対談関連ツイート
- misonikomioden
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※『近代美術史テキスト』は松岡は高校生のころに買って読みました。絵も文も全部手書きの、ミニサイズのかわいい教科書です。
2014-12-06 19:23:45な「近代美術史テキストは文章、挿絵含め全て手書き。ポストモダニズムというモダニズムについて。日本の80年代について14章「ヘタうま・パルコ・反イラスト」」
2014-12-06 19:23:54中ザワ「そのあとに書いたのが、2001年の『西洋画人列伝』。全部一人称で僕が画家になりすまして(歴史を)書いた」 amazon.co.jp/%E8%A5%BF%E6%B…
2014-12-06 19:26:59な「美術史は理論である・・・とモダニズム的な考えだが、それを知りつつあえてやってるのがこれ。当時から歴史に法則主義はないと批判はあった
2014-12-06 19:27:57な「色彩と形態の二項対立で美術史が語られる。 これはコンピュータグラフィックスのビットマップとベクターのことで、それから逆算して書かれた歴史。 そしてモダニズムをちゃんとやると同語反復に至る。芸術でも同様。
2014-12-06 19:29:31中ザワ「これを書いたときのテーマは2つありました。1つめは色彩と形態の二項対立で美術史が語られる。そこから逆算して美術史を見るということでした」
2014-12-06 19:29:35中ザワ「もう1つは同語反復。民主主義のとの関係でもありまして、神や王権がいなくなると、権威が拡散し、(歴史に)同語反復が起こる」
2014-12-06 19:31:10く「改訂版で重要なのは、前衛・反芸術・多様性が30年周期で繰り返されとが表になった な「以前からこの図はあったが、やっと活字として本に載せられた
2014-12-06 19:32:47黒瀬「今回の本で大事なのは前衛・反芸術・多様性の3つが繰り返してるということですよね。この3つが循環史観を構成しているという図が(大事だと)。僕はここまで明確に言ってもらえたのは初めてだと思った」
2014-12-06 19:32:59く「ここまではっきり循環史観を提示しているのが凄い。26歳の時に近代美術史テキストを書いてその後の歴史観を作ったのがわかる。近代美術史テキストはシミュレーショニズムの作品であって、本人がそれを徹底している
2014-12-06 19:33:50黒瀬「最初の近代美術のテキストって、シミュレーショニズムの作品ですよね。中ザワさんの意識としては、80年代の先駆的なシミュレーショニズムの作家という意識があると思う。美術史全体をシミュレーションしてしまうというのが中ザワさんのたくらみだった」
2014-12-06 19:34:20く「前衛を突き詰めれば反芸術という無意味にいきつくが、個別の作品・作風をシュミレートするのではく、美術史全体をシュミレートするのが面白いとしていること。 現代美術日本篇は中ザワヒデキ中心の美術史を書いたんだな、と。その点では正史ではない、と。
2014-12-06 19:35:01な「そのとおりです。正史ではない。というか正史とは何か。正史とは権威だ。王権の時代であれば王だ。しかし今では民主主義の時代なので誰もが美術史をかけるとまで言える。
2014-12-06 19:35:49黒瀬「中ザワさんは本当はリビジョニズム(歴史修正主義)がやりたいんですよ。でもリビジョニズムは正史がないとできない。だから1人2役で両方やってる。椹木(野衣)さんに近いと思いました」
2014-12-06 19:36:41く「リビジョニズムは正史がないとできない。しかし正史も自分でかき、リビジョニズムを自分でもやる一人二役。椹木野衣の日本・現代・美術がそうで、だからあれば小説だ、01年に述べた
2014-12-06 19:36:46中ザワ「(最初の本では)5章にヘタうまが載っているんですけど、今回の本でいうと<脱前衛>。『もう前衛ではない』という意味合いで当時使われていた言葉なんですけど、これは脱前衛という名の前衛だったのではないかと今回の本でははっきり書いている」
2014-12-06 19:38:47