風評被害とは(その6)

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月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

続)(ネガティブな)スティグマを解消しようとする試みはしばしば逆効果となる。反論をするたびにその言葉がくりかえされるので皮肉なことに人々の記憶の上塗りが起きる。「風評被害」解消キャンペーンなどがそれである。

2014-12-24 11:11:40
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

続)記憶に残らないようにすること(風化)はスティグマの解消に役立つかもしれないが事件・事故そのものの重要性を考えると常に推奨できない。たとえば風化の結果、患者認定が遅れたりすることがある。スティグマ化の解消にはオープンで参加的な意思決定プロセスが有効とする研究が多い。

2014-12-24 11:16:03
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

以上が吉川さんの論考についての私のつたない要約です。

2014-12-24 11:18:59
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

「風評被害」という言葉に対する私の考え方にとくに変更はありません。sakuya.ed.shizuoka.ac.jp/koyama/public_… twitter.com/usa_hakase/sta… twitter.com/usa_hakase/sta…

2014-12-24 11:22:36
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

これまでわたしが目を通した防災計画案に「風評被害対策」などと書いてあったらすべて「過剰なリスク認知による経済的被害」などと訂正させている。「風評被害」は一方的に生産者・観光業者側の立場に立った言葉であり、中立・公正なものではないからだ。

2014-12-19 15:08:46
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

「風評被害対策」という言葉で一括すると、正当なリスク認知で危険を避ける人々まで一括して問題視することになる。そんな防災計画は市民の信頼や支持を得られるわけない。

2014-12-19 15:19:47
月野うさはかせ Prof.Lièvre @usa_hakase

誤字修正:避難→非難)続)2風評被害とスティグマ化(1)風評被害とは何か(2)用語の意味の変化(3)スティグマ化と風評被害(4)非難対象を暗示する語としての「風評被害」、3.スティグマ化の解消に向けて(1)記憶への配慮(2)参加的なプロセスを考慮したコミュニケーション

2014-12-24 11:25:55
早川由紀夫 @HayakawaYukio

岐阜新聞 御嶽山麓、苦境続く 噴火あす3ヵ月、戻らぬ客足 gifu-np.co.jp/news/kennai/20… これを風評被害と言うか?私は、そう言ってよいと思う。

2014-12-26 20:31:28
早川由紀夫 @HayakawaYukio

御嶽山が噴火して大勢の死者が出たのは事実。それを観光客が気にして宿泊を見合わせるのはまったく正当だ。どこにも虚偽はない。情報に虚偽がなくても風評被害は起こる。つまり、風評被害は情報の真偽によらない。

2014-12-26 20:33:14
早川由紀夫 @HayakawaYukio

情報が流通することによって被害が発生する。それが風評被害だ。よい情報が流通すれば評判となって客が押し寄せる。ブランドが高まる。情報が流通すれば、かならず何がしかの経済効果が発生する。

2014-12-26 20:34:33
早川由紀夫 @HayakawaYukio

生産者は、風評被害になるから情報を伝えるなと叫ぶのでなくて、マイナス情報を補って余りあるプラス情報をみずから発信する努力をせよ。

2014-12-26 20:39:07