@IMA_channel 「80年代までは政治的社会化はさらにひどかった」 「学生の進路は大学卒業後すぐに就職というのが定まったルート。一応社会人だが、企業で働く中で、『社会の一員として行動できますか。企業もそれを認めますか』と教えられることなどない」
2014-12-12 19:46:16@IMA_channel 「企業の一員としての人生が求められる。政治的な社会化など到底無理で、先ほどの学内の話のように『真剣な政治議論』が敬遠されている。社会の一員としての聴く権利すら蔑ろにされかねない」
2014-12-12 19:46:31@IMA_channel 「社会を『作る』という意識が必要」 「しかし、ネットの中では政治談議に対する忌避感は小さいので、その点は評価できるのではないか」
2014-12-12 19:46:53@IMA_channel 「ただしネットの中の意見は多数に見えてしまうことに注意すべき」 「政治学者による、ネット上の麻生太郎支持者のツイッター分析結果によると、60%は四六時中、麻生支持の言葉を流している。」(会場笑い)
2014-12-12 19:47:07@IMA_channel 「同じ人が200回300回と流している。こうしていると、端から見たら支持が多く見える。ツイッターなどのこうした構造はまるで拡声器。」
2014-12-12 19:47:22@IMA_channel 「ところがこういう『多数派工作』を見分けるスキルも、特に若い人の方が洗練されている。だから若年よりも高齢の人のほうがだまされやすい。『ネットの中ではこんなに支持されているのか』」(会場笑い)
2014-12-12 19:47:56@IMA_channel 「しかしやはりネットでは、たとえ『多数派』を見破ったとしても、その反論が言いにくい場であることは事実。この対応は考えていかなくてはならない。」
2014-12-12 19:48:10@IMA_channel 「『サイバーカスケード』という言葉がある。インターネット上では自分にとって気に入った意見のところに集まる傾向があることだ。このような集団ではその集団内と異なる考えを言いにくくなってしまう。」
2014-12-12 19:48:37@IMA_channel 「予断だが、ポジティブが信奉されるアメリカでは、『気持ちのいい』ニュースのみを配信するサービスもある。」(会場笑い)
2014-12-12 19:48:53@IMA_channel 「このサイトにいれば『気持ちのいい』ニュースが毎日閲覧でき、『気持ちのいい』毎日が過ごせるというわけだ。『世界中でこんなに幸福なことが起こっている』とハッピーな気分になれる。」(会場爆笑)
2014-12-12 19:49:10@IMA_channel 「それはまたおかしいんじゃないかと思う」 「自分とは違っていたり自分の考えと異なる人と会えなくなってしまう」 「現在、中国漁船の珊瑚密漁が大変な問題となっている。日本の立場から見たら明らかに『ひどい』ことだ」
2014-12-12 19:49:56@IMA_channel 「しかし中国漁船の立場についてもその背景を知ることも重要だ」 「このようにお互いを知っていこうとする意欲を大切にしていきたい」
2014-12-12 19:50:04@IMA_channel 質問3.ネトウヨの僻み・嫉みの原因は所得の大小ではないということだが、私は『個性を出せ』という強要が原因ではないかと考える。『個性』は生まれた時から既にあるが、つまり強要されているのは『個性』ではなく『売り』ではないか。
2014-12-12 19:50:29@IMA_channel 質問3.今の日本は就職活動などの自己分析だけでなく小学校でも『売り』を求められる。そして『売り』を要求されすぎた結果、『売り』を発見できない人が自己の承認欲求を爆発させたのではないか。
2014-12-12 19:50:53@IMA_channel 中西氏「おっしゃられたことは『ルサンチマン仮説』だろう。そしてその恨みが『在日特権』化した。」
2014-12-12 19:51:22@IMA_channel 「みんな『売り』を作ろうと必死なのに『助けて下さい』と声を上げている弱者。それを見て弱者に対して卑怯を感じ糾弾する。こうして弱者は声を出せなくなる。社会全体が文句を言わせないように流れていく。」
2014-12-12 19:51:37@IMA_channel 「『売り』ということで、興味深い話がある。ある小学校の校長が定年を10年残して辞任したが、その理由は『貴校の売りは何でしょうか』と聞かれたことだからだ」(会場笑い)
2014-12-12 19:51:53@IMA_channel 「『小学校ですら『売り』を求められる時代になってしまった』と嘆いていた。」
2014-12-12 19:52:16@IMA_channel 「普通に授業や遊びを楽しめばいいのに、隣の小学校とは『売り』を作れという時代になった。こうした流れは90年代から出始めていた。何かを証明することが求められ続ける。生まれたばかりの子供に『お前の『売り』は何か』という親はいない」(会場笑い)
2014-12-12 19:52:38@IMA_channel 「しかし、成長するにつれて『売り』を求められる社会。誰もがこの仕組みに組み込まれてしまう」 「その時代で過激なことを言うことが自分を『証明』できるひとつの形となっているのでは。」
2014-12-12 19:52:57@IMA_channel 以上を『ルサンチマン』仮説のひとつととらえられている。しかし、その恨みつらみが誰に向けられているのか」
2014-12-12 19:53:24@IMA_channel 「ネトウヨの中には、自分と違いとても恵まれている人間として、『リア充』をその対象にする向きもある。しかしいざ『リア充』に不満をぶつけても『リア充』には効果がない。」
2014-12-12 19:53:33@IMA_channel 「すると、自分は生きていくのにこんなに努力をしているが、中には努力をしないで救済されようとしている弱者に目が向く。『特権』を持っているじゃないかと。」
2014-12-12 19:54:00@IMA_channel 「『在日特権』という言葉は実に巧妙に作られた言葉。そんな『特権』などないのに、そんな『特権』は許せない、と思い始める。生活保護の不正受給も同じ。」
2014-12-12 19:54:11@IMA_channel 「そんな雰囲気が蔓延すると、『苦しいから助けてほしい』という声を上げにくくなる。『みんな『売り』作ろうと必死なのに、『私には何もないです、きついです』などとよく平気で言えるな』」
2014-12-12 19:54:27