湊かなえ『告白』英訳版が全米図書館協会アレックス賞を受賞!(過去の受賞作の邦訳一覧付き)
全米図書館協会のヤングアダルト図書部門が毎年授与している「アレックス賞」(Alex Award)の今年の受賞作が2015年2月2日に発表された。湊かなえ『告白』(英訳版)やアンディ・ウィアー『火星の人』など10作品が選ばれた。
この賞は「ヤングアダルト世代に薦めたい一般書」を選出する賞で、1998年から授与されている。前年に刊行された書籍(ノンフィクション含む)から毎年10作に贈られる。
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2000年の受賞作
1999年の受賞作
1998年(第1回)の受賞作
関連Togetter
まとめ
湊かなえ『告白』が米国『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙で2014年ミステリーベスト10に選出される
まとめました。
◆関連Togetter
東野圭吾『悪意』が英国『フィナンシャル・タイムズ』紙で2014年ミステリーベスト5に選出される(2014年12月20日)
http://togetter.com/li/757017
中村文則がアメリカのミステリー雑誌の表紙を飾る!(2014年12月12日)
http://togetter.com/li/756731
宮部みゆき『模倣犯』の英訳・電子出版(全5巻予定)がスタート、京極夏彦『巷説百物語』の英訳予定も(2014年12月20日)
http://togetter.com/li/759874
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全米図書館協会のその他の賞
全米図書館協会にはヤングアダルト図書部門(部会)以外にもさまざまな部門がある。同協会の児童書部門は、英訳された児童文学を対象とする「バチェルダー賞」(Batchelder Award)を毎年授与していて、こちらでは過去に日本の作品が受賞したこともある。
全米図書館協会(児童書部門)バチェルダー賞を受賞した日本作品
- 2009年 上橋菜穂子『精霊の守り人』
- 2008年 宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー』
- 1997年 湯本香樹実『夏の庭 The Friends』
- 1983年 丸木俊『ひろしまのピカ』
また、全米図書館協会のレファレンス・利用者サービス部門(部会)では毎年、ミステリやSF、ファンタジー、ホラーなどいくつかの部門を設定してそれぞれのジャンルの最高推薦図書を選定している。2012年のミステリ部門では最終候補5作の中から東野圭吾『容疑者Xの献身』がその栄誉を勝ち取った。(2012年の選定作一覧)