【シューニャリアーナ藝術論】アートの歴史と諸問題
- L_O_Nihilum
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前談
「アートといえば許されるのか」という言葉は「対象が許されている」と誤認した上で発される。「なら私も許してほしい」という望みも絡まっている。
2014-12-27 03:45:52エロ同人というのは逆かもしれない。「私」ではなく「我々」だから許されると思う。集合して同人化すれば、それは「社会」であって「私」ではない。だから許されるもなにも、それが決まりごとだ。何が悪いというのだ。
2014-12-27 03:56:06「悪い」というなら、悪いのは「同人」であって「私」ではない。私を責めるな。だが、悪い「同人」とは私のアイデンティティだ。同人と成って欲望するのを止めろと言うなら、なら私はどうすればいいというのだ。何が「良い」、許されるというのだ。
2014-12-27 04:01:33そこにある面倒くさい信号を取り除くために 徒党を作る あるいは 徒党のルールで信号を作る
2014-12-27 16:51:24で、同様のことを、村上隆も会田誠も黒瀬陽平も藤島嘘もやったわけだ。 ただし「アートの上で」。
2014-12-27 16:52:26下山の途中村上隆と出会い挨拶を交わした後ヨーゼフは独りこころの中でつぶやいた。こんなことがあるものか!金が死んだことについて、この老いた日本人が、自分の國でまだ何も聞いていなかったなんて!
2014-12-27 17:38:28「アート」の歴史物語
「Art」って言葉の意味は、考えるたんびに難しい 元々の意味は美的な創作とか主張の創作などではなく Ars…職人のわざでできたモノのこと 多分だけどドイツ語の「医者」にあたるArtzなんかも語源は一緒だと思う
2014-12-27 17:52:53英Art
独Kunst
…その語源はラテン語のArsまでさかのぼるが
思想としては、「技術」を意味するギリシア語の『τεχνη』(テクネー)から来ている
テクネーからは「人工技術」を意味するTechnologyや
特殊な技巧を示すTechnique等の語が生まれている
また
Architectureと言うと『Arche-(根源、一、主)』たるTechneを持つモノという意味あいになる
Ar-と来る語は
Arkos(円、弧)を思わせる
円なるものは完全な形であり
自然が作っていながら、どことなく人工的な作為性をにおわせる
つまりArsにはそもそもArche/ArkosとしてのTechneという痕跡が見て取れる
人為的にして完全(あるいはそれを目指す)なもの。
Artにこめられたものには未だなお、ギリシアの自然哲学思想の影が残っているのかもしれない。
協力:上海帰りの髭ダンス(@Dancing_Whisker)様
だからどっちかってと柳宗義あたりが言う「職人の技」要素との共通点のほうがある ところが、「美」とかいう感性的な価値が世の中に出てきてから、話は微妙に別方向にシフトしていく だいたい、デカルトかカントのせいなんだけどね。
2014-12-27 17:54:36それまで「美」とかいう感性が扱うモノは考察や価値の対象にならんかった 正確には、あったけど、一旦中世キリスト教がやってきて、全部語っちゃダメにしちゃった それは神の作り与えたもうたモノなんだから、人間の曖昧な価値で語っちゃだめですよー、という。
2014-12-27 17:55:49デカルトさんやカントさんがでてきて変わったこと… デカルトの有名なひと言 『良識(Bon sens)は万人に均等に配分されている』
2014-12-27 18:01:49つまり デカルトは、「人間のものを見る目ってのはみんな同じように持ってるぞ」って言っちゃった センスは人間が確かなものとして持っている これを言ったことで、それ以降人間の主観が見るモノが不正確とも限らない、正しくなるかもしれないって線が見えてきた
2014-12-27 18:02:48それが、感性を考える、「美」などの人間たちのあいだの「価値」について考えることの有意義性をバックアップした そこで、カントが決着を放つ――実践理性批判にて、こいつが 『趣味判断(感性の判断)と理性の判断は別』と、でっかい事言っちゃったわけです
2014-12-27 18:04:18まだまだこのころは今の「アート」が出てきたとは言い難いけど カントは確かにそれに繋がる考えを出した
2014-12-27 18:04:49時代がちょい下って、ベートーベンとかが死んで、ロマン主義とかやってきたころ この辺で向こうの人たちは「個性」が大事だとか言い出した つまり「作り手の個性がバロメータ」になっていった
2014-12-27 18:05:53それとともに、「作品って誰のものだ?その作った人のものだろう」って発想も強くなっていった 作品とはなにか、の考えが変わっていく瞬間だ とうぜん、それを「枠づける」ところで、「アート」をほかのものと分ける動きも出てきたのだ
2014-12-27 18:06:50