【シューニャリアーナ藝術論】アートの歴史と諸問題
- L_O_Nihilum
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バロックとか新古典とかロマン主義とかいろいろあって 印象派がでてきてピカソとかいろいろでてきたあたりで そろそろ、「神」が死んだ ニーチェが布告しちゃったとさ(彼の「せい」では、この際ないんだけども)
2014-12-27 18:08:11以後、彼らは「自分達を下支えしていた大黒柱」を、乗り越えたように見えて、乗り越えてなかったことを知ってしまった 結局「神(大黒柱ってコレの事だ!)」の代わりを挿げ替えてきただけじゃんかってことを自覚することになった
2014-12-27 18:09:17その辺の前後で デュシャンがやってきた 「神の死」が藝術の世界にもやってきてしまったのだ
2014-12-27 18:10:23「芸術」を下支えしていたものがなくなった 「美」を下支えしていたものが亡くなった いや、そんなものほんとはなかったのかもしれない 皮肉なことに、ただの男性用トイレ…の、模写でもなんでもなく、写真が明かしてしまった
2014-12-27 18:11:14消費社会がやってきて アンディー・ウォーホルが出てきたことで、「芸術」はダブルパンチを受けた 唯一の価値がなくなっちゃうんじゃないかって錯覚に陥る人もいたほど
2014-12-27 18:11:59アートなんてコンセプトじゃないか、という、ダブルパンチ。 それ以降、ただ「美」しいだけじゃない(?)藝術もいっぱい出てきた ある意味で、アートは「自由」の道を進んだのかもしれない
2014-12-27 18:14:06そのなかで、アートはだんだん「自覚」するようになる ぼくたちを価値づけていたのは何か 展示と論文だ、と 積み重ねた文脈とそのうえでの主張のために 「アート」が繰り返されるようになった
2014-12-27 18:15:50この『文脈』に重きを置いた批評家および美学者の代表的な例に、グリーンバーグやド・デューヴなどがいる。
ちょっと違うけど、村上隆が高く斜陽する、『ハイコンテクスト』というのも、これと近い意見ではある。
かくして、「アート」はそれ自身の戦いの場所ができたのだ それに主張すること、主張をアートという形にすること。 そういったポリティクスとタクティクスが 「アート」の価値を高めるし、未来に推し進めていく。 今ぼくたちがよく議論する「現代アート」とはこういう存在なのだ たぶん、ね
2014-12-27 18:17:11現代アートの諸問題
さて いくつかこの「アート」史 問題がある というか この歴史が 物凄いスピードでほったらかしにした とんでもない問題が
2014-12-27 18:17:46「アート」って何やつだよ。 なんかアートっぽいのはいっぱいあるけど、「アート」に詳しい人に聴くと、そうだったりなかったり、そうしたかったりしたくないだけだったりな創作がわんさかある。 何か知らんが、妙にアートとか言われるのが、むずむずする。 何故だろうか?
2014-12-27 18:20:01僕のさっきのちょっとした寸劇にもトリックがある。 いつからアートになったのか、気づかなかったのでは? いつのまにかあらわれてるのだ、このアートと言う言葉。 そして、なんかアート的価値って言えるモンが登場してから、妙に「アート」って言葉が権威づけられてるのだ。
2014-12-27 18:23:43なんだか独特の価値をもつものとして、「アート」はやってきている。 でもたぶん、その地点ではすでに「Ars」の面影はないだろう。 大元のニュアンスからは、気づいたらがらんと遠くにはなれてしまってるわけで。
2014-12-27 18:24:42そして、それをアートをやってる人たちは、(その議論の文脈は良く理解していても) しっかり「これだ!」って答えは出せてない。 これがまず、一つ目の問題。 …では、何故、その答えを出すのが難しいか?
2014-12-27 18:25:21それは二つ目の問題。 『アート』を決めるモノはなにか? これだ 超難題なのだ 僕もわからんのだ
2014-12-27 18:25:59「そんなの問題にすることか?」と思う人もいる アートやってる人がアートと言えばそれがアート。 現代アートはそういう側面もある。 けれど、彼らもまた、この問題は看過しちゃならないと判っている。 なぜなら…
2014-12-27 18:26:45この問題は次のように、言い換えられるからだ。 『んじゃさ、アートじゃないものってなんだよ』
2014-12-27 18:27:11アートなるものが「ある!」ってんなら、どうしてそれがわかるんだ? 白と言う色も知らん人が、白色が解るはずない。 で、白をわかるためには、「白じゃない色」を知ってないといけない。 緑や赤とか黒とか青じゃないと知って、はじめて白にたどりつける。
2014-12-27 18:28:17「アート」だって同じだ 「アート」の定義がわかるためには、「アートじゃないもの」と区別できなきゃいけない が、誰もコイツを区別できてないのだ いちおうの「こう区別して見たら、どうよ?」はわんさかある (これが「文脈」を作ってきたのだ!) が、それらはどれもたしかな答えじゃない
2014-12-27 18:29:40哲学とか宗教とかの問題とほっとんどおなじだ 倫理と道徳の違いは何? 宗教と宗教じゃないものの違いは何? 哲学(形而上学?)とそうじゃない議論の違いは何なのさ? この辺とかとか、大体同じ悩みを抱えている
2014-12-27 18:30:37自分が何物なのか、はっきり言えない。 だから、自分がアートだと、はっきり言えるだけの根拠がない。 「お前、アートじゃないだろ?」と言われたら、ちょっと下手したときに都合よくアートから追い出される、という問題がしょっちゅう起こる。 そして、それを避けられない。 これは、やばい。
2014-12-27 18:31:40