異能使い第二式 リプレイ「矢城町怪奇劇」第6話-穿つ刃-

このまとめはエンターブレイン刊行の異能使い第二式のセッションの様子をリプレイ風にまとめた物です。 作中に用語説明等はされていないため、興味がおありの方はWikipediaなどでお調べください。 なお、仲間内のプレイであるため公式NPCの性格等にズレを感じることもあるかと思いますのでご注意ください。 前話 第5話-心の闇- http://togetter.com/li/760582 続きを読む
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Fu-ga @Fuga14

マリアは海を眺めていた。 アウル「結局、ここまでの旅は無駄あしでしたね」 マリア「いえ。あの人がどんな人生を送ってきたのかを知ることが出来ました。ありがとうございます」 アウル「今なら、少しわかります…政宗さんは自分のやれることを精一杯やって生きてきたのだと」 マリア「はい」

2015-01-14 18:04:11
Fu-ga @Fuga14

矢城町 アウル事務所 アウル「まずは、教会か」 御影「土方くんと僕は草薙家、叢雲家を見張るよ」 礼希「田中とえみりちゃん。それと陽子ねーちゃん大丈夫なの?」 律「うんw矢城町総合病院に入院してるけど、大丈夫だって(*´∀`*)」 風花「いろいろ、気になるし早く終わらせましょう」

2015-01-14 18:08:13
Fu-ga @Fuga14

クライマックスシーン 礼拝堂を抜け、もうひとつの扉を開けるとそこは霊園だった。その場所に一人の男性がうずくまっている。何本もの軍刀をつきたてられ。 男性「く、来るな!ここは危険だ!!」 男性の視線の先には何人もの軍服を着た兵隊がいる。 兵隊「この非国民が!我々が死んで」

2015-01-14 18:11:02
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兵隊「何故、貴様が生き残っている!」 兵隊「しかも、今の日本は惰弱している!」 兵隊「我々はこんな日本の為に死んだのではない!」 男性「わかっている…だが、貴様等を表に出すわけにはいかん!」 律「ひょっとして、政宗さんですか?」 政宗「いかにも、私は政宗次郎だが。君たちは?」

2015-01-14 18:13:56
Fu-ga @Fuga14

アウル「ようやく、会えたな( -ω- `)フッ」 風花「あの人たちを何とかするのは私たちの役目です!」 礼希「おっちゃんは下がっていて」 さて、戦闘ですが…このあと、セッションのメンバーで忘年会する都合があるから、時間も時間だし~(18時。)19時には出前も来るし…

2015-01-14 18:16:34
Fu-ga @Fuga14

今日は軽めで勘弁してやるぜ~~~~ ありがたく思え~~~~~~~~~~ けして、負け惜しみじゃないんだからね 兵隊を倒すとそれぞれ、骨やら遺品だったりした。そして、大量の勾玉が転がっている。 政宗「ありがとうございます。彼らは…」 アウル「この村出身の特攻隊の兵士だな」

2015-01-14 18:18:50
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政宗「どうしてそれを!」 礼希「おっちゃんの後を追ってきたんだぜ~」 政宗「フィリピンから引き上げてきて、この地に供養したのですが、この彼らの命日の付近になると、何故か怨嗟の声を上げて具現化してしまう。私はそれを抑えるのにここに来たのです」 律「そっか!彼らが動き出すからか」

2015-01-14 18:22:37
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風花「じゃーこの一連の幽霊騒ぎは彼らが原因か…」 政宗「私は自分が生き残ってしまったことを恥じた。だが、この国の為に、仲間達の為にできることを精一杯やって来た」 アウル「わかっている」 礼希「そうだよー!会いたいって人が待ってるよ」 政宗「そうですか…私は矢城町総合病院にいます」

2015-01-14 18:25:14
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そう言うと姿が消えていった。 律「彼もまた思いが具現化した存在だったんだ…」 エンディングシーン 看護師「あ~政宗さんね。身寄りがいないので、こちらに入院しているのですよ。あんまり意識はないみたいだけど」 大部屋の一角に政宗は寝ていた。うっすらと目を開けて、朦朧としている。

2015-01-14 18:28:21
Fu-ga @Fuga14

マリア「会いに来ましたよ…約束を果たすのに、ずいぶんかかってしまいました」 呼吸器の中から確かに政宗の息遣いが聞こえる。 マリア「あなたの人生を辿って来ました…あなたに会えて、本当に良かった…」 政宗がゆっくりと手をあげた。マリアはそれを包み込んだ。 アウル「さて、行くか…」

2015-01-14 18:32:07
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礼希「あれ~師匠いないのか」 ピンポン~扉を開けると氷室唯がいる。 氷室唯「これを、あなたのおばー様から預かって来ました。では、」 中身はお弁当だ。 礼希「ちょっと(;´д`)ノ マッテェェェ」しかし、いなくなってしまう。 田中「礼希!」 礼希「田中!!大丈夫だったか?」

2015-01-14 18:35:00
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田中「お、俺!ついにやったぜ~見せたかったな~敵が襲ってきて、俺がえみりちゃんの前に立ちはだかり、そして、変身!ライダーキックで吹っ飛ばしてやったぜ!\( ̄^ ̄)」 礼希「お、(* ̄0 ̄)/ オゥッ!! なんにしても無事で良かった」 田中「後でみんなで初詣いこうぜ」

2015-01-14 18:48:53
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礼希「( ̄0 ̄)/ オォー!! でも、師匠、どこに行ったんだろう?」 アウル マリア「おかげさまで、思いを叶えることが出来ました。ありがとうございますm(_ _)m」 アウル「いや、良かったw」 マリア「それで、もう1つお願いが」 アウル「なんなりと(´-ω-)」

2015-01-14 18:51:15
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マリア「時々、政宗さんの様子を知らせて欲しいのですが…」 アウル「お安い御用です。かしこまりました」 マリアはイギリスに帰っていった。 ピエロ「アウルさ~ん( ̄∀ ̄) お茶をいれマシータ( ^ω^)_凵」 アウル「く、またホイップまみれではないかヽ(`Д´)ノ 」 ピエロ「アハ」

2015-01-14 18:54:08
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御影「じゃー尚也くんは草薙家。僕は、叢雲家を見張るよ~」 土方「分かりました」分かれて見張ることに。すると、草薙家から母が出てきた。そこに近づいてくるものが。 母「楓!無事で良かった。お母さんが天老院にはうまく言うから、お願い!自首してね~悪いようにはしないから(´;ω;`)」

2015-01-14 18:57:25
Fu-ga @Fuga14

ストーム「母さん…わかってるよ…」 母「楓!さ、行きましょう」 ストーム「父さんも母さんも、風花がいいんだろ?」 母「そんなことないわよ。ね。」 ストーム「あの日、風花が剣の声を聞いたというとき。あの時から、二人は俺を見なくなった…」 母「!」 ストーム「母さんだって!」

2015-01-14 19:00:36
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ドス!何かが刺さる音がする。鋼を伝わって母の血が流れ出す。 ストーム「風花がいいんだろ?」 母「か、楓…」 土方「あ~御影さんなんで電話出ないのかな?あ!いけない!!」割ってはいる。 土方「ダメだよ!!!」 ストーム「邪魔するな!」 土方「させない!」土の壁を張る。

2015-01-14 19:03:13
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一方風花は剣と対話をしていた。 風花「どうして、私なの?」 剣「さて、私にもわからない。なんせ、現在は完璧な状態ではないからね」 風花「どうしたら…」 剣「戦うことを躊躇っていたら、君は殺されてしまう。彼らは本気だ」 風花「…」 剣「君は今、優しさというものに逃げようとしている」

2015-01-14 19:08:30
Fu-ga @Fuga14

剣「優しさだけでは、人は救えない」 そこに、電話がなる。 御影「風花ちゃん。落ち着いて聞いて欲しい。お母さんがね…」 急いで、病院に向かう。意識不明の重体。 父「ははは…風花。父さん、もうどうしていいかわからないよ…」 風花は拳を握り締めた。 土方「僕がついていながら…」

2015-01-14 19:11:12
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土方「本当に申し訳ない!! ○| ̄|_ 」 風花「いえ、いいんです…やったのは兄さんですか?」 土方「ああ、逃げられてしまったよ。僕も力になるから!一緒に頑張ろう!!」 風花「ありがとうございます…」更に拳に力を入れる。 風花「父さん。私。いえ、草薙家の次期当主として…」

2015-01-14 19:15:44
Fu-ga @Fuga14

風花「兄を倒します。だから、しっかりしてください!そして、見ていてください」 風花の凛とした声が廊下に響いた。 御影「いや…唯ちゃんも酷だね。どんだけ追い詰めるつもりかな?」高台から病院を見下ろす。 御影「しかし、自分の携帯電話なのに好きな時に出れないとはね…風花ちゃん…」

2015-01-14 19:18:27
Fu-ga @Fuga14

律 花束をもってもう1度霊園に来ていた。そして、墓と思われるところに献花していく。 律「安らかに眠ってください。倒してしまってごめんなさい」 ドン。太鼓の音と鈴の音が聞こえてくる。 律「神楽…」 すると、目の前に巫女の格好をした女性が現れた。 律「円…さ…ん?」 円は微笑んだ。

2015-01-14 19:22:39
Fu-ga @Fuga14

円はこの地に眠るものたちの安らぎのための神楽を舞っている。 律「あの時と同じだ…」 この神楽の意味を律はすぐに理解した。 矢城町も1年が終わろうとしている。 そして、新たな展開が待ち受ける。 続く 次回 「交錯する想い」です。お楽しみに~ さて、宴会だw

2015-01-14 19:26:49
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