶりを見せず、追撃を継続している。ケンペイ天狗の倒した敵は全体に比べれば微々たるもの。多勢に無勢!「ヌウゥーッ…!」ケンペイ天狗も一旦引き、座礁艦隊を追う。深海武装を継続的に展開しているせいで、疲労が危険域に差し掛かっていた。 29
2014-08-18 21:29:14「カーゴ、出動だ。まずはトーピード301の保護と応急修理、それから部隊の弾薬と燃料の補給だ。行け!」「分かりました!」「了解であります!」マキシマ中尉の命令により、反重力飛行艇から前進補給班カーゴの明石とあきつ丸がLAPES降下!ホヴァー移動で急行する! 30
2014-08-18 21:36:19勢いがなくなったので素直に切る。勢いがないパンツはパンツではない。パンツが出てきていない?そんなことは些細な問題だ。トビウオは出てきた。
2014-08-18 21:47:41