対談関連ツイート
- misonikomioden
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イベント始まりました!場所遠くてきれいに撮れてないのですが右が中ザワさん、左が黒瀬さんです。 pic.twitter.com/9FItTxGvSm
2014-12-06 19:05:34まずは中ザワさんから、新著の内容をプレゼン。 中ザワ「日本現代美術史の魅力を述べました。この本美術史としての特徴は(1)和英バイリンガルとして出していること(2)循環史観です。(2)は簡単にいえば(美術史の)『歴史は繰り返す』ということです」
2014-12-06 19:08:32な「特徴はバイリンガルである。もう一つが循環史観という骨格。 循環史観は簡単にいえば歴史は繰り返すというもので、誰もが気づいているがちゃんと言ってないもの。
2014-12-06 19:08:49な「循環史観表は西洋美術史を前提としておき記述。 本は多様性の時代から始まる。 多様性の時代が打ち破られるのが前衛の時代。 表現主義と反芸術は密接して現れる。
2014-12-06 19:10:16中ザワ「20世紀初頭にまず前衛の沸き起こり→反芸術→多様性の時代が来ると。多様性の時代が打ち破られるのはつねに前衛から。前衛として表現主義などを制定しています。前衛のあとにすぐに反芸術が来る。反芸術は芸術の死といったイメージ」
2014-12-06 19:10:21中ザワ「そのあと、多様性の時代が長いこと続く。それが打ち破られるのが1980年代の<脱前衛>と呼ばれた新しい前衛の時代。そのあとにシミュレーショニズム。ゼロ年代はなにも生み出さなかった」
2014-12-06 19:11:20中ザワ「書き始めたのは2003年で、まだ歴史観がはっきりしていない時期でした。でも理由があって今年の後半から急にもう一度本を書き始めて、最新の前衛を取り入れることができた」
2014-12-06 19:12:35な「8章を。8章は搾取前衛。搾取前衛は注で説明している。注のほうが多い。改定前と比較すると倍以上の字数となり、新著に近い。言いたいことを言ってるのはむしろ注。それに説得力をもたせるため本文が教科書体
2014-12-06 19:14:18中ザワ「8章では2010年以降を『搾取前衛』(フクシマ前後の表現主義と反表現主義)と名付けています。カオス・タウンジと2010年の風景、スクシマ前後の表現主義など。言いたいことを自由に書いているのは注の方。それに骨格を与えるために本文がある」
2014-12-06 19:14:55な「8章はちょっと卑怯だが、2005年あたりから描き始めており、それは二艘木洋行から始まる。その後カオスラウンジなどに触れていく
2014-12-06 19:15:12な「MOTアニュアルにの企画として関から打診されたのが収蔵作品で美術史を書かないかという提案。当時は方法主義を海外派遣研修としてアメリカでやっていたが、リヴィジョニズムの権化のような表現であったにもかかわらず、日本人であるがゆえに禅ととらえられてしまい打ちのめされたこともある
2014-12-06 19:16:49な「そこで美術史をちゃんと語る時かと、そしてそのアメリカでの体験から日英バイリンガルという形式にしたルサンチマン的な理由もある
2014-12-06 19:17:35な「現代美術日本篇は三冊目の美術史テキスト。 1989年、26歳の時に書いたのが近代美術史テキスト。日グラに出品してた作品群の後、バカCG以降直前に書いた。印象派からシミュレーショニズム(ジェフ・クーンズ)まで書き、そして日本のヘタウマまで書いた
2014-12-06 19:19:56中ザワ「これが僕の3冊目の美術史書です。1989年に『近代美術史テキスト』という本を書きました。印象派から、当時の最新動向だったシミュレーショニズムのジェフ・クーンズ、へたうままでを書きました。なんで美術家なのに本を書いているのかということまで含めて、歴史観を朗読しておきます」
2014-12-06 19:20:34な「なぜ美術家が美術史を書くのか。近代美術史テキストの序から~ あなたが影響を受けた美術家は?私は影響を受けたのではない。過去に影響をあたえるのだ、と。つまり現在の目を持って過去の本質を能動的に読み取る行為にことだ。つまり現在の自分が歴史を作るのだ、と。
2014-12-06 19:21:41中ザワ「(まえがきより)歴史とはなにかといいますと、現在の目をもって過去の本質を能動的に読み解く行為を言うはずです。(略)要するに現在の自分が歴史を作る、ということが言いたかったのです」
2014-12-06 19:21:58