宇宙の騎士テッカマンブレード感想

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

彼の場合、心を持って行かれたのがフォウら既に死別していった人々であって、生き続けているファがいてもどうにもならず、心が既にあの世に召された(ＺＺで回復したのはともかく)ような。地上に留まり続ける肉体がただの器でしかないような感じだったのだが #宇宙の騎士テッカマンブレード

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Ｄボゥイの場合、記憶が召されながらも目の前で生きているアキがその一片をつかんで離さなかったおかげで、燃え尽きても彼の肉体が単なる器ではなく、まだ生きていくことが許されるのだと(カミーユの場合それも許されなかった気がする) #宇宙の騎士テッカマンブレード

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「忘却を、苦しみから逃れる手段に使ってはならない。だが、彼だけにはそれが許される。……いや、許される気がする。もし、神がいるのなら……それは彼に与えたもうた救いなのだ……」とフリーマンが語る訳だが #宇宙の騎士テッカマンブレード pic.twitter.com/VYdT2jGLwK

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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

その忘却がＤボゥイの全てを奪ってしまうものではなかったからこそ言えたのだと思う。彼の忘却がラダムとの接触から始まった不幸な事故による悪夢をこの手で下したことも含めて打ち消したものであり、この悪夢に彼はギリギリ最後で打ち勝つ事が出来たのだと…… #宇宙の騎士テッカマンブレード

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悲しくもあるが、Ｄボゥイはまだ生きていくことが許されている……それだけの希望でも尊い。本当に最後の最後一歩手前まで救いのない路線をよく貫いたと思う。だからこそかすかな希望を亞ありがたく思える。有難う #宇宙の騎士テッカマンブレード pic.twitter.com/mJjkUItPsc

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七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

テッカマンブレードの方だが、総評を書こうとしたその時時間と体力がなかった為、危うくほったらかしになる所だった。Ⅱへ先に越されてしまったが改めて総評みたいのを書いて終わろうとは思う #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

とりあえず、以前書いた事だがぶっちゃけメカアクションの面白さと作画のクオリティの点で、どうしても初代テッカマンが強大な存在として君臨してしまったと感じた事が個人的に視聴していて一番惜しい所だったと思ったりした。初代テッカマンもハード路線の #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

キャラクタードラマとして、当時ずば抜けていた完成度……というか打ち切られた結末がなお良かったとまで言われるようなちょっと化け物じみた反則的な作品なので、ちょっとどうしようもない。正直ブレードもテッカマンとしてここまでやってくれたらもう十分というか、 #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

今更ながら、初代になくてブレードにあった事として「よくここまで最後まで路線を変えずに全うした」といえる事ではないかと思う。この点は初代は打ち切りで全うしたとは言い難く、前半後半で監督が交代している事で作風が微妙に変わり（どちらにしても過酷な話だが） #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ラスト数話前に突然出てきた勝少年辺りは打ち切りの犠牲者ともいえなくもない。この辺りを比べるとブレードは4クール最初に決めた路線（ボルテッカの事情はともかく）のドラマを最後までぶれることなくやれた辺りは初代ではなしえなかった事として、 #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

もしかしたら、テッカマンにおけるブレードという作品の価値の一つになるのかもしれない。この点は胸張っていいと思う……というか当時玩具展開もそこまで振るわない小規模なものだったし、雑誌の掲載もそこまで大きく扱われていないのに #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

いや、本当この状態で良く何事もなく（作画以外）最期まで4クール完走できたなぁとは凄い不思議だとは思うのだが（汗）ガレージキットの展開は積極的だったっぽいが、それがブレードを支えていたのだろうか?この辺りの背景はよくわからないが、いずれにせよ #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

何度も書くが最後までやり抜いたという事がテッカマンブレードの魅力の一つだと思う。正直いろいろとスケジュールが大変だったと思いますが、よくここまでやってくださいました。ありがとうございます #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

続いて、テッカマンブレードとそのドラマの流れみたいなのについて何となく考えてみる……。個人的にデトネイター・オーガン、天空戦記シュラト、機甲警察メタルジャック辺りの3作品がテッカマンブレードへつながる位置にあるのではないかと思う。 #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

オーガンについては、元々テッカマンのつもりで生まれて、そこから本家タツノコがテッカマンブレードを生むきっかけにもなり、ブレードにはオーガンの原作者チームが関与しているといった、グレンダイザーとグロイザーXではないのだが、異母兄弟的な作品のような #宇宙の騎士テッカマンブレード

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関係ではないかと思う。それも含め変身して戦う主人公がそのたびに燃え尽きていく設定もあり、オーガンのトモルは直接書かれていないがオーガンへの変身に伴い寿命が縮んでいき、最後は35歳この世を去っている。彼はまだ人の心と日常を守る為に戦いへ赴く決心を #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

していたので、まだDボゥイよりは前向きに戦いへ飛び込んでいき、命を削る事を肯定的に捉えていたような気がする。彼の戦う理由を復讐という暗いものにして、命ではなく記憶として生きながら全てを失っていく恐怖を丹念に描いたのがDボゥイになったというか #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

そんでもって、シュラトとメタルジャックについては文芸面でスタッフが共通している事と、あんまり関係ないがキングレコードプロデュースの点も同じでありシュラトはタツノコつながりでも同じ。何となくこの頃のキングレコードプロデュースとして、 #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

何となくタツノコ作品はジリオン→シュラト→てやんでぇ→ロビンフッド→テッカマンブレードの流れで縦軸。 いわゆるハード志向のメカ、ロボットものではメタルジャック→テッカマンブレード→Vガン→ヤマトタケル→エヴァンゲリオンの流れで横軸になるような…… #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

ちょっとロボット関係はこれで良いのかわからないが、とりあえず今のところの見解ではそう考える事にする。シュラトの方から書いていくが、この作品はいわゆる鎧ヒーローものだけでなく、主人公とライバルが親しいはずの関係ながら、最後まで敵対したまま戦い続け #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

（そう至った理由は異なるが）最後はライバルが死を持って救われ、決して主人公の元へ帰ってこない点で共通しているのではないかと思う。シュラトの場合はシュラトとガイの親友同士が、テッカマンブレードではタカヤとシンヤの兄弟にこの関係が継がれたというか、 #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

まぁ、ガイとシンヤの中の人って同じ子安さんだし!といえばある意味それまでなのは置いといて……。シュラトのガイは転生の際に黒幕の呪術によって洗脳されて悪に染まって敵対する経緯であり、シンヤが兄への愛憎のコンプレックスが暴走したのと比べると #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

この辺りはまだ本人の潜在意識というより、第三者に操られた所も大きい。子安さんつながりでガイからシンヤへ変わったことで、ライバルとして立ちはだかるのが何者かに操られる事から、己自身の潜在的な感情が暴発したことによるものになる……その辺りで #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

子安さんの演技に愛憎による危うさと狂気がのっかって磨きがかかったとか……。ちなみにシュラトもテッカマンブレードも最終的にライバルが死して主人公に最後の力を与える点も同じ所だが、シュラトの方はガイ＝悪の力として彼自身の善の力と両立させてパワーアップに #宇宙の騎士テッカマンブレード

七井史門(ステップジュンが面白い) @7ishimon

成る訳なのだが、完全な善の力を覚醒させようとすると彼自身がその力に耐えきれなくなるほか、悪の力を消す事はガイの存在を自分の記憶から消しさる事であり、完全な正義であることより悪の心を背負っても親友を忘れない事を選んだといった結末が独特だった。 #宇宙の騎士テッカマンブレード