「高倉健」「同性婚」…三省堂辞書辞書編纂者・飯間浩明氏が語る言葉と時代~「今年からの新語」も募集中

「亡くなった、高倉健が三省堂辞書の用例に出てくる言葉とは?」「『愛』の項目で『男女』という記述を削った理由とは」「『右利き』をどう説明する?」…twitterで有名な、三省堂国語辞典編集委員・飯間浩明氏@IIMA_Hiroakiの最近のつぶやき。テーマを限定するのは難しいので、最近のものをほとんど収録してしまいました(笑、小見出しをつけます)。 新刊の情報、イベントの情報のほか「 #今年からの新語 」の募集情報なども盛り込んでいます。
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飯間浩明 @IIMA_Hiroaki

私もTVで不正確なコメントをしたことがあります。「たんぽぽの語源」を尋ねられ「たんぽぽは鼓をたたく音。鼓の形に似た花だから」と述べた。正確には、茎を裂くと鼓の形に広がるかららしい。参考: bit.ly/1spXGOk pic.twitter.com/u2DnFd1H8k

2014-11-09 00:15:44
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飯間浩明 @IIMA_Hiroaki

『三省堂国語辞典』第7版に「あり得ない」はあるか、「どっきり」はどうか、という疑問がTLにあったので、ありますよ、とご紹介します。本来の意味が載っているのは当然として、派生した用法を漏らさずに記述するのがむずかしいところです。 pic.twitter.com/00tDbz6hGS

2014-11-10 00:11:59
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飯間浩明 @IIMA_Hiroaki

ところで、「より以上」という言い方は重言ではないのか。「より」と「以」が重なるような気もしますね。でも、古典の時代から使われているし、「自今以後」(今より以後)などという言い方もある。重言必ずしも悪からずということです。

2014-11-12 10:16:47
飯間浩明 @IIMA_Hiroaki

小型国語辞典には6~9万語ほどの日本語が載っていますが、改定時に新しい項目を加えるだけだと、既存項目の記述がどんどん古くなってしまう。辞書全体を新しく保つには、既存項目の見直しが不可欠で、それが効率的にできるのが小型辞典の強みです。8、9万語を超えるとちょっと大変、という感じ。

2014-11-10 00:12:05
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