学校教育は基本教育だ。

芦田宏直氏と辻調自己点検評価委員の会話から学校教育のあり方を考える。
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芦田宏直 @jai_an

26.私「今の専門学校も大学も、口を開けば『コミュニケーション能力』なんて言うけど、そこには自立した職業人の像や基本は存在しないということね。そもそもコミュニケーションというのは多様性に対する反応能力のことだから、ここで言う〈基本〉の反対語なわけだ」

2014-10-10 23:49:27
芦田宏直 @jai_an

27.「即戦力論も実践的職業人育成も、実務現場で半年か1,2年も経てば摩滅するような〝訓練〟をやっているわけで、それこそが新卒離職者が増える元凶。多様性対応は、多様な教育を行うのではなくて、専門的な基本教育こそ重要ということですね。実務家も〈実践〉の意味を分かっていない、と」

2014-10-10 23:54:04
芦田宏直 @jai_an

つまり、〝基本〟教育こそ、教育の頂点でなければならないということだ。それこそがもっとも実践的な、息の長い人材作りの原点だと。それは、多様にまみれる実務の現場では不可能。学校教育以外には可能ではないが、学校現場と人事部は相変わらずコミュニケーション能力(笑)。アホだと思う。

2014-10-11 00:04:05
芦田宏直 @jai_an

専門性の真の意味は、生涯研鑽を積んでもなお先がありそうな深みを感じられるものに出会えるかどうかに関わっている。したがって、それはあれこれの具体的な仕事や会社への就職とは別のことだ。学校は就職センターではない。専門学校でさえそうだ。(新刊122頁)

2014-10-11 02:07:31