「今後の経済財政動向等についての集中点検会合」に行ってきます。消費税増税は見送るべきという立場で発言します。 www5.cao.go.jp/keizai-shimon/…
2014-11-04 10:20:57【点検会合チキ発言要旨1】経済成長率を高め、税収を安定させ、再分配政策へとつなげることの重要さをメディアで訴えてきた。今は道半ば。デフレ脱却を最優先に。4月以降に現れた低所得者への大きな負担をケアする政策などをして、「財布を育てる」ことをしてほしい。「消費税増税は見送るべき」。
2014-11-04 15:41:27【要旨2】消費税増税がもたらした経済への悪影響、多くのエコノミストの想定より大きかったように思う。東日本大震災以上の落ち込み。国内需要の落ち込みが大きい。給料の上昇も、増税により帳消し。可処分所得が減ったら、消費を控えるのは当然のこと。これが「実感なき景気回復」を生んでいる。
2014-11-04 15:42:19【要旨3】ちなみに一部メディア・論客が「株価があがっただけ」と言うがそれは違う。企業の体力増加は雇用や賃金につながる。しかし、タイムラグがあることを自覚した政策が必要。「いずれあがるから待て」では、苦しい現状への説得力を欠く。
2014-11-04 15:43:00【要旨4】「育てるべき財布」として、まずは何より低所得者支援を意識すべき。給付した分、生活必需品などに消費をする。消費税の負担率でみると、低所得者への影響が大きかった。消費の落ち込みが深刻。逆進性の放置こそ問題。あらかじめ予想されたはず。
2014-11-04 15:45:02(増税は既定路線にしたうえで、給付は給付で行えばいいという人がいるけれど、それに同意すると、「増税賛成」だけ独り歩きして、給付については空約束になるという「政治リスク」もあるんだよねぇ。あと増税には政治コストがかかるという人もいるけれど、給付などにもコストはかかるよ)
2014-11-04 15:45:48【要旨6】二つの矛盾がある。一つは「目的に関する矛盾」。税は、あるところからとって、必要なところに使うもの。社会保障は「困ってる人」への支援が目的。ただ現状は、増税により、「困ってる人」をより困らせてしまった。
2014-11-04 15:46:31【要旨7】もう一つは「政策間の矛盾」。第三の矢では、「女性活用、地方創生、次世代支援」などがうたわれる。今回打撃を受けた「低所得者層」とは、まさにこの層。40歳未満。地方在中。女性。さらなる消費税増税は、こうした層に益々の打撃。政策同士がバッティングしている。
2014-11-04 15:47:03【要旨8】消費の落ち込みが、他の税収を減らすリスクや、景気悪化を招くリスクの直視を。それを止めるために、新たな財政支出が行われるというのも本末転倒にみえる(三本の矢にそもそも再分配の話が含まれず、削減の話が強調されているなかで「給付」は本当になされるのかと…)
2014-11-04 15:48:57【要旨9】相続税や所得税の累進割合など、他の税も議論の余地があるだろう。消費税に絶対反対ではないが、タイミングはまずかった。貧困対策・格差是正などの再分配政策との整合性が重要。「まずは増税を。対策は後でやる」ではなく、まずは「悪影響を癒す=財布を育てる」ことが重要ではないか。
2014-11-04 15:51:34【要旨10】三本の矢を「一段目のロケット」とするなら、消費税増税は(社会保障改革とセットで)「二段目のロケット」とすべき。アクセルとブレーキを両方ふみ、アクセルを壊すような自体に懸念を表明。
2014-11-04 15:52:37【要旨11】自分は「若者枠」として呼ばれたと思うが、低所得の若者への逆進性も意識を。貧困対策なども不十分な現状。「次世代にツケをまわすな」ともいうが、今次世代を育てている育児現役世代の体力を奪うのはバランス悪い。こんな感じ。あとは質疑応答の中でちょこちょこと。おしまい。
2014-11-04 15:55:00会合で配布された各「有識者」の資料がアップされた模様。資料は片岡剛士さんに提供していただいたデータを元に。 www5.cao.go.jp/keizai-shimon/…
2014-11-04 16:07:34