宇宙の騎士テッカマンブレード感想
キャラクターが立ってきてだんだん良い感じの勢いになってきた。スペースナイツ側でDボゥイが組織になじんでいく過程と、周囲(特にノアル)が理解を示していくまで小刻みにドラマが進展してくる印象だ。
2014-11-26 17:15:58やはりDボゥイとノアルの関係については初代の城二とアンドローを思い出す所もあるが、直情的な城二がクールなアンドローの事情を理解していく一方的な関係とは違い、こっちはDボゥイもまた相手側の事を知っていく双方が歩み寄るといったドラマに仕上がっているかと。
2014-11-26 17:17:22Dボゥイは思っていたよりもクールなキャラクターという印象が強かったので結構意外。記憶を失いながら誠実そうな人物かと思えば思っていたよりもぶっきらぼうでラダムを打倒する事以外は結構無関心だったとは。
2014-11-26 17:18:43とりあえず3~5話までがDボゥイがスペースナイツの一員として一応互いに認められるドラマの一区切り、第6話はテッカマンダガー最後の戦いでテックシステムが破壊されてしまう前編。ペガス初登場の7話を見たいが残念ながら時間が今日はない。
2014-11-26 17:19:56第3話では戦闘シーンは少ないが、フリーマンとコルベット、Dボゥイ自身三者三様のテッカマンブレードの管轄を巡っての駆け引きが異様に熱い。
2014-11-26 17:21:19序盤のDボゥイの身体検査ネタで特に本人の体に異変が見当たらない平凡なネタが、コルベットに彼は一般市民同然であり命令を下す権限はどこにもないとフリーマンのハッタリに繋がっていく転がし方はちょっと意外だった。
2014-11-26 17:22:55それからコルベットが武力でスペースナイツ基地を制圧する脅迫でブレードを明け渡せと迫ればDボゥイが軍は足手まといになるから逆に自分へ協力するか、手を出すなと本人が望んでいない事を明かし、武力で制圧するなら自分を撃てとか言いだす流れは意図的か本心か知らないが上手く時間稼ぎ出来ている
2014-11-26 17:24:24そこから大統領へ極秘裏にスペースナイツを遊撃部隊として昇格させるフリーマンの交渉が展開されており、大統領直々の命令が発令されるまでの駆け引きが異様に熱い。フリーマンさん、あんたはキレ者だ。
2014-11-26 17:25:12その後Dボゥイは飯はスペースナイツの方が美味いとのネタはベタだがおそらく、第2話での食事シーンと関係があるかと。防衛軍の横槍はそれで消えた訳ではないがスペースナイツ結成までの駆け引きのドラマはラストの勝利と共にカタルシスが結構ある。
2014-11-26 17:26:37第4話ではそれまでラダムを倒すだけにこだわっていたDボゥイがぎこちなくもスペースナイツとして地球を救う使命を抱き始める。そのきっかけになる描写としてはアキの故郷も既にラダムによって壊滅させられていたとの事だが……。
2014-11-26 17:27:57この件は既に私もDボゥイの家族は死別なり敵対なりと離れ離れになっている事情を知っている事もあるが、おそらくDボゥイとアキが家族と故郷の点で帰るべき所を失った身で戦っているとの点で分かりあえる部分が見つかったのではないかと思う。
2014-11-26 17:29:08ここで少しDボゥイがスペースナイツに歩み寄ろうとすれば、テックセットのタイムリミットが遠因でブルーアース号への撤退を余儀なくされ、その為アキが負傷して周囲との空気が気まずくなり……という所で次回へ続く。
2014-11-26 17:31:05第5話についてだが、何時も作画が安定していないということは承知だったが、このカットがモロに70年代のタツノコっぽさ。 pic.twitter.com/21U6dE93jy
2014-11-26 17:32:06クレジットをみると作監&原画に加藤茂さんの名前があった。実際ダイターン3、ガッチャマンⅡ、ビスマルク等でのこの人の回はまんま先程のブレードの絵柄であり、おそらくご本人のパートだろうか。
2014-11-26 17:34:03それはさておき、この5話ではノアルとDボゥイのやりとりが熱い他に、前回の意外な伏線を回収しながら展開されていて面白い。
2014-11-26 17:38:47Dボゥイ関係では眠るアキを前にリベンジを決意する描写やミリーに前回自分が逃亡した理由(30分以上テックセットを続けると暴走する為)を明かした上、ノアルに万が一の時は自分を殺せと言う辺りは彼、大分譲歩しているかもしれない。
2014-11-26 17:40:21ここの変心はアキと似たようなバックボーンを感じて仲間意識を持ちだした事と、前回ノアルにお前を信じた結果云々と言われた事も関係なくはないだろう。
2014-11-26 17:41:13そしてノアルもアキに対する彼の仲間意識を目にして複雑そうな心境を隠しつつ日和見に入るも、30分以上戦うと彼が暴走する上、彼直々に万が一の際は自分を殺せと頼んできた事を知って初めてDボゥイへ力を貸す。ここら辺根が直情的なキャラという点も救われている。
2014-11-26 17:42:455話の山場としてはタイムリミット30分がちょうど経過してしまった事を前に動かなくなるブレード(タイムリミット直後は無防備になるらしい)を前に倒すべきか倒さないべきかを葛藤した末にやむを得ず発砲してしまうノアルの描写。彼の攻撃を回避して帰還したブレードは正気を保っていたが……
2014-11-26 17:44:23この30分のタイムリミットネタは、ノアルがブルーアース号のディスプレイから途中で腕時計(第4話のポーカーの賭けで本田さんから頂いた品)しか見ていないで30分経った!と思い込んでしまい、その腕時計を付けた腕で前回Dボゥイを殴り飛ばした際に壊れていたとのオチが……
2014-11-26 17:45:57ここ辺りの腕時計ネタは前回の時点で何気ない1シーンとしてフェードアウトするかと思えば意外な形でドラマを活かす小道具になった。ミリーが目視している正確なモニターより、その腕時計を先に目にしてしまう描写もタイムリミットが迫って切羽詰まっていた彼の心情が現れているかと。
2014-11-26 17:47:21その後本田とのほのぼのしたスパナ的なやり取りの後、ノアルがDボゥイに”お前が今度的になる際にはとっておきの腕時計を買っておく”=今度敵になった時はちゃんと仕留めると言いながらも大分毒気は取れている。序盤の山場として両者が理解し合った一歩だろう。
2014-11-26 17:48:46第6話は第7話との前後編なのであまり今は語れないが、テッカマンダガーは思ったよりあっさり降板してしまう。個人的にはもう少し活躍してほしかったが、序盤のスペースナイツの一員としてDボゥイが落ち着くまでのドラマには入れづらい点もあり仕方がない点か。
2014-11-26 17:49:49そしてあのテックセットシステムが序盤で破壊されてしまうのは意外だった。その為にペガスが新たな助っ人として参入する訳だが、テックセットシステムが解明できていない状況でどう完成する事が出来るのだろうか。
2014-11-26 17:50:43