御嶽山の過去の噴火について(メモ)

御嶽山の過去の噴火に関するメモです。その抜粋資料の出典はこちら。 1)岐阜大学 教育学部 理科教育講座 地学教室『岐阜の地学・よもやま話』、「火山シリーズ~岐阜の火山を総まくり~」http://chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html/KYO/chisitsu/gifunochigaku/volcanos/ 2)国土交通省国土地理院「1:25,000火山土地条件図解説書(御嶽山地区)」、国土地理院技術資料 D2-No.57、平成24年3月、 http://www1.gsi.go.jp/geowww/Volcano/map/condition-map/report/pdf/houkoku_ontake.pdf 3)気象庁『日本活火山総覧(第4版)』平成25年3月、Web掲載版 http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/souran/menu_jma_hp.html
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MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

御嶽山の姿を上空からじっくり拝見すると、やはり自然って凄まじいものだと改めて思う。岐阜市の隣の各務ヶ原が河岸段丘になっているが、その広大な土地が実は何万年か前の噴火で形成された。「6万~10万年前の時期に御嶽火山で活発な火山活動があり」chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html…

2014-09-28 00:40:10
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。「御嶽火山では,約5万年前に木曽川泥流と呼ばれる火山泥流が発生し,木曽川にそって各務原市鵜沼までの約200kmにもおよぶ距離を流れた.山体の頂上付近から北東麓が大規模に崩壊したらしく,」chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html…

2014-09-28 00:53:57
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。「御嶽山は,有名な民謡『木曽節』…長野県の山というイメージ…岐阜県の山でもある.…御嶽山という名称をもつ具体的な峰は存在せず,火山体としての山体全体を指すときに使われている言葉であり,なぜかこれ以外の名称には『御岳』と書く」chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html…

2014-09-28 01:02:45
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。「毎年のように噴火をしている火山もあれば,1000年オーダーの間隔をおいて活動する火山もある.日本で仮に3000年に1回…死火山・休火山という区分に意味がない…(1979年の)御嶽山の噴火はそれを見直すきっかけになった噴火の1つ」chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html…

2014-09-28 01:07:12
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

なるほど。「かつては「死火山とは歴史時代に噴火記録がないか,今後も噴火する見込みのない火山,休火山とは歴史時代に噴火記録があるが,現在は活動していない火山,活火山とは現在活動している火山」と区分していた.しかし,現在ではこうした区分に意味がないので使わないことになっている. 」

2014-09-28 01:09:06
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。(URL承前)「御嶽山が活火山であることは今では誰も疑わないことであるが,それも1979年 (昭和54年) に噴火したからであり,それまでは死火山とされてきた.国際的には,火山のうち現在および過去一万年間に噴出した火山をすべて活火山と呼んでおり,御嶽山は立派な活火山である」

2014-09-28 01:11:42
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

というわけで、「【余談】死火山・休火山という区分で生じた矛盾は,1万年,10万年単位で活動する火山に人間の時間感覚をそのまま当てはめてしまったことで起こったことである.一人の人間はたかだか100年,人類の記録としても数千年の期間だけ地球上に存在していることを忘れてはならない.」

2014-09-28 01:15:16
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。「御嶽山1979年噴火」これが「~死火山・休火山に意味なし~」との見直しの契機になったそうだ。 chigaku.ed.gifu-u.ac.jp/chigakuhp/html…

2014-09-28 01:18:32
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。「御嶽火山の活動史は、火山噴出物の層序にもとづく編年やK-Arを利用した放射年代測定などによって明らかにされた。御嶽火山の活動は、約75万年前から約42万年前までの古期御嶽火山と約30万年の休止期を挟んで、その後約9万年前から開始した新期御嶽火山の2つに大きく分けられる」

2014-09-28 01:32:11
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。先ほどのは、以下からの引用。国土地理院技術資料 D2-No.57「1:25,000火山土地条件図解説書(御嶽山地区)」、平成24年3月、国土交通省国土地理院 www1.gsi.go.jp/geowww/Volcano…

2014-09-28 01:34:49
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

御嶽山の位置。分かりやすい(ただし県境が書いてない)。出典は 国土地理院技術資料 D2-No.57「1:25,000火山土地条件図解説書(御嶽山地区)」、平成24年3月、国土交通省国土地理院. twitpic.com/ec5efl

2014-09-28 01:40:31
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MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

御嶽山、1979年以来の活動。1)1979年、有史以来の噴火、水蒸気爆発。2)1984年、御嶽崩れ。3)1991年、水蒸気爆発。4)2007年、小規模噴火。5)2014年、(水野註:今回は何が起こったんだろう)。なんだか7年周期っぽく見えるのはきっと気のせいなんだろう(苦笑)。

2014-09-28 01:46:38
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。「御嶽火山の火山活動は、1979年の水蒸気爆発による噴火が記録に明らかに示される初めての噴火であった。噴火に先立ち、1976~1978年にかけて王滝村付近で群発地震が観測された。1979年の噴火は、10月28日に剣ヶ峰南西の地獄谷の頭部付近で噴煙活動が始まった。」

2014-09-28 01:51:59
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。「噴火は北西-南東方向の雁行状の火口列を生じ、約20数万トンの火山灰を噴出した。1984年9月14日には御嶽火山南麓で長野県西部地震(M6.8)が発生した。この地震で標高2550~1900mの斜面で崩壊が発生し(御嶽崩れ、又は伝上崩れ)…崩壊物は岩屑なだれおよび土石流」続く

2014-09-28 01:53:37
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。「崩壊物は岩屑なだれおよび土石流となって王滝川まで達する大きな被害を出した。その後、1991年と2007年には1979年の第7火口から小規模な噴火…」以上は抜粋。出典:国土地理院技術資料 D2-No.57「1:25,000火山土地条件図解説書(御嶽山地区)」平成24年3月。

2014-09-28 01:57:11
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。「1979年の噴火は、10月28日午前5時過ぎに穏やかに始まり、午前5時20分には各地の地震計で山体の振動が記録された。活動中心は剣ヶ峰の約600m南西の地獄谷の谷頭部で雁行状の割れ目を含む10個の小火口群が開口し、これらは全体としてNW-SE方向に約500m連続していた」

2014-09-28 01:59:51
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。承前)「噴煙活動の主な中心は火口群の北西端の小火口(79-1火口)で、ここから噴出物のほとんどが放出された。午前9時過ぎには、噴煙は…脈動するように吹き上げて午後2時頃に最盛期…500-600mの高さに達した。しかし、活動は28日夕方に弱まり、翌29日早朝には著しく衰えた」

2014-09-28 02:01:38
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。「火山灰は剣ヶ峰や王滝頂上付近で約30-50cm…飛散した岩片は剣ヶ峰周辺に落下して神社や山小屋などが破損した。…火山灰は卓越風によって東北東方向に運ばれ、100km以上はなれた長野市や前橋市でも観測された。」

2014-09-28 02:04:55
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。承前)「風下の北東山麓にあたる開田村(現在の木曽町開田高原)では水分によって凝集したとみられる3-5mm以下のあられ状の塊を作って落下した。噴出物はモンモリナイト・緑泥石・雲母鉱物などの粘土鉱物が含まれて灰色を呈し、新しいマグマに由来する粒子はみられなかった。」

2014-09-28 02:05:51
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。続き。「御嶽火山は、1979年の噴火活動以後になって山頂付近で地震活動が多発するようになった。1984年(昭和59年)に長野県西部地震(M6.8)と地震による大規模な崩壊(御嶽崩れ)が発生し、大きな被害を出した。」

2014-09-28 02:07:16
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。「1991年(平成3年)の4月以降山体直下で地震活動が活発となり、5月の調査で1979年噴火の第7火口から火山灰を噴出した跡が確認された。1991年の活動は1995年(平成7年)頃まで火山性の地震や微動が続いた。」

2014-09-28 02:07:37
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

メモ。「2006年12月下旬から山頂付近の浅い所を震源とする微少ない火山性地震が増加…2007年1月以降は火山性微動も観測され、2月から3月にかけて地獄谷から弱い噴気が立ち上がり、山頂付近の残雪表面で火山灰が確認…この噴気は1979年噴火の第7火口で小規模な噴火があったと推定」

2014-09-28 02:09:23
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

御嶽山の火口。1979年以来、1991年、2007年のもの。 twitpic.com/ec5fp3

2014-09-28 02:13:59
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MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

これらについて情報を持つ人・組織。小林武彦富山大学名誉教授、王滝村教育委員会澤田義幸氏、長野県木曽町、王滝村、木曽建設事務所、岐阜県高山市、下呂市、下呂土木事務所、林野庁中部森林管理局、木曽森林管理署、岐阜森林管理署、国土交通省多治見砂防国道事務所、国土交通大学校海野芳聖氏。

2014-09-28 02:21:49
MIZUNO Yoshiyuki 水野義之 @y_mizuno

twitpic.com/ec5fp3 - この図の出典も、出典は 国土地理院技術資料 D2-No.57「1:25,000火山土地条件図解説書(御嶽山地区)」、平成24年3月、国土交通省国土地理院.

2014-09-28 02:24:13
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