口語俳句 2014年8月

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hashimotosunao🍆 @musashinohaoto

俳句における、口語/文語と自由/不自由の相関性について整理した研究があったんか探してみるか。だいたい想像はつくけど自分で纏めるより他力本願の方が楽だし。 憂き世の鬼~。

2014-08-28 23:43:45
たじま @tajimaken

口語俳句って、単純に文法的な問題かと思っていたよ。でも、どうやらそうじゃないんだね。最近いわれている口語俳句は、どうも「幼さ」をもたらすと思っていたのだけど。もしかしたら逆なのかも。その「幼さ」そのものが「口語俳句」と呼ばれているのかも。→

2014-08-29 01:56:09
たじま @tajimaken

ここでいう「幼さ」は「近さ」と言ってもいい。この「幼さ」が「口語」という「話し言葉」の姿をしているのは、それが「声」つまりは「近さ」だからかも。それは俳句がもっている諸々の規範よりも「私」に「近い」ものとして身のほとりにある。この「幼さ」=「近さ」は「大人」=「規範」への→

2014-08-29 02:00:22
宇井十間 @uitogen

うちにおいでよ汗くさくてもいいよ 神野紗希 松山の句会で特選で取った句。俳句の文法では通常発話(だれかの声)を抑制して、純粋な叙述をめざす。しかし、この句はその正反対で、だれかの発話がそのまま句になっている。こういう表現が可能になったのは、おそらく甲子園で高校生が(続)

2014-08-29 02:00:43
たじま @tajimaken

→カウンターとしてはたらく。

2014-08-29 02:00:45
宇井十間 @uitogen

@uitogen こういう表現が可能になったのは、おそらく甲子園で高校生がそういう書き方をしたからで、その点で表現が自由になった好例であろう。 しかしまあ、性的な句だよね。

2014-08-29 02:01:23
たじま @tajimaken

→池田澄子が若い人達に人気があるのは、本来「大人=規範」であるはずのものが「近さ」として迫ってくるからではないか。それはハイブリッドな女神なのだろう。

2014-08-29 02:03:40
たじま @tajimaken

→歴史的には、大人がだらしない時代には若者は大人の言葉を語り始めるように思う。一方で、社会的な規範が強くなると、言葉は「幼く」なるのかも。社会的な視点からいうと「いい年して・・・」と思うのだが、そこに巻き込まれた主体たちには真剣な問題だ。

2014-08-29 02:07:08
たじま @tajimaken

→世界をほろぼそうとする悪者に、学生服を着た勇者がたたかいを挑むような。そんな緊急事態でも、学生服を着ている、という。「幼さ」と「規範」のふしぎな関係。ところで、→

2014-08-29 02:10:30
たじま @tajimaken

→「大人びた言葉」と「幼い言葉」に共通するのは、それらがいずれも「社会的規範」に照射されている、ということだ。しかも、その「規範」に批判的でありつつ、それからの承認を望んでいる。だって、その承認がないと、ただただ空気の読めない、ルール無用のダサい人になってしまうから。

2014-08-29 02:14:09
たじま @tajimaken

→折り目正しく学生服を着ているけれど、授業なんか受けないで破壊者と戦う、みたいな。「口語俳句」という「幼さ」は、俳句を傷つけない程度に「私」への「近さ」で、少しヤンチャでも大人からは嫌われない程度に協力的な。そんな感じかな。

2014-08-29 02:17:50
宇井十間 @uitogen

@uitogen 技術的には、あえて「覚えがある」として破調を明確にするという手もあるか。 ほうら、季語がなくても俳句が作れるだろう?

2014-08-29 03:14:30
上田信治 @ueda_shinji

@tajimaken 幼いというのは、叱り言葉だからにゃー。

2014-08-29 10:02:15
上田信治 @ueda_shinji

田島さんはなぜ、この件になると、こう荒ぶるのかにゃー。

2014-08-29 10:04:20
宇井十間 @uitogen

@ogiharahiroyuki なるほど、当時の俳句にもそういう試みがあったんですね。失礼ながら江里さんの句はあまり存じ上げないのですが、いまおきている口語的傾向は、歴史上のそれとはかなり異質なもののような気がします。とくに有季の問題は、俳句にとってとても根深い。高校生ですら

2014-08-29 11:12:11
宇井十間 @uitogen

@ogiharahiroyuki 高校生ですら季語を遵守している。これは表現上の問題というより、社会学的な現象といえるかもしれません。少しその辺、整理して考えていきたいと思います。

2014-08-29 11:12:22
宇井十間 @uitogen

@ogiharahiroyuki 実は口語かどうか、よりもそれが発話であるかどうか、が俳句にとって本質的な気がします。文語でも発話はありうるので。

2014-08-29 11:13:18
saibara_tenki @10_key

ブログ更新【承前】俳人さんたちが「口語俳句」という場合の「口語」って、私の考える「口語体」とは別物のような気がしてきた。…あるいは金原まさ子、小津夜景の最近作のこと sevendays-a-week.blogspot.jp/2014/08/blog-p…

2014-08-29 15:05:46
たじま @tajimaken

どうも、そのようなのですね。僕も目からウロコでした。目ロコ。 RT ... tmi.me/1eHoJf

2014-08-29 15:42:31
たじま @tajimaken

ええと… それはですね… う〜ん… ムニャムニャムニャ… RT @ueda_shinji: 田島さんはなぜ、この件になると、こう荒ぶるのかにゃー。

2014-08-29 15:53:55
たじま @tajimaken

@ueda_shinji そんなことはないんですが、どこかでお会いしたときに。

2014-08-31 08:21:31
上田信治 @ueda_shinji

ダダとか、アイラーとか、ロックンロールとか、ヒップホップとか、芸術は、繰り返し、駄目なもの、幼いもの、壊れたようなものを生み出すじゃないですか。というか、芸術は反芸術へ向かう衝動を含むものかもしれない。俳句なんてまさに反詩でありつつ詩であるようなもので @tajimaken

2014-08-31 08:53:17
上田信治 @ueda_shinji

阿部青鞋や渡邊白泉や阿倍完市は、幼いか。幼いっちゃ、幼い。かわいこぶってる。でも、そういうものを、揶揄したりかさにかかって抑圧したりすることは正当なことだろうか @tajimaken

2014-08-31 09:05:58
たじま @tajimaken

@ueda_shinji   そうですね。でも、「反芸術へ向かう衝動」の再生産にちょっと飽きていることと、それによって大人と子供しかいない世界になりつつあることへの戸惑いはあります。自分自身もかなり幼いし。幼いことが悪いわけではなく、幼いままでいられる状況への疑問はあります。

2014-08-31 09:11:33