複製技術時代の芸術と政治

派手そうでいて、実は案外地味なので、できれば認知度を上げたいテーマ。 #A_P を使ってくれるとありがたいです("Aesthetics and Politics")。
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@odg1967

またかと言われそうですが、『美学辞典』 http://bit.ly/auqBu5 の「かたち」の項目はモダニズムの精神史的な起源に触れているので重要だと思います。カント美学との繋がりでいえば、カッシーラー『自由と形式』 http://bit.ly/93bfHG が基本書か。

2010-03-23 04:54:38
@ayoshino

ご紹介ありがとうございます。拙稿はともかく、良い本だと思いますのでぜひ。 RT @odg1967 たまたま買ってあったイギリス船間期のモダニズム本『転回するモダン』 http://bit.ly/a9EwoR をめくってみると、音楽の観点からイギリスのモダニズムを論じた第16章

2010-03-23 08:48:57
@odg1967

@ayoshino いや、大変な論文集です。「はじめに」の歴史主義批判の激烈さにはちょっとびっくりしました。歴史学についての議論の中では、ぼくもある種の歴史主義とある種の精読との緊張関係について考えたつもりなのですが……。歴史主義と批評の関係に興味のあるひとは読むべき文章ですね。

2010-03-23 09:20:13
@odg1967

「はじめに」の註には、この本と同じような問題意識で編まれた論文集として『愛と戦いのイギリス文化史 1900‐1950年』 http://bit.ly/be8nKE が、先行研究として、宮本陽一郎『モダンの黄昏』 http://bit.ly/cnLfBI が挙げられています。

2010-03-23 09:29:50
@ayoshino

@odg1967 ということは、これもご興味がおありになるかもしれませんね。http://tinyurl.com/yhdu7ta

2010-03-23 09:30:55
@odg1967

日本思想のひとの参入を待っているので、日本のモダニズム研究の古典として、橋川文三の『日本浪漫派批判序説』 http://bit.ly/9gfEsQ を挙げておきますか。

2010-03-23 09:31:21
@odg1967

@ayoshino おお、ありがとうございます。英語青年、論文の字数が少なめなので敬遠していたのですが、是非とも入手したいと思います。

2010-03-23 09:35:29
Takada Hirofumi @h_takada1978

「各国のモダニズム」ではないのですが、ティエリー・ド・デューヴ『芸術の名において――デュシャン以後のカント/デュシャンによるカント』(http://bit.ly/ckR0e1)などはどうでしょう。確か第三章がモダニズム論。 QT @odg1967: 各国のモダニズムについての文献

2010-03-23 12:08:44
@odg1967

@h_takada1978 面白そうというか、大胆な問題設定の本ですね。もうちょっと安ければ買っちゃうんですが。

2010-03-23 14:20:10
@elefanti25

@sophia0027 @odg1967 Griffinは当該書は見ていませんでしたが、The Nature of Fascismは少し見た記憶があります。非常に雑駁に言ってしまうと諸価値の崩壊する状況下で民族なり国家なりの神話による再生に訴える、というストーリーであったかと

2010-03-23 17:02:22
@elefanti25

ただ、そういうニヒリズム的状況を前に新たな神話に訴えるのか、能動的ニヒリズム(帰太虚)の方をむしろ徹底するのかというのはわりと微妙な問題なのでは、とおもいます。微妙というのはつまり、一般論で語るのは難しいという

2010-03-23 17:09:20
@elefanti25

たとえばフランスで最初にファシズムを自称したフェソーって団体は、まあナショナリストと言っていいモーラス派のアクシォン・フランセーズからむしろ決別してできた団体だったりするので

2010-03-23 17:18:03
@elefanti25

ファシズムの思想的分析として古典的なのはマンハイムの『イデオロギーとユートピア』だと思うんですが、あれにはどういうふうに書いてあったか確認するように>自分

2010-03-23 17:24:47
Takada Hirofumi @h_takada1978

@odg1967 かなり挑発的な本です。ファシズムとのからみについてはほとんど言及なしですが、確か政治の審美化は、「何でもいいことを為せ」というモダニズムの至上命題のなかに超越的な目的因を読み込むことに起因している、みたいな指摘があったように思います。

2010-03-23 17:29:52
@waschmaschine

このへんの議論が深まること希望。国によっても違うのでしょうかね。 RT @elefanti25: ただ、そういうニヒリズム的状況を前に新たな神話に訴えるのか、能動的ニヒリズム(帰太虚)の方をむしろ徹底するのかというのはわりと微妙な問題なのでは…

2010-03-23 19:18:45
丁稚どん @detti_don

@odg1967 詩限定ですが、声の祝祭』(名大出版会)は日本のモダニズムを考えうる上で有用だと思います。

2010-03-23 20:19:02
@waschmaschine

古本で注文した田野大輔『魅惑する帝国』が届いたので、ベットでゴロゴロと読む。以前@odg1967 さんがtogetterのブックリストで挙げていた本。政治の美学化に関する理論的分析は正直物足りないが、ナチの党大会や文化政策の実情が意外とダメダメだったことがわかっておもしろかった。

2010-03-24 18:52:21
noby @nob_de

些細なことですがそれをブックリストであげたのは私かも。ナチズム関連研究では日本語でなかなか読めない内容ですRT @waschmaschine 古本で注文した田野大輔『魅惑する帝国』が届いたので、ベットでゴロゴロと読む。以前 @odg1967 さんがtogetterのブックリストで

2010-03-24 18:58:28
@Waschmaschine

それは失礼しました! 紹介ありがとうございました! RT @noby_germany: ..それをブックリストであげたのは私かも。ナチズム関連研究では日本語でなかなか読めない内容..RT @waschmaschine ...田野大輔『魅惑する帝国』.. @odg1967 さん..

2010-03-24 19:03:59
@odg1967

モダニズムの精神史を探るには文化政策の話も不可欠なので、重要な本だと思います。収拾が付かなくなりつつありますが、ブックリスト、どんどん追加して下さい。 @noby_germany @waschmaschine 田野大輔『魅惑する帝国』……ナチの党大会や文化政策の実情

2010-03-25 06:26:17
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