「悪くない場所RPG」について、水城正太郎氏とその作者である遠野よあけ氏の応答を中心に
- misonikomioden
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その点も指摘したが、無論、良い顔はされなかった。しかし、講師が間抜けなことをしている点は、講師と個人的な付き合いがない者は知っていた。生徒が個人意志で参加していることは確認できたわけだ。
2014-09-01 20:30:51生徒の意識が甘いことには驚いたが、特に撮影不可とされた作品の制作者が「それが公共のものになったときに何が起こるか」をまったく意識していなかったことには驚いた。そしてその内実はTwitter上ではほぼ公開されてしまったわけである。
2014-09-01 20:33:45申し訳ないが、制作者当人には言説で責任をとる能力や経験には欠けていた。講師側の明確な落ち度、というか、悪意というか、ともかく負の行動があったことは間違いない。
2014-09-01 20:36:11展示全体は学生ノリであり、参加者の多くはそれを受け入れていた。一方、それが「どこからどのように見られているか、見られたいか」については無自覚だった。そういう展示としてみれば、その程度のものである。
2014-09-01 20:37:53その罪は参加者にもある。商業作品のプロとアートのプロは、他の職業と明確に違う意識で働いている。どこから金をもらうかも特殊なのである。そこには興味を持つべきだった。
2014-09-01 20:41:38講師側は「うまくなってからでいい」と思っているか「自分たちでコントロールしようとしている」かのどちらかなのだろうが、金の流れを教え、独立の道を示すという授業は皆無だったようだ。「アートのプロとしては〜」のようなことを壇上で言っていたが、生徒にプロの知識は皆無だった。
2014-09-01 20:45:09ともあれ展示全般に「これを見たら誰がどう思うか?」という視点は皆無だった。そこを排除するのがアートという考えも理解はできるが、展示された以上、見られ方はある程度制御済みであるべきだった。
2014-09-01 20:58:46うーん、しかしまた対面で人を怒らせるスキルを発動していたことはおいらも反省せんとなぁ……。その面では天才とも呼ばれたことがあるので困る。
2014-09-02 02:28:19遠野よあけ氏から水城正太郎氏へリプ
遠野氏作品「悪くない場所RPG」について水城氏によるコメントを確認することを発端に作品に関する応答が始まる
@S_Mizuki はじめまして。遠野よあけと申します。ポストスーパーフラット・アートスクールで『悪くない場所RPG』を製作した者です。柴田さんから、会場で水城さんが私の作品にコメントしていたと聞きました。ご迷惑でなければ、どんな評価だったかお訊きしてもよろしいでしょうか?
2014-09-02 02:36:16@S_Mizuki お名前は存じておりましたが、無知にして、これまではラノベ作家という肩書きしか認識できていませんでした。柴田さんとのツイートのやりとりの際に、ホビー・データのwikiにたどり着きました。この界隈の大先輩の方に作品を見て頂けたことを知り、緊張しております。
2014-09-02 02:48:15@yoakero こちらこそ恐縮です。では返信でなくツイート連続させていただきます。眠たければご返答、ご質問は後にでも結構です。
2014-09-02 02:50:48水城正太郎氏による感想
『悪くない場所RPG』は美術史における批評用語「悪い場所」を扱ったRPG。なんと過去に行ってアートの概念を根付かせることで現代を「悪くない場所」にしたら勝利なのだ。(続
2014-09-02 02:55:33フェアに読むために、ルールに引用されている解説のみで「悪い場所」という語を理解すれば、日本には過去「美術」という概念がなかったがため歴史的積み重ねが存在しない、という問題と解釈できる。(続
2014-09-02 02:58:32ところがプレイヤーは「アートスクールの生徒」になり「課題を研究する=何がアートたりえるか」を「歴史遺物を例にとって検証する」というシステムとなっている。(続
2014-09-02 03:04:52故にプレイヤーは「現代美術に関心がある人」限定となっているが、その対象は想定よりずっと狭い。アートスクールの展示を見に来る人でTRPG好き、となれば人数は100にはなるまい。(続
2014-09-02 03:09:10となると感想を言うにも難儀となる。批評として見ても、評価するのに以下のレイヤー分けが必要となるだろう。 ・ゲームの出来 ・美術界への影響 ・アートそのもの 順に見ていく。(続
2014-09-02 03:10:57